2013年9月11日(水)、奥の細道を訪ねて(第14回)~金谷山(かなやさん)の芭蕉句碑&ススキ(カヤ)
JR信越本線・直江津駅(北口)前(新潟県上越市中央1-2-7)にある HOTEL CENTURY IKAYA(ホテル センチュリー イカヤ)の2階にあるレストラン&カフェ「セビオーラ」で昼食をした後、芭蕉句碑があるという金谷山公園に向かいました。
(上と下)金谷山(かなやさん)と呼ばれている山の中腹に造られている「金谷山公園」。ロッジや公衆トイレなどが整備されている。尖り屋根の建物が日本スキー発祥記念館(新潟県上越市金谷山)。
(下)一本杖スキーのレルヒ大佐の像がある丘を右手に見ながら坂道を下って行きます。
(上と下)「金谷山公園」のおおきな案内板の傍に変わった形のものがありました。(右)
(上と下)少し近寄って見ても「日時計かな」と思うぐらいでよくわかりません。
(上)「建設省国土地理院」の銘板がついていて、「人工衛星による地殻変動観測点(高田)」と書かれていました。
松尾芭蕉は、「奥の細道」の旅の途中、直江津と高田に宿をとっています。元禄2年(1689年)、高田城下の医師・細川春庵を訪ねて残した句が「薬欄にいづれの花を草枕」という句です。この句碑は薬師堂の反対、金谷山(かなやさん)への坂道を登りきる手前左側の旅館・対米館の近く(50mほど離れた道路の上)に建てられていました。
(下)バスツアーの一行は、一本杖のレルヒ大佐の像が建つ小高い丘にのぼって行きましたので、私も後を追いました。ススキ(カヤ)が花を咲かせていました。直江津の街も良く見えました。
(上と下)金谷山スキー場より市街地を見下ろすレルヒ像
http://www.onyx.dti.ne.jp/sissi/episode-35.htm [日本にスキーを伝えたのはオーストリア将校]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%AA%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%83%92 [テオドール・エードラ・フォン・レルヒ(Wikipedia)]
ススキ(薄・芒)/カヤ(茅) イネ科 ススキ属 Miscanthus sinensis
平地や山地の日当たりの良い場所に普通に見られる大形の多年草。高さは1~2m。茎は多数束になって出て、大きな株をつくって群生する。ススキはすくすく立つ木(草)の意味であろうという。漢字には芒、薄などが使われる。また茅(カヤ)は、この葉で屋根を葺くことから刈屋根の意味という。秋の七草のひとつとして、オバナ(尾花)の名でも親しまれている。古名の尾花は花穂の姿による。
葉は細長い線形で、幅1~2㎝でかたく、縁はざらざらしていて、手などを切りやすい。中央の脈は太く、葉裏はやや粉白色を帯びる。葉鞘は長く茎を包み、茎の節よりも長い。花期:7~10月。茎の中軸から多数の枝を広げ、長さ15~30㎝ほどの花穂を出し、2個ずつ対となった小穂を密に付ける。小穂は長さ5~7㎜で、基部に長さ7~12㎜の毛を密生し、白色または黄褐色。ときに紫色を帯びる。また内穎(ないえい)には長さ8~15㎜の芒(のぎ)がある。花の時期の穂は褐色、実の時期の白い穂は日本の秋を代表する風景のひとつ。
変異が多く、葉の細いもの、穂が紫色を帯びるものなどがある。また、細い葉のイトススキ、葉に淡黄色~白い横縞の入るタカノハススキや、白い斑入りのシマススキなどの園芸種もある。分布:日本全土、朝鮮、中国。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38471743&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市厳美町祭畤(まつるべ)のススキ(薄/芒)・カヤ(茅) 2011年9月27日(火)]
バスは、(下)ツアー第1日目の日程表に記載されている五智国分寺や居多神社(越後国一宮)、琴平神社に向けて出発です。