2012年5月29日(火)、一関市花泉町の「花と泉の公園」の「ぼたん園」(一関市花泉町老松字下宮沢)を観てきました。出入口から250mほど奥にある「日本ぼたん協会指定見本園」には、300種1500本の牡丹が植栽展示されていますが、この日はあまり咲いていませんでした。
(上)ぼたん園管理事務所。(下)ぼたん橋とトイレの方向板。
(下)トイレ。ここまで来て入口に戻るのはイヤですが、このトイレが利用できるので安心です。
(上)これらの真っ赤な花をつけた牡丹の傍に「サンダーボルト」Thunderbort の名札がありました。すぐ隣には「ボアレス」Boreas の名札もありましたので、画像はこの2つが混じっているかもしれません。
ボタン(牡丹) ボタン科 ボタン(パエオニア)属 Paeonia suffruticosa
ボタン科はボタン属1属で、約30種がユーラシア大陸と北米に分布している。ボタンは中国北西部の原産と考えられ、はじめは薬用として栽培されていたが、6~7世紀頃から園芸品種がつくられるようになった。日本へは天平時代(729~749年)に渡来したといわれ、江戸時代には既に160種以上の品種が知られていた。現在栽培されているのは30~40種。台湾の国花。
茎は直立し株立ちとなり、高さ1.5~2mになる耐寒性落葉低木。別名:フカミグサ(深見草)。葉は有柄で、互生、2回羽状または2回3出羽状複葉。小葉は長さ4~10㎝の卵形~卵状披針形で、普通先端が2~3裂し、裂片の先は尖る。裏面は白っぽい。
5月頃、今年伸びた枝の先端に大きな一花をつける。花径は品種によって異なるが、直径20~30㎝の大輪もある。花の色は白、紫、紅色、淡紅色、黄色などいろいろある。花弁は一重咲き、八重咲き、8個~多数あり、倒卵形で先は不規則に切れ込む。萼片は5個で先端に小突起がある。雄しべは多数あり、葯は黄色で線形。雌しべは2~5個で、基部を袋状になった花盤が取り囲む。果実は袋果で熟すと縦に裂ける。種子は黒色で多数。根の皮は牡丹皮(ぼたんび)と呼ばれ、鎮痛、解熱、消炎などに用いられる。用途:庭木、鉢植え、花材。栽培:繁殖は接木。
牡丹・サンダーボルト Thunderbortは、アメリカで品種改良されたボタンで、シルクのような光沢のある黒く見えるほど濃赤な花びらが鮮烈な印象を与えます。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「同・園芸植物」&下記Webサイトより]
http://item.rakuten.co.jp/chigusa/846160/ [楽天市場:ボタン・サンダーボルト(千草園芸)]
http://www.engei.net/Browse.asp?ID=67429 [牡丹(ぼたん):サンダーボルト(黒系)]
http://museede102.blog55.fc2.com/blog-entry-339.html [ムッシュTの気ままミュージアム 2012・春の牡丹祭り!(5)]
http://www.nippon-botan.jp/guide/index.html [日本ぼたん協会:ぼたん図誌]