WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

瀬戸芸2022 おまけ HAKOBUNE「鬼の畠バーガー」

2022-10-28 | 瀬戸内国際芸術祭


大島でひたひたと満ち満ちた時間を過ごしたのですが、実は、13:25の船にのり、13:55に高松港到着予定。
そして、14:00の女木島行きにどうしても乗りたかった!!
そして…あの「きくらげハンバーガー」をもう一度食べたかった。
大島ではペットボトルや水筒以外の飲食はできないのだ。朝から野菜ジュースしか飲んでない私。
つまめるお菓子は持ってったけど、自粛致しました。
乗り換え時間5分。朝から切符を買っておけばよいと思ってたら、出航の30分前から発券するんだってよ、、ひぇ~~~!!無理

でっ、切符は買わずに「おねがいおねがい!」といって乗せてもらった。「いいよー島に着いたら払ってね」ってことで。
しかし、5分で切符売り場に爆走してる人が2人いたよ。ワカモノ。

こうして走る人、毎回いますと係の方が仰ってました


女木島へGoGo!!


私はもうただ、女木島で「鬼の畠バーガー」(これが正式名称)を食べてビールを飲めればそれでよいのだ。





鬼の畠バーガー ¥800
生ビール¥600
女木島往復¥740
ついでに自宅から高松港まではバスで往復¥480

これで日常を離れて旅気分存分に味わえて、超絶美味しいハンバーガーとビールのひととき。
なんと香川県民って幸せなんでしょうか。
香川は日本で一番安全な県とのこと。
きっと最近次々と町中に建ってるマンションも全国営業してるんだろうなー。

このお店以外にも、女木、男木では、会期以外にも営業しているお店あります。
行くよ私。
SYOさんと何度か一緒にいって、いろんなこと語ったお店にいって、「SYOさんは天に召されました」…と会期中にそんなこと言うのは重くてご迷惑なので、
また別途改めて伺います。

なんといっても、瀬戸芸はこれまでずっとSYOさんと一緒に行って、行きのフェリーで酒飲んで、ランチでも飲んで、
おまけに、高松港に帰って来ても、ライオン通りの居酒屋で締めにまた飲んで…
たくさんのホントに楽しかった思い出だらけなのです。

2010瀬戸芸のときは、まだSYOさんとのお付き合いを公表してなくて、
豊島で積み残しの羽目になった記事で、彼のことを「甲さん」と書いてるのが懐かし~~~ 
これもまた、瀬戸芸の超スペシャルな思いでです。読んでみたい方はどうぞ。

瀬戸内国際芸術祭 終章…積み残し編 - WIND AND SOUND

そーなのです、、、豊島は、普段は静かで、訪れる観光客もなく、カフェもレストランも、「…食堂」っちゅうのもほとんどなく、、、人々は、ひたすら「瀬戸芸」だけが目的で訪...

goo blog

 



でも私、今年も瀬戸芸堪能しましたが、SYOさんとの思い出を引きずっての旅じゃないよ。
私の隣にSYOさんはいません。だけどほんっっと楽しかったーーーー

いつか天国で会えるときまで、私は私で生きていくよ。




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瀬戸芸2022 大島

2022-10-27 | 瀬戸内国際芸術祭

大島からの瀬戸内海


これで今季の瀬戸芸探訪はおわり。寂し~~~
まだ会期は11/6まで続きますが…

とにかく、この寂しさを振り切って、大島、書きます。



これまで、毎回大島には訪れているのに、なぜか記事が漏れている。
しかも、瀬戸芸に行ったのに、教会にお籠りしてオルガン弾いたりしてるし、、、


でも、大島って、そういうところ…と私は感じます。

大島には、「大島青松園」という療養施設があります。

1907年(明治40)、日本でハンセン病患者を療養所に入所させるための法律ができた。
1909年に大島にハンセン病療養所が開設、中国・四国8県から患者が集められた。
1996年(平成8)の「らい予防法」廃止まで国による隔離政策は約90年に及んだ。
(2022瀬戸芸オフィシャルガイドブックより)

「らい病」に対する差別がどれほどだったかの知識に関しては、なんとなく、ある程度、かなり…と人それぞれと思います。

「大島」は町村合併される前の庵治町に属する島です。私はその庵治町に2年ほど住んでいたことがあります。
庵治は、高松から峠を越えなくてはいけないところで、とても閉鎖的な漁村でした。
庵治の子供たちはみんな地元の小、中学校に通っていて、高松から引っ越してきた私はそのまま市内の小学校にバスで通っていたので、
地元の友達は全くできませんでした。


近所の漁港(2006)


香川の小学校は制服で、私が通っていた小学校は、黒い運動靴でした。
ある日、地元の男子3、4人に取り囲まれて、
「こいつジカタビ履いとるぞ~!」「ジカタビオンナ~!」「お前どこの学校いっきょんや、オオシマの分校か」
と、揶揄されました。


