Mars&Jupiter

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ウィリアム・マッコーリーのフルートと弦楽のための5つのミニチュアを聴く

2014-04-03 06:21:51 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1917年生まれのウィリアム・マッコーリーが、
1958年に作曲したフルートと弦楽のための5つのミニチュアである。
ウィリアム・マッコーリーはアルバータ州エドモントン近くの
トゥフィールドに生まれたカナダの作曲家・指揮者であり、
編曲者・トロンボーン奏者・ピアニストとしても活躍した。
彼は16歳からピアノを学び、ダンス・バンドで腕を鍛え、
1936年から編曲者・トロンボーン奏者・ピアニストとして働き、
その後カナダ空軍でバンドマンとしてだけでなく、
パイロットとして5年間軍役を務めた。
その後管弦楽団の楽団員としても活躍し、
作曲をアラン・ホヴァネスやハワード・ハンソンなどに学び、
指揮法をピエール・モントゥーに学んだ。
今回聴いたCDは、ジョゼフ・マリアーノのフルート、
ハワード・ハンソン指揮、イーストマン=ロチェスター管弦楽団による演奏
第1曲「冒険好きな」は、弦のピチカートに乗り、
フルートが旋律を奏でて始まる軽快な曲で、
チェロとフルートが活躍し、最後物足りなさそうな感じで終わる。
第2曲「悲しみにみちた」は、フルート中心に活躍し、
悲しみにみちたというタイトル通り、やや暗いトーンで曲が進行する。
第3曲「巧妙な」は、軽快な弦楽器の動きと、
フルートのあざやかな演奏技術が発揮される曲である。
第4曲「けだるい」は、弦楽器のみで始まる。
けだるさを感じさせる旋律にフルートが入り、
弦楽器とフルートで旋律を絡み合わせていく。
第5曲「気まぐれな」は、フルートの軽快な旋律で始まり、
弦楽器がそれをフーガ風に展開し、最後さわやかに終わる。
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