
ジャイアントパンダ国家公園四川臥竜エリアで発見された「中華盆距蘭」。(資料写真、成都=新華社配信/程躍紅)
(更新)ジャイアントパンダ国家公園で新たなラン科植物発見 四川省
新華社 - 昨日 16:58
【新華社成都1月16日】中国四川省のジャイアントパンダ国家公園四川臥竜エリアでこのほど、同省で発見記録がないラン科植物「中華盆距蘭(Gastrochilus sinensis)」が確認された。

臥竜国家級自然保護区管理局シニアエンジニアで、三江保護ステーション副ステーション長の程躍紅(てい・やくこう)氏とチームメンバーは2021年3~4月、同保護区で生物多様性調査を実施。その過程で常緑樹と落葉広葉混交林の樹幹に着生するラン科盆距蘭(Gastrochilus)属植物を発見した。形は「台湾盆距蘭(Gastrochilus formosanus)」と似ているが、外観の細部に違いがあり、研究・分析の結果、四川省でこれまで記録されていない「中華盆距蘭」であると特定した。

ジャイアントパンダ国家公園四川臥竜エリアで発見された「和民盆距蘭」。(資料写真、成都=新華社配信/程躍紅)
今回の調査では、保護区内で同種の個体群約30株が発見された。(記者/余里)

四川省の臥竜国家級自然保護区で野生ラン科植物の科学調査を行う専門家。(資料写真、成都=新華社配信/何暁安)

ジャイアントパンダ国家公園四川臥竜エリアで発見された「和民盆距蘭」。(資料写真、成都=新華社配信/程躍紅)

ジャイアントパンダ国家公園四川臥竜エリアで発見された「和民盆距蘭」。(資料写真、成都=新華社配信/程躍紅)

ジャイアントパンダ国家公園四川臥竜エリアで発見された「和民盆距蘭」。(資料写真、成都=新華社配信/程躍紅)