peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

オクトリカブト(奥鳥兜)

2006年09月24日 | Weblog
北上市立花のオクトリカブト(奥鳥兜) 9月24日(日)





北上市立花の展勝地公園内に「みちのく民俗村」がつくられています。この「みちのく民俗村」は、北上川流域の古民家や歴史的建造物などを復元・保存し、村の民俗と昔の暮らしを再現する東北最大級の野外博物館です。

 ことしで15回目を迎えた「みちのく民俗村まつり」が、9/23(土)と9/24(日)に開かれ、無料公開されましたので、9/24に妻と共に行ってきました。

 この日は、青少年伝統芸能発表会(5団体)や餅つき、花嫁の川渡し、昔なつかし花嫁道中、芸能公演(「飯豊鬼剣舞」「行山流口内鹿踊」)などが行われました。

 園内につくられている小さな毒草・薬草園に「オクトリカブト(奥鳥兜)」の花が咲いていました。



オクトリカブト(奥鳥兜)キンポウゲ科 トリカブト属 Aconitum japonicum

キンポウゲ科トリカブト属の仲間で青紫色の花をつけるものには、「オクトリカブト」のほか、「ホソバトリカブト(細葉鳥兜)」、「ミヤマトリカブト(深山鳥兜)」、「ハコネトリカブト(箱根鳥兜)」、「キタダケトリカブト(北岳鳥兜)」、「ハクサントリカブト(白山鳥兜)、「サクライウズ」などが知られているが、この「オクトリカブト」の名は、陸奥(みちのく)に多いことから付けられたという。なお、「トリカブト(鳥兜)」の名は、花の形が舞楽のときにかぶる冠(鳥兜)に似ていることによる。

 山野の渓流沿いや林内、沢筋など湿ったところに多い多年草。高さ0.6~2m、林縁では斜上し、草原では直立する。葉は5~7裂する

 秋(8~10月)に濃い青紫色の花を咲かせる。北海道、本州の山地に分布するトリカブト類は、アコニチン系アルカイドを含む有毒植物として知られる。本種は世界で2番目に毒性の強いトリカブトといわれている。 

 分布:北海道(札幌以南)、本州(中部以北)