その日の夕飯のときに、その話を家族にして、初めて「大島」の存在を家族から聞きましたが、その話は、差別に満ちたものでした。
当時は昭和40年代、思い返せば当時私の家族は、あらゆる「差別」をするのは当然…な人たちだったなあ、、、

それは、本人達が悪い訳ではなく、そういう社会だったにすぎないのだと感じます。

…と、前置き。

国立療養所「大島青松園」は、今ではとてもきれいな施設です。患者はいません、全員回復しており、「入所者」と呼ばれています。
しかし、悲しく痛ましい歴史を風化させてはいけない…と、(もう風化しているように感じる)
アーティストの魂のこもった作品が、嘗ての患者が居住していた長屋のイメージを壊さずに展示されています。













Nさんの人生・大島70年 田島征三


作家と交流を続けている同郷の入所者、Nさん(ご存命)から聞いた入所時の出来事や島での生活、結婚など、
Nさんのこれまでの人生を作品化した。(瀬戸芸2022公式ガイドブックより)


今でもNさんんが作っている畑


入所者の方たちの希望で、自慢の盆栽や植木なども展示している


入所者の方たちは年齢85歳以上と伺いました。
直接お会いすることはできないけれど、今は静かに、穏やかに暮らしているのだろう…と感じました。
資料館では、ひどい偏見や被差別の中でも、仲間同士が助け合う、コミュニティーを作る、宗教に頼む…など、心を強く持って
絶望の中でも小さな希望をみつけようともがいたのであろう…という写真や文章などが展示されていました。






青空水族館 田島征三







歩みきたりて(一部) 山川冬樹



 海峡の歌(一部) 山川冬樹



他にも多くの作品を見ました。
正直なところ、すべての作品やこの島のこと全部を心を開け放って受け入れるには、やはりずっしりと、どんよりと重く、心の整理には時間がかかりすぎるので、
全部を咀嚼しないうちに次々とばばばばー--っと、この場に画像を並べてアップすることができずにいます。



解剖台


約40年前、解剖室を解体したとき、解剖台は西海岸に埋められたが、2010年の芸術祭にさきがけ引き上げられ、展示された。
療養所に入所するとき、「死後、遺体を解剖することを承諾する書類」への署名が求められたこともあったという。
(瀬戸芸2022公式ガイドブックより)

大島には宗教ゾーンというのがあって、お寺や教会があります。
入所者は、それぞれ自分の宗教を選択して、心の拠りどころとすることができ、途中で改宗も可。
2019瀬戸芸の折に、宗教ゾーンに立ち寄ってみたら、プロテスタント教会のドアの鍵が開いてた。
「どなたでもどうぞ」と書いてあるので、入ってみた。

…ということで、今年も開いてたらいいな…と思って、立ち寄ってみました。





中はほとんど3年前と変わらない。でも礼拝は定期的に行われている様子。
参加者は5人…とか、、でも希望者がいなくならない限り礼拝がなくなることはない。


ものすごく大きな文語訳の聖書


昭和10年神戸英国聖書協会からの寄贈とのこと


創世記第1章


ヨハネ黙示録22(最終)章


この中に世界の始まりから終わりまでが記されているのだ、、、文語体は荘厳で圧倒されます。

さて、私は暫く聖書に圧倒されつつ佇んでいましたが、おもむろにオルガンの練習しました。
へへへへ。今度の礼拝の奏楽の練習です。 もうバタバタしまくりで何を選んで弾くかさえ決まってなかったのですが、、、
「アノ」曲やります! って、読んでくれてねーだろうなーKAZUさん

来てよかった。大島にも。教会にも。
大島をとばして、直島に行こうかとも思ったのです。  でもやっぱりよかった。



大島に対するいろいろな思い。そしてそれがもういっぱいいっぱいになったとき、教会を訪れて、
この場所でひとりで過ごすことが、私のすべてをを整えてくれるのです。神さまが。

これで今季、瀬戸芸おわり。次回まで3年は長いなあ、、、、


 

…と、実はそんなこといってる場合じゃなく、まだ続きがあるのですへっへへ



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瀬戸芸2022 男木島2

2022-10-24 | 瀬戸内国際芸術祭


男木島までは「めおん」で40分。
たったの40分でもうすっかり「島」



タコツボる TEAM男k気


港をあとに、まずは浜辺方面へ。



歩く方舟 山口啓介


後ろに見えているのは、高松本土の山。左の、頭がとんがってるのが「八栗」(やくり)その右が「屋島」(やしま)
男木島から見るとこのように見えます。
特に屋島は私にとって特別なところ…です。



