10/10(火)、一関市東山町長坂にある唐梅館公園の花壇に「サルビア・グアラニチカ」が花を咲かせていました。花壇を整備する人たちが働いていましたが、顔見知りの人たちでした。
サルビア・グアラニチカ(メドーセージ)シソ科 アキギリ属 Salvia guaranitica
「サルビア(Salvia)と「セージ(Sage)」は同じ仲間(シソ科アキギリ属)で、前者が学名、後者が英語での呼び名である。この仲間は原種だけでも世界の温帯から熱帯に900種以上あるといわれており、今でも新しい種類や改良品種が続々と園芸市場に登場しているとのこと。
日本では、熱帯原産の種類は1年草として、温帯原産のハーブなどは多年草から一部木質化して低木となるものまで、バリエーション豊かに育てられる。
「サルビア・グアラニチカ(ガラニチカ)」は、サルビアの一種で南米原産。花茎やほう(萼)の色は黒に近く、花は濃い青紫。性質は極めて丈夫で、春に鉢や庭に植えておけば、夏には1mぐらいに育ち、6~11月頃まで長い間次々に花を咲かせ続ける。花の中の方に蜜があり甘い。
何故か「メドー・セージ」の名称で売られることが多いが、本物のメドー・セージはヨーロッパ原産の「サルビア・プラテンシス(Salvia.pratensis)」を指すという。しかし、現実には、本家より贋物の方がずっとメジャーになってしまったので、事態は複雑である。(グアラニチカにはanise-scented sageという英名がある。)
なお、Salvia(サルビア)は、ラテン語の「Salvare(治療)」「salveo(健康)」が語源とされる。この種の植物は薬用になるものが多いという。