た・たむ!

言の葉探しに野に出かけたら
         空のあお葉を牛が食む食む

初心

2011年01月06日 | essay
 気がつけば新年になっていた。家々の玄関には松が飾られ、立ち話をする人たちは年末年始という言葉を使い、そう言えば私も誰かにお年玉をあげ、どこかでおせち料理を食べた気がする。仕事に追われて意識が朦朧としていたのだろう。こういう、季節も暦もないような生活をいつまで続ける気なのか。

 山の端に まだ見ぬ景色を 思ふ春

 新年になり変わるものが壁掛けカレンダーと挨拶だけでは寂しい。今年こそは。今年こそは。
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