我がマンションは、この画像のちょうど真ん中あたりに見えているはず。



漣の家 真壁陸二




No.105 ワン・テユ


こちらでは、大きくてふわふわで空気をたっぷり含んだドームのような中に出たり入ったりして遊んだり、階段に上って上から眺めたり。
おにーさんがいっぱい写真撮って下さって、お話も聞けて楽しかった。



部屋の中の部屋 大岩オスカール


オスカール氏は、先のパビリオンの他にこちらの作品も制作されています。
畳にちゃぶ台が置いてあるのは「壁」…すなわち垂直。
ああ、こんなふうに空間を表現するのか、、、と、ひたひたと楽し嬉しい。
なんで私、彼の名前を打つだけでこんなにときめくのであろう、、、
他に、瀬戸芸で、名前を書くだけでときめくほどのアーティストいるかな…とちょっと思い出してみたけど、他にはいないなあ。
地下水脈で繋がってるに違いない、、、(ボソッ) 
これからもひっそりとお慕い申し上げます。




ダモンテ商会


ランチタイムでございます。
テラスでゆっくりいただきました。アンチョビのサンドイッチ。
この風景、高松本土では味わえません。


漆の家プロジェクト 漆の家


これは入口の「黒の部屋」で、他にも漆の技法を用いた部屋がいくつかあり、販売もしています。
小さいお手頃なピアスとか買おうかなーと思っても、もっと素敵なものがいろいろあって、それは手がでませんので結局いつも買わず。
自転車は竹製のものに黒い漆を施しているものだそうで、とっても美しかった。







学校の先生  エカテリーナ・ムロムツェワ


正直申しまして、この作品は私にはあまり響きませんでした。
作り方の動画を延々とやっていたからかも。
もちろん拒否とか嫌いではなく、「へぇ~~なるほど、おもしろいな」とは思ったのです。
でも、学校の先生、私にとってはなんだか違うな。。
瀬戸芸って、すごく好きで毎回楽しみに行く人もいるし、機会があったら行きたいなという人、全く興味がない人…いろいろですので、
興味があってもなくても、好きでもそうじゃなくても、それぞれの人生。
どの作品が好きかも、自分で見つける楽しみ…というのもあります。

私は、この建物でこのアートを表現…みたいなコラボが大好きで、これは瀬戸芸でしか味わえません。



アキノリウム 松本秋則


これは大好きな作品。3度目です。オブジェがきれいな音をたてて、次々と動いたり静止したり。
この日は、鑑賞私一人だったので、心行くまで佇んで見入り、聞き入り、堪能しました。





瀬戸で舞う  川島猛とドリームフレンズ 








生成するドローイング  村山悟郎



2019からの作品で、築90年の商家を壁画で埋め尽くしたプロジェクトをアップデート。
壁画の細かい部分が撮れていないのが大変残念です。
この作品も、きっとそのうち、老朽化で、取り壊される運命に…
男木島だけでなく、他の島も、そうやって取り壊されたものが多くあります。

アーティストは、それらを全部ご自分の中に享受し、作品を創る。
作品は永遠ではないのだ。モナリザとか、最後の晩餐とか、永遠に残そうとする努力はそれでまた別のこととして素晴らしいけれど、
私は、瀬戸芸の作品たちは、瀬戸の日差しと風に洗われながらそこに、そのふさわしい場所を見つけて喜んでいるように感じます。
私、このカテゴリーで、初回から文章とともに画像残しておいてよかったと思います。





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瀬戸芸2022 男木島1

2022-10-20 | 瀬戸内国際芸術祭
大岩オスカール+坂茂(建築)  男木島パビリオン



12年前からずっとお慕い申し上げております、大岩オスカールさま。

12年前のあの日の火事で作品が全焼したときのあなたのメディアへのコメントは、
私の中でくすぶる火がすぅぅー-っと消されていくようでした。
あなたの、作品を遺すことにこだわらない潔さに心から共感いたしました。
いやそれは潔さなのではなく、アーティストが本来持つ「表現」に対する基軸というようなものではと感じました。


2010大岩島


瀬戸芸でのあなたの最初の作品を焼失する前に見ることができて本当によかった。
あの時私はあの「大岩島」の中に飛び込んで駆け出したい思いに駆られていました。

それから次の会期には場所を変えて、今度は作品の中で佇んだり遊んだりできる作品。
男木島のとき、あの作品の中に入りたいと思った願いが本当に叶いました。
どれほど嬉しかったでしょうか。
私のパートナーと一緒にどれだけ楽しんだことでしょうか。


2013大岩島2




今日はまた男木島に戻ってきて、窓ガラスに書かれたあなたの絵を海や空に浮かべて、まるであなたと一緒に絵を描いているような気持ちになりました。































今回のの男木島はまずはここから。

窓ガラスに描かれた絵を、窓の外の海の景色のお好みの場所に配置できます。
座ったり寝そべったりして。
ほんとに楽しい。アートって。

天国にもアートある?


