二十歳の若さでこの世を去った
君に。
もうジョギングシューズを履かないのだね。
走ることがあんなに好きだったのに。
体育教師になるのが夢だと語っていたのに。
いつも、あんなに笑っていたのに。
幾晩も眠れないほどもがき苦しむ闘病の末に
笑顔を残して死んでいった
君に
ずっと若い君に
先立たれて
どうすればいいのだ?
自分がいかに命の無駄遣いをしてきたかを
反省すればいいのかい?
自分がいかに他人の命を軽んじていたかを
思い知ればいいのかい?
祈れば
祈ればすべて、許してもらえるのかい?
君よ。
どうか、答えてくれ。