10/20(金)、秋田市寺内大畑にある最北の古代城柵官衙(かんが)遺跡「史跡・秋田城跡」を訪ねた際、比較的近くに「菅江真澄の墓」や「古四王神社」などがあるというので、歩いて行ってみました。
その時、蜜柑色に熟した実を沢山つけた「タチバナモドキ(橘擬)」を見つけました。
タチバナモドキ(橘擬)/ホソバトキワサンザシバラ科 トキワサンザシ属Pyracantha angustifolia
中国原産の常緑低木で高さ3~4mになる。枝の先端は刺状になる。葉は狭長楕円形。花も実も美しいので庭園樹や生垣、盆栽、公園樹によく利用される。
5~6月、直径8mmほどの白色5弁花を開く。果実は直径6~8mmの平たい球形で、秋に橙黄色に熟す。
名前の由来は、果実の色や形がミカン科のタチバナに似ていることによるという。葉の裏面に白い毛が多いのが特徴。分布:中国西南部
よく似た「トキワサンザシ」は葉が倒皮針形から卵形で、果実は秋に赤く熟す。「インドトキワサンザシ」は葉が長楕円形または皮針形で果実は秋に赤く熟す。
なお、一般には「ヒマラヤトキワサンザシ」「タチバナモドキ」「トキワサンザシ」などをまとめて、「Pyracantha:ピラカンサ」と呼ぶことが多い。