2016年8月12日(金)、一関市立渋民市民センター(一関市大東町渋民字伊勢堂)に行きました。ゲートボール場の傍に造られている花壇にサルビア・スプレンデンス/スカーレット・セージと共に植栽されているマリーゴールドが橙~黄色い花を沢山咲かせていました。
マリーゴールド キク科 タグテス(マンジュギク)属 Tagetes
熱帯及び温帯アメリカとアフリカ(1種)に、約50種が分布する一年草または多年草。属名はエトリアの神の名のタゲースTagesに因(ちな)む。
マリーゴールド Tagetes spp.
古くから改良が進み、多数の品種があるが、大別して「マンジュギク」の和名があるアフリカン・マリーゴールドT.erectaと、和名「クジャクソウ」のフレンチ・マリーゴールド T.patula、及び良種の交雑種の系統がある。
アフリカン種はメキシコ原産の一年草。草丈1~1.5mになるが、20㎝の極矮性種もある。頭花は径7~12㎝、八重ないし万重咲き。花色は乳白、淡黄、黄、橙。園芸品種に’トレビアン・イエロー’なcv.Tresbien Yellowどがある。
フレンチ種はメキシコ、グアマテラ原産の一年草。草丈20~50㎝。前者より草姿が優美。頭花は径3~5㎝、一重、八重咲き。花色は舌状花が黄、橙、赤褐色、斑入りなど。筒状花は黄、橙色。
園芸品種に’ディスコ・フレーム’ Tagetes patula cv.Disco Frame、’プチ・ハーモニー’ Tagetes patula cv.Petit Harmony、’エスパーニャ・レッド・マリエッタ’ Tagetes patula cv.Espana Red Marietta、’ハーレクイン’ Tagetes patula cv.Harlequinなどがある。交雑種は3倍体で、フレンチ種より強健。’レッド・ナゲット’ Tagetes cv.Red Nuggetなどがある。花壇、鉢物用。ホソバクジャクソウ T.tenuifoliaも一部栽培されている。
栽培:春播きは初夏から秋まで開花するが、夏の高温期に開花を休むことが多い。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]