
11月15日、一関市大東町摺沢の渋民というところで、「フサアカシア(房アカシア)」と思われる木の種子を見ました。何年か前の早春に、枝先に濃黄色の頭状花序を総状につけたのを見た記憶があるので、たぶん「ミモザ」とか「ミモザアカシア」とも呼ばれている植物だと思うのですが、植物図鑑などには「常緑高木」と書かれていますので、あるいは違う植物かもしれません。




フサアカシア(房アカシア)マメ科 アカシア属 Acacia dealbata
オーストラリア南東部とタスマニア原産の常緑高木で高さ10~15mになる。明治初年に渡来し、公園樹や庭園樹として暖かい地方で植栽されているという。
葉は付加緑色で大型の2回羽状複葉。小葉は30~40対ある。2~4月、枝先に濃黄色の頭状花序を総状につける。豆果は扁平、濃褐色で長さ3~12cm。
よく似た「ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)Acacia baileyana」は、(葉が銀色に光っているので「銀葉」の名がつけられたという)もよく栽培されているが、こちらの葉は羽状複葉で、小葉は8~25対ぐらいとのこと。