peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

サンシュユ(山茱萸)の赤い果実2

2005年11月26日 | Weblog




 きょう(11/26)は、朝から天気が良かったので、厳美町にある一関市博物館の講座に出席するついでに、真湯まで行ってみました。ブナの木はすっかり葉をおとしてしまっていましたが、黄葉をつけた木も見られました。

 須川岳(栗駒山)に登る道路のゲートは閉ざされていました。来年の5月12日までは通行できないようです。

 一関市博物館の庭に植えられているサンシュユ(山茱萸)の赤い実が太陽を受けてとてもきれいでした。







サンシュユ(山茱萸)ミズキ科 ミズキ属 Cornus officinalis
早春の日差しを受け、黄色の小さな花のかたまりを木全体に段々のように咲かせるので、「ハルコガネバナ(春黄金花)」とも呼ばれる。

 朝鮮、中国原産の落葉小高木で、樹高は5mほどになる。樹皮は灰褐色で鱗片状にはがれる。

 花期は3~4月、葉が出る前の短い枝の先に、20~30個が線香花火のようにつく。直径は1.5~3cm。花が終わると葉が伸び出し、長さは4~12cmになる。葉は対生し、卵形または楕円形で、裏面の主脈の基部には褐色の毛が多い。

 日本には江戸時代中期に原産地の朝鮮半島から薬用植物として入ってきたが、早春の観賞用花木としても親しまれてきたという。現在では観賞用の花木として公園や庭園に植えられていることが多い。

 秋には1.5cmほどの果実(核果)が赤く熟すが、その果肉を干したものが漢方の「山茱萸」で、和名はその音読みとのこと。赤い実にちなみアキサンゴ(秋珊瑚)とも呼ばれる。

トサミズキ(土佐水木)?の果実

2005年11月26日 | Weblog


きのう(11/25)、国道456号線を北上して盛岡まで行って来たのですが、途中寄り道して石鳥谷町の戸塚森森林公園に登ってみました。

 町民の憩いの森として、桜や連翹、紫陽花、ドウダンツツジ、山躑躅などが植えられ、整備されていましたが、トイレは閉鎖されて使用できない状態でした。





トサミズキ(土佐水木)マンサク科 トサミズキ属 Corylopsis spicata
高知県(土佐)の山地に自生しているのでこの名があるが、一般には公園や庭によく植えられ、植木、盆栽、切花にもされる落葉低木。

 幹は高さ2~4mになる。枝は雁木状に屈折しながら細い分枝を多数出す。葉は有柄で互生し、倒卵状円形で長さ5~10cm、葉脈が平行に走り、基部がハート形をしている。表面は無毛でしわがあり、縁には波状の鋸歯がある。

 3~4月、葉に先立って前年枝の先や節から穂状花序を垂らし、6~8個の香りの良い淡黄色の花を開く。花房は長さ2~4cm。花の色は仲間の「ヒュウガミズキ(日向水木)」より濃く、萼や花穂の軸には長い毛を密生する。花弁は5個。雄しべの葯は暗紅色。

 果実は果で、直径8~10mmほどの球形で、先端に2個の花柱が角状に残る。熟すと2裂し、黒色の種子を2個出す。種子は長さ3~5mmの楕円形で光沢がある。ヒュウガミズキより大きく毛が多い。 分布:四国(高知県)
参考:春に咲いたトサミズキ(土佐水木)の花 以下の3枚