peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

アスチルベ(Astilbe)

2008年06月28日 | Weblog
一関市大東町摺沢のアスチルベ(Astilbe)
 2008年6月26日




2008年6月26日(木)、一関市大東町摺沢地区にある大東図書館に
近い民家の庭で「チダケサシ」が花を咲かせていました。

一関市東山町のアスチルベ(Astilbe)
 2007年6月15日


2007年6/15(金)、一関市東山町長坂の東山郵便局の近くに
ある花壇にピンクの花と白い花を咲かせた「アスチルベ」が
ありました。











アスチルベ(Astilbe)ユキノシタ科 アスチルベ(チダケサシ)属
Astilbe×arendsii
アスチルベ(チダケサシ)属の植物は、日本を含む東南アジア
や北アメリカに約12種が分布する。根茎をもつ宿根草(多年草)
で、山地の湿地に「アワモリショウマA.japonica」などが自生
する。

園芸界で「アスチルベ」と呼んでいるのは、ヨーロッパで交雑
によってつくられた園芸種で、その親には日本に自生するアワ
モリショウマやチダケサシなども含まれる。

高さは60~80cm。茎はかたくて細く、葉は根生し2~3回3出複葉
を互生する。6~7月、中心より花茎を出し円錐花序をつける。
茎の先にピンクや白色の小花が長さ30~50cmの穂になってびっし
りとつき、長期間開花する。切花や花壇によく、植えっぱなしで
も平気で、寒さにも強く、育てやすいので、温帯各地で広く栽培
されている。鉢植えに向く矮性種もある。近年はこれらの種間交
雑が盛んになり、多くの品種が作出され、日本にも欧米から導入
されている。

花色は変化が多く赤、紅、桃、白、藤色など豊富。桃紫色の
「アメシストcv.Amethyst」、ピンクの「スプライトcv.Sprite」、
濃紅の「ファナルcv.Fanal」などが有名である。ほかにも
「グロリア・パープレアcv.Gloria Purpurea」、「イーリヒト
cv.Irrlicht」などがある。
[栽培]繁殖は株分けがふつう。[花期]初夏から秋。

シャスター・デージー

2008年06月27日 | Weblog
一関市大東町摺沢のシャスター・デージー
 2008年6月26日




2008年6月26日(木)、一関市大東町摺沢地区にある大東図書館の
近くの民家の庭(国道343号線沿い)で、「シャスター・デージー」
が花を咲かせていました。





シャスター・デージーキク科 レウカンセマム属
Leucanthemum×superbum
草丈60~70cmの多年草。アメリカの著名な育種家バーバンクL.Burbank
が1920年頃作出した園芸植物。同属のマクシマムL.maximum、フランス
ギク、ラクストレL.lacustreの3種間及びハマギクNipponanthemum
nipponicumを交配して育成したとされたが、その後、チシマコハマギ
クArctanthemum arcticumと交配したものと推定されている。

耐寒性が強い。頭花の径6~7㎝で、園芸品種には二重咲き、八重咲き、
また黄色花のものがある。
[栽培]株分けで繁殖するが、矮性で播種する品種もある。[花期]5~6月。
レウカンセマム属 Leucanthemum
ヨーロッパ及びアジア北部に約20種が自生する。一年草または多年草。
属名は「白い花」の意。クリサンセマム’ノース・ポール’L.paludosum
cv.North Pole、フランスギクL.vulgareなどがある。

スイセンノウ(酔仙翁)/フランネルソウ

2008年06月26日 | Weblog
一関市大東町摺沢のスイセンノウ(酔仙翁)
 2008年6月26日






2008年6月26日(木)、一関市大東町摺沢にある一関市大東図書館
近くの民家の庭で「スイセンノウ(酔仙翁)」が沢山花を咲かせて
いました。







一関市東山町のスイセンノウ(酔仙翁)
 2007年6月18日





2007年6/18(月)、一関市東山町長坂にある東山公民館の職員用
駐車場出入口の所に植えられていた「スイセンノウ(酔仙翁)」が
紅紫色の花を多数咲かせていました。
また、東山町松川の市営住宅近くの民家の庭には紅色のスイセン
ノウが咲いていました。






スイセンノウ(酔仙翁)ナデシコ科 センノウ(リクニス)属
Lychnis coronaria
アフリカ北西部、ヨーロッパ東南部から中央アジアに分布する
2年草または多年草。(本来は多年草だが、ふつう秋か春に種子
をまく2年草として扱われる。)

草丈は30~80cmぐらい。株全体(茎や葉)を白い綿毛が包み、
非常に丈夫な草花。陽光と乾燥を好み湿潤を嫌う。石垣や傾
斜面でもよく育つ。

花径は2.5cmほどで、花色は紅紫や紅色、まれに白や桃色も
見られるという。花期:晩春から秋。

種小名coronaria(花冠のような)は、花の華麗さに由来し、
和名「スイセンノウ(酔仙翁)」は、ほろ酔いの仙人を連想
したものだが、「センノウ(仙翁)」は、古く京都の仙翁寺
で栽培されたことにちなむとのこと。

