© 毎日新聞 提供 たわわに実ったリンゴを収穫する親子連れ=岩手県宮古市崎鍬ケ崎で2021年11月13日、中尾卓英撮影
2021年11月21日(日)発行の「毎日新聞」に”リンゴ大夢「でっかいね」復興願う岩手県品種の収穫体験”という見出しの記事が掲載されています。
”東日本大震災からの復興を願う岩手県のオリジナル品種のリンゴ「大夢」などの収穫体験が宮古市崎鍬ケ崎の南澤果樹園であった。親子連れら20人が「でっかいね」と歓声を上げ、次々にもぎ取っていた。
大夢は県農業研究センター(北上市)がふじなど2種を交配して開発した品種で、ふじの約1.5倍の500グラムほどになり、2011年に命名した。夏場に冷涼な季節風やませを受ける宮古地域の農家11軒で栽培研究会を組織し、昨年には80アールで9トンを収穫した。
同果樹園の山崎慎弥さん(29)は、度重なる台風被害を乗り越え3.5ヘクタールに30種のリンゴなどを栽培。参加者はふじや王林、シナノゴールドの中から玉太りの良い15個を収穫し、最後に大夢を1個ずつもぎ取った。
市内から参加した東谷美輝さん(12)は「大好きなリンゴが近くで生産されていて幸せ」と話し、岩田はなさん(13)は「帰ったらアップルパイにして家族で食べる」とほおを真っ赤にしていた。大夢は南澤果樹園(0193・62・0858)で11月末まで販売する。【中尾卓英】”