peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奈良県明日香村の石舞台古墳とハルジオン(春紫苑)

2006年05月25日 | Weblog




5/11(木)、奈良県明日香村島の庄にある奈良交通の「石舞台古墳」バス停に着いたのは11:00頃で、雨は止んでいました。




 案内板に「店・休憩所・トイレ」と書かれている建物の方に進んで行くと、広い芝生の公園がありました。
 疲れていたので、休憩しようとしたら、遠足か何かで来た小学生たちが沢山いました。石の上にシートを敷いて腰掛けて、おにぎりなどを食べながら休息しました。



方向案内板には、100mとあります。石舞台古墳に関する説明盤などもありました。
 浅田萬葉社が発行している「空からみた明日香」には、石舞台古墳について、次の記述があります。
「石舞台古墳[特別史跡]明日香村島の庄 :上部の封土が失われ、玄室の巨石が露出したもので、わが国最大級の石室をもつ方形墳。昭和8年の発掘調査で、上円下方の安定感と造形的な美しさをもつ墓陵であり、周囲に堤と空堀のある壮大なものと推定される。中でも天井部に使われている石は、長さ12.5m、幅17.9m、厚さ8.9m、重さ77トンもある巨石で、すぐれた巨石運搬技術で築造されたことを物語っている。また、この島の庄には蘇我馬子の庭園があったことから、馬子の墓(桃原の墓)とする説もある。]
なお、築造は7世紀初めと推定され、名前の由来は、天井石の上面が広く平らだからとも、ここでキツネが舞姫となって舞ったから、とも言われているそうです。















ハルジオン(春紫苑)キク科 ムカシヨモギ属 Erigeron philadelphicus
北アメリカ原産の多年草で、日本には大正時代に園芸植物として入ってきたという。戦前に先ず関東に広がり、戦後になって都市周辺を中心に各地に広がり、今では道端や田の畦道などに生え、どこでも目につくようになった。

 高さ30~100cmほどになり、全体に軟毛がある。5~7月、伸び立った茎先に直径2~2.5cmの小菊に似た頭花を数個ずつ咲かせる。花色は白または淡い紅紫。

 秋に咲く別属種の「ヒメジョオン(姫女苑)」に良く似ているが、茎は中空で、茎の中部の葉の基部は茎を抱いている。また蕾のうちはうなだれているのが特徴。別名:ハルジョオン(春女苑)

奈良県明日香村野口のシュロ(棕櫚)

2006年05月25日 | Weblog


5/11(木)、「天武・持統天皇陵」を見た後、もとの「赤がめ」のバス停(奈良交通の周遊バス)に戻る。まだ少し雨が降っているものの、止みそうな気配。
 次は「国営飛鳥歴史公園石舞台地区」にある「石舞台古墳」まで行くというのでバス停で待っていたら、シュロ(棕櫚)の花が咲いているのを見つけました。




シュロ(棕櫚)ヤシ科 シュロ属 trachycarpus fortunei
暖地によく植えられている常緑高木で、高さは5~10mになる。中国原産と考えられているが、暖地には野生化しているものも多く、九州南部のものは自生とする説もあるという。

 幹は円柱形で暗褐色の繊維に覆われている。この繊維は縄やたわし、ほうきの原料として利用される。

 葉は掌状に細く深く切れ込み、長い柄があり、直径30~80cm。トウジュロ(唐棕櫚)と違って葉先が折れ曲がるのが特徴。

 5~6月に、小さな花を密生させた黄白色の大きな数の子のような花穂が葉の間から垂れ下がってつく。ふつう雌雄別株。果実は秋に藍黒色になる。

 類似種に、葉先が垂れない「トウジュロ(唐棕櫚)」があり、シュロより葉柄が短く、葉は小形で先がピンと立っている。このトウジュロに対してワジュロ(和棕櫚)とも呼ばれる。

 なお、トウジュロとシュロの雑種と考えられる中間的なものも見られるという。

一関市厳美町のブルー・ベリー(Blueberry)

2006年05月25日 | Weblog



5/21(日)、真湯の「巨木の森」に行った帰りに、一関市厳美町の国道342号線沿いにある「愛菜ファーム・ブルーベリーハウス」に立ち寄りました。
 日曜日で店が開いていましたので、ブルーベリージャム入りのソフトクリームを買って食べました。酸っぱさとソフトクリームの甘さがミックスして、とてもおいしかったです。

「観光ブルーベリー園」があり、夏の終わり頃にはブルーベリーの生食も楽しむことができます。
 その後、観光ブルーベリー園に入り、咲き始めた花を撮らせてもらいました。







ブルー・ベリー(Blueberry)ツツジ科 スノキ属 Vaccinium corymbosum
スノキ属の中で果実が青~藍黒色に熟すグループを「ブルーベリーBlueberry」と呼び、日本に自生している「クロマメノキ」も同じ仲間だという。

 アメリカ原産の落葉性低木で数種あるが、日本で最も広く栽培されているのは、アメリカ合衆国東部に分布する「ハイブッシュ・ブルーベリー(Highbuh Blueberry)」から育成された品種とのこと。

 高さ1~3mの落葉低木で、4~5月に白い壺形の花が咲く。7~8月には直径約1cmほどの果実が藍色または黒紫色に熟す。果実は白い粉をかぶっていて、甘くて香りがよく、生食するほかジャムなどに利用される。