2012年5月27日(日)、一関市博物館主催の藤沢の文化財巡りツアーに参加して藤沢町の様々な文化財を観てきました。最初に見せていただいたのは、藤沢町黄海(きのみ)字小日形にある樹高45m余、樹周7.5m、直径1.8mという町指定天然記念物のイチョウ(公孫樹/銀杏)でした。
熊谷慶二郎氏宅の前庭を通って屋敷林に生えている大木を見せていただいたのですが、庭に植えられていたクレマチスが丁度見頃を迎えていました。 (上)熊谷氏宅のすぐ近くの道路沿いにカスリン台風(昭和22年9月16日)、アイオン台風(昭和23年9月17日)、台風6号(平成14年7月11日)時の洪水位の表示塔がたてられていました。 (上)車道から眺めた天然記念物の大イチョウ(公孫樹/銀杏)(下)熊谷慶二郎氏宅。 クレマチス キンポウゲ科 クレマチス(センニンソウ)属 Clematis クレマチスとはセンニンソウ属の学名だが、園芸界ではカザグルマやテッセン、その他の原種を交雑して育成された園芸品種の総称として使われている。このクレマチスのことをテッセンと呼ぶ人が多いが、本物のテッセンは花が小形で、6個の花弁状の萼片をもち、花柄に苞がある。クレマチスの花が大形の品種はほとんどが8個の萼片をもち、この点ではカザグルマの形質を強く受け継いでいる。花の色は白、紫、青、ピンク、赤などがある。花期は平野部では5月中旬、山間部では6月初旬。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]