peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢区佐倉河のタカノハススキ(鷹の羽薄) 2013年7月7日(日)

2013年09月02日 | 植物図鑑

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2013年7月7日(日)、いわて生協水沢店(奥州市水沢区佐倉河)に行ったので、近くを散策しました。この周辺には田んぼなどが未だ沢山残っています。農家と思われる民家の菜園の縁に植えられているタカノハススキ(鷹の羽薄)が、鷹の羽のように見える葉を展開していました。

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イネ科 ススキ(ミスカンサス)属 Miscanthus:日本原産のタケ、ササ以外のイネ科植物のうち最も重要な種類で、17種。世界の温帯地に人気がある。冬に地上部が枯れる宿根草。葉は細長で株もとから密生する。

ススキ(薄/芒) イネ科 ススキ(ミスカンサス)属 Miscanthus sinesis

種類や品種が多くいずれも強健で庭園、花壇の境界植栽、鉢植えなどに重用される。日本では特に十五夜の満月の月見の宴には欠かせない。最近多くの品種が発表されている。古い品種にはシマススキ(縞薄)cv.Variegatus、タカノハススキ(鷹の羽薄)cv.Zebrinusがある。

また葉が直立、黄段斑が入る’ストリクタス’cv.Strictus、大型のハチジョウススキ(八丈薄)M.condensatusの中斑品種、’キャバレー’cv.Cabaret、白覆輪の’コスモポリタン’cv.Cosmopolitanはアメリカで命名されたものである。欧米ではこれらはススキの品種として扱われている。他種のカリヤスM.tinctorius、カリヤスモドキM.oligostachyus、オギM.sacchariflorusなども栽培され、いずれも斑入り品種がある。栽培:繁殖はいずれも株分けされる。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

タカノハススキ イネ科 ススキ属 Miscanthus sinesis var.zebrinus 江戸時代から知られているもので、ススキの園芸品種のひとつである。葉に黄色のトラ斑が入って美しいので、庭園に植えられる。別名:トラフススキ(虎斑薄)。高さ1.5~2m。開花期:9~10月。原産地:日本。[ブティック社発行「花の名前の手帖(秋・冬編)夏梅陸夫・写真と文」より]

タカノハススキ イネ科:現代、ススキを庭に植える人は少ない。「万葉集」巻八で庭の花ススキを詠んだ石川広成のような万葉人と違い、現代では秋の風物詩としての舞台は、もっぱら山野の自然植生。ただ、例外的に庭で楽しむススキもある。葉の細いイトススキタカノハススキ。葉の横縞の斑の並びを、タカ(鷹)の尾羽根に見立てて名づく。[朝日新聞社発行「花おりおり 愛蔵版その五(湯浅浩史・文)」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35785915&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市室根町のタカノハススキ(鷹の羽薄)2010年10月9日(土)]