ポルトガルのリスボンを旅行したときのこと。古びたカフェに入り、案内されたテーブルで撮った写真。
きれいに整えられたテーブルクロスの脇にあった、古びた柱。いつの時代のものかわかりませんが、長年の間に凹み、欠け、傷のついた柱が傍にあるだけで、何か不思議な心地よさがあります。
自分以前のものがあり続けるというのは、それだけで安堵感のようなものがあります。それは、古い様式の柱であっても、庭に植わっている木々であっても、使い古された道具であっても。
そんな感覚を楽しめるようなモノのつくり方には、あこがれるなあ。形のデザインもさることながら、正しく古びていく素材の選び方が大事なんだろうと思います。
ちなみに、このカフェで出てきたケーキは絶品! 旅行先で出会う「大当たり」には幸せな気分になりますね。
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