別名:フランネルソウ。英名:rose campion,mullein pink,
dusty miller。
センノウ(リクニス)属 Lychnis 耐寒性の一年草または多年草で、
北半球の温帯、寒帯に約35種、日本には8種が分布する。春、
夏に紫、赤、橙紅、桃、白の花を単生または集散状につける。
属名はギリシャ語lychnos(灯火)を花色に結びつけたもの。

仲間には「フシグロセンノウL.miqueliana」や「マツモト
センノウL.sieboldii」などがある。

ニゲラ/クロタネソウ(黒種草)

2008年06月25日 | Weblog
ニゲラ/クロタネソウ(黒種草)
「ナナ・ブルー・ミジェット」 2008年6月20日




2008年6月20日(金)、一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)の諏訪前地区
の民家の畑(花壇)に「クロタネソウ(黒種草)/ニゲラ」の園芸種
「ナナ・ブルー・ミジェットcv.Nana Blue Midget」と思われる植物
が花を咲かせていました。花の盛りを過ぎて、ほとんどが果実になっ
ていました。







一関市東山町のニゲラ/クロタネソウ(黒種草)
2007年6月15日


2007年6/15(金)、一関市東山町長坂の東山郵便局のそばにある
花壇に「ニゲラ/クロタネソウ(黒種草)」が咲いていました。







ニゲラ/クロタネソウ(黒種草)
キンポウゲ科 ニゲラ(クロタネソウ)属
Nigella damascena
南ヨーロッパ原産の1年草で、草丈は60~80cmとなる。茎は
直立し、よく分枝する。葉は羽状に深裂し、裂片は糸状に細
裂する。

花弁は糸状に細裂した総苞に包まれる。花は直径3~4cm、花
弁状の萼片は白または淡紫、淡桃、青など。花弁は退化して
小さい蜜腺状になる。

花期は5~6月。非常に丈夫で育てやすく、花壇、鉢花、切花、
ドライフラワー(果実のみ)に利用し、種子は消化作用のある
ハーブとして用いる。

花後に真っ黒な光沢のある種子の入った、膨らんだ果実をつけ
る。種子にはアルカイド(ダマニセン)や揮発性油(ニゲルエ
ール)を含み、矯臭薬に使われる。

「ナナ・ブルー・ミジェットNigella damascena cv.Nana Blue
Midget」などの園芸種には一重から八重咲き、矮性から高性種
などがある。
別名:ニゲラダマスケナ、ラブインナミスト(love-in-a-mist)

[栽培]日当たりのよい場所を好む。性質は強健。繁殖は種子に
よるが、嫌光性種子だから厚めに覆土する。[花期]5~6月。
ニゲラ(クロタネソウ)属 Nigella
主に地中海沿岸から西アジアに約14種が分布する。和名は「ク
ロタネソウ(黒種草)」。草丈40~80cmになる直立の一年草で、
花壇、鉢物、切花などに利用される。

オニゲシ(鬼罌粟)/オリエンタル・ポピー

2008年06月24日 | Weblog
一関市川崎町のオニゲシ(鬼罌粟)
 /オリエンタル・ポピー 2008年6月20日








2008年6月20日(金)、一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)の諏訪前地区
にある民家の畑(花壇)で、「オニゲシ(鬼罌粟)」が花を咲かせて
いました。この畑には、この他にも沢山の草花が花を咲かせていまし
たので、追ってアップロードしたいと思っています。





オニゲシ「ピコティー」 cv.Picotee と思われるもの





オニゲシ(鬼罌粟)ケシ科 ケシ(パパベル)属
Papaver orientale
地中海沿岸からトルコ東部、イラン北部あたりを原産地とする多年
草。茎も葉も剛毛が密生するのが特徴で、これが和名「オニゲシ(
鬼罌粟)」の由来になっている。「オリエンタル・ポピー Oriental
poppy」とも呼ばれる。葉は羽状に深く切れ込み、裂片は披針形また
は長楕円形。

5~6月頃、高さ50~120㎝ほどの花茎が立ち、直径10~15㎝ほどの
大きな花が咲く。花は赤、朱赤、白、ピンクで底の部分(基部)に
黒または黄や白の大きな斑点が入るものや、白色に黄斑の入るもの
もある。蕾は下向きだが、開花すると上を向く。花弁は4~6枚で倒
卵形。
寒さに強く、一度植えると毎年春に根株から芽を出す。
「ダブルーン cv.Doubloon」「ピコティー cv.Picotee」などや
八重を含めて園芸品種は多く、庭園や花壇に植栽される。
[栽培]株分け、根挿しなどで簡単に増やせる。一度定着したもの
は、数年間、植替えしないほうがよいとのこと。[花期]春から夏。
ケシ(パパベル)属 Papaver
旧世界及び北アメリカに約60種が分布する一年草または多年草。
花は放射相称で単一頂生する。白色の乳液をもつ。