


8/25(金)、奥州市前沢区、一関市、平泉町にまたがる「束稲山(たばしねやま)」は、標高595.7mの低山ですが、その頂上に「ヤマナシ(山梨)」の木が生えていて、実(果実)をつけていました。もしかして、誰かが梨の木を植えたのかもしれません。








ヤマナシ(山梨)バラ科 ナシ属 Pyrus pyriforia
山の中腹のやや湿った所に生える落葉高木で、高さは5~10mぐらいになり、樹皮は黒っぽい。葉は互生し、長さ6~15cmの卵形~狭卵形で、先は鋭く尖り、縁には細かい針状の鋸歯がある。
花期は4~5月。直径2~3cmの白い5弁花が開く。花は栽培品とほとんど同じ。果実は直径2~3cmの球形で、9~10月に熟すが、酸味が強く、硬くてじゃりじゃりしていておいしくない。分布:本州~九州
果樹として栽培されているナシ(梨)は、このヤマナシ(山梨)を改良したものと考えられているが、日本に野生しているヤマナシは人家近くの山に多いことから、本来の「自生」ではなく、中国から入ってきて栽培されていたものが野生化したという説もある。栽培の歴史は古く、江戸時代には150以上の品種があったといわれている。