2015年12月10日(木)、「世界の椿館・碁石」(岩手県大船渡市末崎町字大浜280-1)に行ってきました。大温室内の数か所に展示されていた鉢植えのニューギニア・インパチェンスが、何種類かの花色の異なる花を咲かせていました。
ニューギニア・インパチェンス ツリフネソウ科 インパチェンス(ツリフネソウ)属 Impatiens×hawkeri(=New Guinia Hybrids)
1969年に、アメリカ農務省とナーセリーの合同探検隊が、パプア・ニューギニアで収集したインパチェンス・ホウケリI.hawkeriをはじめとする多くの原種から育成された園芸品種。特にアイオワ大学で育成された品種群に、この名がつけられた。大株になり、花径7㎝を超える巨大輪もある。葉は中肋に赤や淡黄色の斑が入り、花色は赤、紫赤、橙、桃色などタイプが豊富にある。現在も国内外の育苗会社で育種が盛んに行われ、その結果、最近では耐寒性も増し、周年を通して鉢花として人気がある。
園芸品種に’ハンク’cv.Hanko、’サターニア’cv.Saturnia、’イシス’cv.Isis、’カルーセル’cv.Carusel、’ライラ’cv.Leilaなどがある。花期:周年。栽培:鉢植えでは、有機質を多量に配合した用土を好み、水分の要求はきわめて高い。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]