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瀬戸芸2022 女木島

2022-10-16 | 瀬戸内国際芸術祭


瀬戸芸、今日は女木島。

初めて新しい「めおん」に乗りました。
高松港から20分。お散歩みたいなものですね。










新しい「めおん」のデザイン、とっても好きです。
最初に発表されたとき、斬新で賛否両論ありましたが、私は密かに初めからとっても好きでした。

このゆるり~~んとした海の散歩。
のんびり、ゆるゆると参ります。
そうはいっても、平日といえど、団体様などで「めおん」はかなり賑わっていました。
大好きな「めおん」ですので、いっぱいアップします。








本日の私の最大感動事項は、ランチにいただいた「きくらげバーガー」



…瀬戸芸って、アートを見てまわるイベントだけど、「食」もアートですから。

前回は伊吹島のいりこスープの感動についてご紹介しましたが、今日は女木島の「きくらげハンバーガー」です。
ほんとの名前がわからなくてスミマセン。
パテも、パテよりも大きい生きくらげも、そして野菜とソースのハーモニーも最高。
きくらげ(木耳)って、戻したヤツしか食べたことなかった。
こんなに美味しいなんて、発見だ。しかもハンバーガーの具材になるとは!!


お店の方から「必ずトレイの上で食べて下さいね。服にソースがだれないように」
と釘を刺されたにもかかわらず、ジーンズに思い切りたらしてしまったー!
「そんなん当たり前じゃん。気をつけますとも!」と思っていたにもかかわらず、、
お天気よくて、日差しも強くて、すぐに乾くんです。
でも、家に帰ったら速攻洗濯しましたとも!



この画像、全然美味しそうに見えません。ごめんなさい。
まーとにかく日差しが強すぎて、私のショボいスマホで屋外での撮影は、何を撮っているのか、どこを切り取っているのかさっぱり見えません。

もう一度会期中に食べに行ってきます。
そして、画像、差し替えます。
もう作品は堪能したので、ランチのみ。コレのみ!
「めおん」で20分。片道¥370よ。
これでランチに行けるって、なんて贅沢!ビールもあるよ。


作品は前回と重複しているものもあるので駆け足でご紹介します。
(本人はもちろん駆け足ではありません)




20世紀の回想  禿鷹墳上

  
初回から、もう女木島港のシンボルな存在 帆が張り替えられて真っ白でした






≪女木島名店街≫ ランドリー エアンドロ・エルリッヒ


 4つの洗濯機はホンモノで、6つのほうは映像 
「洗濯することで作品を体験することもできる」公式ウェブサイトより。




こころのマッサージサロン(2019のタイトル)/ティンカーベルズファクトリー内 中里繪魯洲


前回もありました この処刑台のようなコワそうな椅子に座ってハンドルを回すと、えもいわれぬ音楽とともに癒しの時間が、、、
あまり…というか、私が訪れたときには座ろうとする人誰もいなかったですが、とっても楽しいのでぜひお試しあれ。



グラス漁具店  柳健太郎







鬼ヶ島ピカピカセンター  岩沢兄弟


女木島は鬼ヶ島伝説の島。「鬼」が暮らしていたといわれている洞窟もあります。
洞窟はの中は当然真っ暗。鬼たちは「ぴかぴか光るものが大好きで、それらをを集めてきて飾ろう」というコンセプトっぽかった。
「鬼ってなんだ? 海賊?」とはあまり深く考えず、楽しめるインスタレーションでした。



女根/めこん  大竹伸朗




これも初回からある作品で、なんか自分の位置確認にもホッとできる場所…ですが
今回は、偶然この子が突然走ってきて写りこんだことにより、よりシュールなインスタレーションとなっております。
大変好きですこの画像♪







リサイクルショップ複製遺跡  五所純子







ナビゲーションルーム  ニコラ・ダロ



作品には言葉はない。
「この作品は、こうで、ああで…これは何々を表現していて…」などというものすごく長い説明を読まされたくないな。
短時間で鑑賞して、説明読んで「ああ、なるほど」…と納得する人にはいいのかもしれないけど。
ゆったりとした空間に長いあいだ座って、少しずつ動いている作品をゆっくり鑑賞しているうちに、
「ああ、そうだ、宇宙だこれは。」そんなふうに感じたい。
でも、それは作者の意図する「正解」でもなんでもないと思う。
別の人は、その作品に、自分の幼いころの、記憶があったかないかの境目ぐらいのころの心の中を投影されて、心が揺さぶられたかもしれない。








女木島名画座  依田洋一朗








こんぼうや  小谷元彦










結ぶ家  大川友希



たっぷり時間をかけて歩いて、さすがに疲れました。
イカン。体力つけないと。でも帰りの船でも、やっぱり頭が冴えまくって居眠りどころではなかったなあ。
ここまでお付き合い下さりありがとうございます。
次は男木島行ってきます♪








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瀬戸芸2022 粟島(コトバスツアー)

2022-10-12 | 瀬戸内国際芸術祭


伊吹島の次はチャーター船で粟島へ。
♪♪島から島へと渡ってゆくのよー-

はい。ここで、伊吹島と粟島の位置関係をご説明させてください。ゼヒゼヒ。
瀬戸芸公式ガイドブックの地図です。色がうっっっすぅ~~くてごめんなさい。
毎年このように公式ガイドブックの地図は薄いんです。…いや私の緑内障が進んでいるからか!?



