http://www.kasen.net/@2/kitakami/07/chitos-b/chitos-b.htm [千歳橋の記念碑]
2011年6月18日(土)、県道19号(一関大東)線の北上川に架かる大橋「千歳橋(ちとせばし)」の狐禅寺側の岩壁に生えているイワガラミ(岩絡み)が、枝先に白い装飾花の1個が目立つ花序をつけていました。ツルアジサイ(蔓紫陽花)のすぐ近くにあったので、はじめはわかりませんでした。
http://www.museum.city.ichinoseki.iwate.jp/icm/02collection/det22.html [洪水に備える:千歳橋の歴史]
イワガラミ(岩絡み) ユキノシタ科 イワガラミ属 Schizophragma hydrangeoides
山地に生えるつる性落葉木本。茎や枝から気根を出して岩や木に這い上る。茎は太いものは直径約8㎝にもなり、樹皮は厚い。葉は対生し、長さ3~10㎝の広卵形で先は鋭く尖り、縁には粗くて鋭い鋸歯がある。5~7月、枝先に白い装飾花が目立つ花序をつける。装飾花は1個の蕚片が大きく花弁状になったもので、長さ2~3㎝の卵形。両性花は小さく、多数集まってつく。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]
イワガラミ(ユキノシタ科) Schizophragma hydrangeoides Sieb.et Zucc.
特徴:山地に生育する落葉性のつる植物。茎はよく枝分かれし、地表を這い、枝から小さい付着根を出して岩や樹木をよじ登り高さ10~15mになる。樹皮は褐色。葉は赤味がかった長い柄があり対生する。葉身は広卵形で先が尖り、縁に鋭く尖った粗い鋸歯がある。葉の表面は黒味を帯びた緑色で、しばしば白緑色の斑点がある。花は7月頃、枝先に伸びる散房花序に多数付く。花序の外側には白色で三角状卵形の花弁状の蕚片1枚をもつ中性花(飾り花)、内側には両性花を付ける。果実は蒴果で球状。
ツルアジサイ(蔓紫陽花)は葉柄が長く緑色で、葉身の縁は細かい鋸歯をもち、中性花の萼片は3~5枚(普通は4枚)なので区別できる。分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では丘陵地や山地の林床にやや普通に見られるが、丘陵地に多い。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦:編著)」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%A4%A5%EF%A5%AC%A5%E9%A5%DF [peaの植物図鑑:一関市東山町「唐梅館公園」のイワガラミ(岩絡み)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35044044&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:真湯のイワガラミ(岩絡み)]