2011年5月24日(火)、一関市東山町「柴宿団地」(東山町長坂字柴宿)の愛宕神社の近くにある十字路の道路端に群生しているアジュガ・レプタンスが淡紫色の花を沢山咲かせていました。日本に自生する「ジュウニヒトエ(十二単)」と区別するために、「セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)」とも呼ばれているようです。
シソ科 アジュガ(キランソウ)属 Ajuga:アジアの温帯、熱帯に40種分布する常緑宿根草で匍匐性。葉は楕円形、広楕円形。花は春から初夏に咲き、紫色が多い。
アジュガ・レプタンス シソ科 アジュガ(キランソウ)属 Ajuga reptans
別名:セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)、セイヨウキランソウ。
ヨーロッパから中央アジア原産の耐寒性多年草で最も多く栽培されている。特徴:株の中から花穂(かすい)を立ち上げ、青紫色の花の塔が並んでいるように咲いて行く。斑入りや紅紫色など、葉色の変化も多く、地面を覆って広がるので、グラウンドカバープランツとしても利用されている。品種も多く紅色葉の’パープレア’cv.Purpureaが、普通にグラウンドカバーとして栽培される。ほかに、アジュガ’マルチカラー’が知られる。
日本産にはジュウニヒトエ(十二単)A.nipponensisがある。葉が灰色で春の姿は良いものである。。花期:5~6月。
栽培管理:強健で、日なたでも半日陰でも良く育つが、高温多湿で光が不足すると腐りやすい。春と秋に出回るポット苗を購入し、水はけのよい場所に植える。増殖は株分けで殖やす>[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「色・季節でひける花の事典820種(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]