とにかく、伊吹島と粟島の場所だけおわかりいただければいいのです。
伊吹島は香川西端の島。しかも、「荘内半島」という大きな半島が付き出していて、離れ小島です。
ここから、「荘内半島」を迂回して、粟島に行くのです。
これがチョー楽しみだったのだ♪ 


右手に見えるのが荘内半島






チャーター船には2Fデッキもあって、潮風がとても気持ちいいです。
でも上がってくる人は殆どいない、、


粟島は、4月になかちゃんに遠足にお誘いいただき、島の頂上まで登ってお弁当食べて、「梵音寺のタブノキ」(巨木)にも訪れて、瀬戸芸とは全然違う時間でした。
瀬戸芸は、なんだか違うところに来たみたいです。

こちらでは個別行動をさせていただきました。
時々道に迷うんだけど、そこは通りすがりの島の方に伺って、あまりタイムロスなく回れました。
やっぱり自分の足で歩くのが好きだな。



種は船  日比野克彦 TARA JAMBIOアートプロジェクト







 思考の輪郭 エステル・ストッカー







もし忘れたいならそうすればいい。覚えておきたいならそれは高くつくだろう。


私には春がなかった、夏がなかった、今はもう冬。


私は出発の風も到着の風も知らないままだ。

過ぎ去った子供たちの歌  ムニール・ファトゥミ(フランス)



どこからどこまでがどの作品のタイトルなのだかよくわかりません、、、ガイドブックには間に合わず載ってない模様。
2Fには音楽室があって、壁には西洋音楽の作曲家たちの肖像が並んでいて、グランドピアノの譜面台には、旧粟島小学校の校歌が。
読んでできるなら弾いて歌ってみたかったな。

さらには屋上へ。
寂れた屋上。そこの壁には荒んだ落書きが、、、
だけど、瀬戸の風景ががそんな思いを優しく包んでくれている、、、よかったここに来て。


「い・ま・こ・こ」


これに惹かれて、なんとか行ってみたかったのでした。
あとでガイドブックを読むと、これはロウソクの光を踏み潰す映像作品なのだとか。
このブログではロウソクの向こうに足が見えますが、かなりの距離を急いで歩いてきた私にとっては、足なんか見えない。
暗ーい部屋で、揺らめくロウソクの炎が一瞬にして消される…という場面をひとりで何度も繰り返し見たのでした。
それは癒される時間だったのでした。これ、解釈全く違う。いやでも、それでいいと感じる。


Re-ing-A 日比野克彦


海に浮かぶ2頭の像。
これが今日のの旅のおわり。

このあと私たちはチャーター船で宮ノ下港で下船。それからバスで高松まで連れてってくださいます。
もうみんなすっかり寝よるわ。 これぞコトバスツアー。
しかし、私、全然眠れませんでした。なんか…理性と感性が眠らせてくれず、今日のいろいろなことが思い起こされたりして、ずーっと起きてました。
それもすごくいい時間でした。

すごく、ぐるー--っと、大きくいろんなところを回り回って、なんとかちゃんと着地しました…という感じ。


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瀬戸芸2022 伊吹島(コトバスツアー)

2022-10-10 | 瀬戸内国際芸術祭

うららの伊吹弁当


今回初めて「コトバスツアー」というのを利用して、「伊吹島」「粟島」に行ってみました。
高松駅集合で、チャーターバスで観音寺港(かんおんじこう)まで行き、チャーター船で2島をめぐるというもの。

このチャーター船で1日2島…というのがとっても魅力的だし、船や電車の時間の心配もないし、予約してみることにしました。

前日、高見島をご一緒したみっちゃんは、同じツアーで前々日体験済み。
団体行動では写真が撮りにくいとのことで、ガイドツアーからは外れて行動したとのこと。

私もそれがよかったけど、とりあえず伊吹島では団体様で一緒に行動しました。
みっちゃんのいう通り、1か所の作品の撮影に時間がかかりすぎます。
みんな同じところで撮ろうとするし、それにガイドさんの「鑑賞のヒント」みたいなのは要らなかったなあ。
みんなが同じ気持ちになろうとしてしまうところがなんとも…

伊吹島のお弁当はものすごく美味しかった。
「伊吹いりこ」入りごはん。
出汁が美味しい、ほんとうに美味しい。
おかずもすべてが伊吹いりこの濃い出汁でできている。

このお弁当、はやる心で撮ったので、フィルムが乗ったままです。
大変失礼




2016年、初めて瀬戸芸で伊吹島に行ったとき、坂道沿いの小さな食堂のお接待で、いりこ出汁のスープを頂いたのに、感激しました。食もアートも含め、その年の瀬戸芸一の感激。
なんとそれは、いりこの頭とハラワタだけで出汁を取ったもの。
深くて甘い! 


