2015年12月3日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。「花の館温室」の「亜熱帯温室」エリアに植栽されているオオタニワタリが大きな葉を展開していました。
チャセンシダ科 オオタニワタリ属 Neottopteris :一般にチャセンシダ属(アスプレニウム Asplenium)として分類されるが、そのうちで、単葉で葉脈が葉の周辺の連結脈ですべてつながっているものを「オオタニワタリ属」という。日本および近接地域の2種がよく知られている。
オオタニワタリ チャセンシダ科 オオタニワタリ属 Neottopteris antiguum
日本の暖地、済州島、台湾より南(東南アジア熱帯雨林気候区)原産。樹上や岩石などに着生する常緑多年生シダで、根茎は塊状で放射状に多数の単葉を出す。葉は革質で長さ40~100㎝ぐらいになる。耐寒性もあるが、高温多湿半陰であれば良く生育する。室内でも充分生育するが、カイガラムシ、ナメクジに注意する。他にシマオオタニワタリがある。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]