peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市狐禅寺のイワガラミ(岩絡み) 2011年6月18日(土)

2011年06月18日 | 植物図鑑

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http://www.kasen.net/@2/kitakami/07/chitos-b/chitos-b.htm [千歳橋の記念碑]

2011年6月18日(土)、県道19号(一関大東)線の北上川に架かる大橋「千歳橋(ちとせばし)」の狐禅寺側の岩壁に生えているイワガラミ(岩絡み)が、枝先に白い装飾花の1個が目立つ花序をつけていました。ツルアジサイ(蔓紫陽花)のすぐ近くにあったので、はじめはわかりませんでした。

http://www.museum.city.ichinoseki.iwate.jp/icm/02collection/det22.html [洪水に備える:千歳橋の歴史]

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イワガラミ(岩絡み) ユキノシタ科 イワガラミ属 Schizophragma hydrangeoides

山地に生えるつる性落葉木本。茎や枝から気根を出して岩や木に這い上る。茎は太いものは直径約8㎝にもなり、樹皮は厚い。葉は対生し、長さ3~10㎝の広卵形で先は鋭く尖り、縁には粗くて鋭い鋸歯がある。5~7月、枝先に白い装飾花が目立つ花序をつける。装飾花は1個の蕚片が大きく花弁状になったもので、長さ2~3㎝の卵形。両性花は小さく、多数集まってつく。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]

イワガラミ(ユキノシタ科) Schizophragma hydrangeoides Sieb.et Zucc.

特徴:山地に生育する落葉性のつる植物。茎はよく枝分かれし、地表を這い、枝から小さい付着根を出して岩や樹木をよじ登り高さ10~15mになる。樹皮は褐色。葉は赤味がかった長い柄があり対生する。葉身は広卵形で先が尖り、縁に鋭く尖った粗い鋸歯がある。葉の表面は黒味を帯びた緑色で、しばしば白緑色の斑点がある。花は7月頃、枝先に伸びる散房花序に多数付く。花序の外側には白色で三角状卵形の花弁状の蕚片1枚をもつ中性花(飾り花)、内側には両性花を付ける。果実は蒴果で球状。

ツルアジサイ(蔓紫陽花)は葉柄が長く緑色で、葉身の縁は細かい鋸歯をもち、中性花の萼片は3~5枚(普通は4枚)なので区別できる。分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では丘陵地や山地の林床にやや普通に見られるが、丘陵地に多い。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦:編著)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%A4%A5%EF%A5%AC%A5%E9%A5%DF [peaの植物図鑑:一関市東山町「唐梅館公園」のイワガラミ(岩絡み)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35044044&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:真湯のイワガラミ(岩絡み)]


一関市狐禅寺のツルアジサイ(蔓紫陽花) 2011年6月18日(土)

2011年06月18日 | 植物図鑑

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2011年6月18日(土)、県道19号(一関大東)線の一関市狐禅寺と舞川の間の北上川に架かる大橋「千歳橋(ちとせばし)」の狐禅寺側の岩面に這い上っているツルアジサイ(蔓紫陽花)が花を咲かせていました。花の盛りは過ぎていましたが、花弁状の4個の萼片がある装飾花がまだ残っていました。

http://www.iwanichi.co.jp/michi/ichi_titosebasi.htm [岩手日日新聞社~あの道この道:千歳橋(一関市)]

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ツルアジサイ(蔓紫陽花) アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea petiolaris

「ユキノシタ科」→「アジサイ科」に変更。

ツルデマリまたはゴトウヅルともいう。山地のやや湿った所に生える落葉つる性木本。イワガラミ(岩絡み)Schizophragma hydrangeoidesと同じように、気根を出して岩や木に這い上る。葉は対生し、長さ4~12㎝の卵形で先は尖り、縁に細かく鋭い鋸歯がある。6~7月、枝先に小さな両性花のかたまりをつけ、その周りに白い装飾花をつける。装飾花は直径2~4㎝で、花弁状に変化した萼片が普通4個ある。雄しべも雌しべもない。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]

ツルアジサイ(ゴトウヅル)(ユキノシタ科):Hydrangea petiolaris Sieb.et Zucc.

特徴:山地に生育する落葉性のつる植物。茎は多数枝分かれして地面を這い、細かい付着根を多数出して木の幹や岩をよじ登り、高さ10~15mになる。樹皮は褐色で縦に薄く剥げ落ちる。葉は長い柄があり対生する。葉身は卵形または円形で、先は鋭く尖る。基部は心形で縁に鋭い鋸歯がある。

花は7月頃、枝先に付く集散花序に多数咲く。花序の中央は両性花、その周辺には中性花(飾り花)を付ける。両性花は小型で花弁、萼片とも5枚で目立たない。中性花には3~5枚(普通4枚)の白色で、大型の花弁状の萼があり目立つ。果実は小さく球形。分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では山地のブナ林やサワグルミ・トチノキ林の林床にごく普通に生育する。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦:編著)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/73f706566f3bb4f85dfda7ce1f2100c7 [peaの植物図鑑:一関市狐禅寺のツルアジサイ(蔓紫陽花)]


一関市東山町「柴宿団地」のドイツスズラン 2011年5月24日(火)

2011年06月18日 | 植物図鑑

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2011年5月24日(火)、一関市東山町「柴宿団地」(東山町長坂字久保)の幅の広い道路沿いにある民家の花壇に植えられているドイツスズランが、白くてかわいい鈴のような花を沢山咲かせていました。

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ドイツスズラン ユリ科 スズラン属 Convallaria majalis

ヨーロッパ各地に広く分布する耐寒性多年草で、ヨーロッパでは5月祭に欠かせない花である。。「スズラン」の名で園芸店などで売られているのはこのドイツスズランで、日本に野生するスズランより花が大きく、香りも強い。葉は幅が広くて光沢がある。また日本のスズランC.keiskeiは花茎が葉より低いが、ドイツスズランは花茎が葉と同じくらいの高さになるので花がよく目立つ。園芸品種には花がピンクのもの、八重咲きのもの、葉が斑入りのものなどがある。花は可憐だが、有毒植物。花期は4~6月。

管理:高温乾燥を嫌うので、夏に日陰になる落葉樹の下などに植える。鉢植えは春と秋は日なたに置き、夏は日陰に移す。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&西東社発行「色・季節でひける花の事典820種(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/doitu-suzuran.html [ドイツスズラン(独逸鈴蘭)]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/1460.html [ドイツスズラン:園芸ナビ 植物図鑑]

http://www.hana300.com/suzura.html [鈴蘭(スズラン)]

http://yasashi.info/su_00002g.htm [スズランの育て方:ヤサシイエンゲイ]

http://item.rakuten.co.jp/chigusa/c/0000000418 [ドイツスズラン(ピンク、縞斑、八重咲き、大輪、:千草園芸]