伊吹島の漁では、水揚げされた鰯を、生きたまま速攻煮沸して、すぐに乾燥させるので、とても新鮮だから…とのこと。
鰯は、水揚げされるとすぐに死んでしまって、すると頭やハラワタが速攻腐リ始めるので、時間との勝負!なのだとご説明いただきました。


作品は…やっぱり自分の感性で鑑賞したいものです。




パサング メラ・ヤルスマ+ニンディティヨ・アディプルノモ(インドネシア) 
 








伊吹の樹 栗林隆













ものがみる夢 アレクサンドラ・コヴァレヴァ&佐藤敬/KASA









つながる海 ゲゲルボヨ(インドネシア)







浜辺の歌 マナル・アルドワイヤン サウディアラビア




これは2016の伊吹島紀行です。全身全霊?で旅を満喫している感満載で、やはり、瀬戸芸はコレだよ。

瀬戸芸2016 伊吹島1 - WIND AND SOUND

瀬戸芸2016 伊吹島1 - WIND AND SOUND

秋会期が始まりました。西の島。行きたいところはいっぱいあるけど、まずは「伊吹島」さぬきうどんの出汁の「いりこ」といえば「伊吹いりこ」たいへん上質ないりこを産出す...

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でも、バスの中などでの、ガイドさんによる、島の歴史や産業の説明はとっても参考になりました。
熱く語って下さいました。
それに、瀬戸芸の島々は、高齢化率がすごくて、人口も減る一方で、もう少しで無人島になります…という島も、、、
それでも、行政や、ボランティアの人たちに支えられてこんなぶうに毎回開催を重ねていけること、素晴らしいと思います。
バスや船のスタッフさんたちも、みなさん、熱き想いで、このツアーに参加して下さっているのだ、そして、
「今日ご一緒させていただいた皆さんも、この瀬戸芸を作ってくださった大切なメンバーのおひとりです。」
と仰るガイドさんの言葉は涙出そうで、心の奥深くにゆっくりと沈んでいくのでありました。


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瀬戸芸2022 屋島山上「同じ月を見た日」

2022-10-06 | 瀬戸内国際芸術祭

「同じ月を見た日」 渡辺篤(アイムヒア プロジェクト)



高見島のカフェでまったりしているときに、急に決まった屋島行き。

いや、みっちゃんは、最初から行きたかったのだ。でもなんだかよくわからないので最初からの計画いは入れないことにしたんだな。
今回は私は「あなたにどこまでもついていきます」。

5時起きして、超空腹で島を見てまわって、日没後限定作品を見に行くことになるとは! スゴすぎる!

コトデン、私のマンションの最寄り駅で降りて家まで歩いたときは、足が棒のようだったよ。
しかし、車に乗ってエアコンかけたら、すぅ~~~っと体が軽くなって、イッキに疲れが消えていった。
勝手知ったる道だけど、一応ナビを起動させて走ったら、屋島ドライヴウェイのまだ全然途中の真っ暗な中で、「目的地周辺です。ナビを終了します。」
とかやられるのも楽しかったなー--

なんだかデートじゃ~~~ん  しかしナゼみっちゃんと??



夜の屋島、殆ど初めてでした。
若かりし頃、高松まつりの花火を見に来たことがありました。その時は花火に集中していたので、こんなに夜景がきれいなことも心に留まらなかった。
それに、当時はきっと、こんなに建物がなかった、、、

高松の夜景を背景に、「同じ月をみた日」
素晴らしすぎます。
これ、会期中ずっとやってる模様。
私たち香川県人は、公共交通やシャトルバスを使わず、車で、駐車場代¥300のみでいつでも見れる。
シャトルバスの運行日には賑わうだろうけど、この日は運休で、すごく静かで人も少なく、もー----本当によかったです。







ぜひ、香川県人のみなさま、大切な人とシャトルバス運休日に車で訪れてくださいね。


TAKAMIからの超オススメです。



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瀬戸芸2022 高見島

2022-10-06 | 瀬戸内国際芸術祭



瀬戸芸 秋会期開幕となり、まずは高見島へ。初めての訪問です。
春に小豆島三都半島をご一緒したみっちゃんと一緒です。


瀬戸芸、夏会期はコロナ禍で全く気分が乗らず、どこにも行きませんでした。


これまでの瀬戸芸レポートはいつの間にか凝りまくっているうちにアップが遅れ、「旅の余韻」のないものとなってました。
今後訪れようと思っていらっしゃる方の参考になればなあ…などとも、、
そんなん、公式ウェブサイトとか、他にもいくらでも載っております。
今回から、雑なレポート、しかし私の思い最優先に書かせていただきますのであしからず。


高見島をこのようにローマ字しかも大文字で書いてるのを見ると、思わず反応してしまう私



Merry Gates 内田晴之
みっちゃんはこの作品に大変こだわりを持っていらしたようですが、私は人が多く写りこむので、撮るのを断念



まずは、少し作品を見ながら、早めのランチを食べようと思って10:30頃に行ったカフェ(ここしかない)が、12:30まで貸し切りとのこと。
えー----っっっ!
もうすでに空腹の私たち。さあどうする!!
といったって、選択肢はナシ!



こーなったら、ランチ後にまわる予定だった作品も片っ端から見るしかない。
超空腹と満腹で見る作品、感じることは絶対かなり違うと思うよー--

例えばこれとかね。


高見島パフェ 西山美なコ


あと、私の場合、空腹状態だと、輪郭ばかりがくっきりと見えるのであります。血糖値下がった現象?
人物や物体の「ふくよか」な内面はもーどうでもええわい!…と脳が指令を出しているようであります。
画像では表現できませんけどね。
今回のこの画像の作品たちは、殆ど「輪郭ばかりがくっきり見える」状態であったこと、告白しておきます。


Re:mind 山下茜里



まなうらの景色2022 村田のぞみ


The Waiting Point Eri Hayashi


かたちづくられるもの 鈴木健太郎


うつりかわりの家 中島科伽倻子


はなのこえ・こころのいろ/ 除虫菊の家 小枝繁昭



それでも、空腹なりに楽しめたのですよ♪








ようやっと!ランチタイムとなりましたが、殆ど見て回ったので、もう残りの時間はここでビールとワインでまったりと過ごそう。うんうんソレがいーよねー-
ランチはもーはやる心で食べ始めてしまい、画像を撮りそびれましたので、これはみっちゃん提供です。




…と、そこで。

「実はコレに超興味があるんだよね。」
…と、みっちゃんからの新たなご提案が、、、、、

それは…
日没後しかやっていない屋島山上のインスタレーション。
みっちゃんもよくわかっていないけどとっても行ってみたい模様。

もう高見島を満喫して満足マンゾーの私なのですが、さらに新たな世界への誘いが、、、
それはもーもちろん謹んでご一緒させていただきます。
しかし、今日は山上へのシャトルバスは出ていない模様、、、


まったり飲んでる場合じゃないぞ。撤収!!
屋島山上へは、私の車で行くことになったのでした。

     つづく


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2022瀬戸芸 小豆島2

2022-05-12 | 瀬戸内国際芸術祭
こんなにのんびりゆっくり書いていたら、何回連載になるやら…なので、ペースあげます。


潮耳荘 広島市立大学芸術学部有志


地面の光がきれいなのがまず目に入る


それから天井を見る


このラッパのような耳で潮騒の音を中に送り込んでいる





 山声洞 伊東敏光


階段を降りていってまるい穴をくぐると


中はこんな感じ


両方の作品とも、耳で集めた海と山の声を、この洞窟のような中で聴くのです


めっちゃよく響くのでつい歌ってしまう私。
「山声洞」では、私が耳から声を送ったり、みっちゃんに中から歌ってもらったりして遊びました。
しかし、ここは波の音や、虫の声を静かに聴くところだったのでした。



ヒトクサヤドカリ 尾身大輔 海近くに住み着くヤドカリの背は殻ではなく家だった



  



三都半島、あと1つ残すんだけど、続きは明日。おやすみなさーい。




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2022瀬戸芸小豆島 3

2022-05-12 | 瀬戸内国際芸術祭

空の玉 青木野枝


これは最後に観た作品です。寒霞渓まで行きました。

今回は、少し趣向を変えて、私の思いなども交えて書きたいと思います。

   
境界線の庭 土井満治


なんだなんだなんだこれは!! 私、絶対見たことある。
殆ど地面に埋まってる鳥居。そして、そのてっぺんには遺跡のミニチュアのようなのが広がっている。
この作品自体が遺跡のようで、覚えてるもんね。でもいつ来たんだろう?? 
…と過去のブログを探してみたけど、この作品は見つかりませんでした。ナゼだ、、、

鳥居があるし、「神聖」感漂ってるので、さすがに、この通路に入って遊ぶのはやめときました。
でも、作者は遺跡感や神聖感などを表現しようとしたのではないらしいです。
しかし、ことあるごとに書いてるけど、私は作品というのは、作者を離れたら、受け手の自由に解釈してよいのだと思うのです。
それが作品の一人歩きであり、成長である。
「作者はコレを表現したかった」「ピンポーーーン」というのはナンセンスと私は思います。
だから「これのどこがアートなん?」という人がいてもいいと思うのであります。
私も創作者のほんのほんのはしっっっくれとして、自分の曲が自分の思いと全然違うふうに受け止められていったら、
それはすごく嬉しいことなのです。

さて。
次は醤の里へ。


ジョルジュ ギャラリー ジョルジュ・ルース


これだけのために行きました。私のリクエスト。
これは前回2019の新作で、とっても美しく楽しく感動したので、ぜひもう一度行きたかったのです。

ある1点から写真を撮ると、美しい金色の円が部屋の中に浮かびます。
私のはちょっとズレて残念な画像です。
しかももーガッカリすぎで水平修正ナシ!そのうちやっとく。
前回ブログにも気合を入れて書きましたが、画像はやっぱりこれと同じ。全然成長してないなーー


みっちゃん撮影(了承済み)


一方みっちゃんが撮ったのは完璧。どーやったらそこの点を見つけられるのだ。
二階にもチョークで描いた正方形に見える作品があって、階段の途中から撮るんだけど、私はさっぱり諦めてます。
きっとこれは、私は身長が足りないな、、、
みっちゃんは、もう帰ろうかというときになって、「やっぱりもう一回行ってくる」といって、
かなりこだわってチョークの正方形、頑張っていた模様。その間私はゆるゆると受付のおにーさんとお喋りしました。
受付のおにーさんは、自分の担当のインスタレーションのことは、すごく詳しく、どんな質問にでも答えられるようにすごく勉強しているのです。頼もしいです。

そして、最後は冒頭の画像「空の玉」 寒霞渓へ。
これはみっちゃんの提案。


この作品は外から見るのではなく、中に入ってこーーーやって鑑賞するのだ。素晴らしいです!


数か月前に、みっちゃんと私の共通の友人、美咲ちゃん(仮名)がご病気で亡くなりました。
葬儀はご親族だけで、周知することも遠慮されて行われたとのこと。
親しい友人からこのことを聞いたときにはショックで何をしてよいのかもわからず。というか、何もできませんでした。
みっちゃんも私も、彼女とはそんなにものすごく親しいわけではありませんでしたが、
彼女は私のLIVEに来てくださったし、みっちゃんは美咲ちゃんと小豆島をドライヴしたことがある。寒霞渓にも行ったとのこと。
そんなみっちゃんも、彼女の逝去は知りませんでした。
私は、美咲ちゃんが亡くなったことを、小豆島で伝えたかった。共有したかった。私にできることはそれだけだ。

     
    

これが今日の瀬戸芸小豆島のおわり。みっちゃんありがとう。


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2022瀬戸芸 小豆島

2022-05-11 | 瀬戸内国際芸術祭


初めてみっちゃんと瀬戸芸小豆島にいきました。
それも初めて車で行きました。

ギリギリまで、GWだし密だろうし、屋嶋城(やしまのき)にでも行って、セッションする?
…とも言ってたんだけど、えーーい!もう行くだけいってみよう!!

ところが、「疎」でとっても気持ちよく、ほんとに行ってよかったーー
フェリーも全然並ばず、すぐに乗れて、行きも帰りもゆったりと座れました。
本来ならフェリーに乗船したら早速飲むのですが、さすがに自粛しました。

今回は新作は夏会期から…というのが多いようなので、三都半島を中心に回りました。
美都半島は車でないと行けないので、これまで見逃していたのでした。
無料の作品が殆どなことだし、まあ遠足って感じで行こうよ♪ってことでそんなに期待感なかったのです。
ところが、もうどの作品も楽しくて、子供になっちゃいます。
だから私、瀬戸芸が大好きなんだな。

   

ダイダラウルトラボウ 伊東敏光 広島市立大学芸術学部有志


「ダイダラボウ」とは巨人のようです。「大蛇法師」。「ダイダラ」と聞けば1970万博で「ダイダラザウルス」っていうジェットコースターがあったよなー…とすぐ思い出す私。
この巨人がなんと気持ちよさそうに海を眺めていることだろうか、、、
この足や手のだらんとゆるんだ感じなど、生きているようです。



舟物語 フリオ・ゴヤ
漁業者の高齢化によって使われなくなった舟を持ち主から譲り受け、作品化する。丸太や流木、漁具などを使って椅子やテーブルが設えられ、
海での役目を終えた舟が陸で役割を見出す。(瀬戸芸ウェブサイトより)




もうまずここで、ものすごく長い時間を費やしました。
そしてこのあとも、もうすべての作品が海を背景に展示されています。


自然の目「大地から」 フリオ・ボウ
海沿いの古民家の敷地にツリーハウスが出現




私も子供の頃はツリーハウスに憧れたなーー。家にいながらにしてワイルドにキャンプができる。
ブランコもある。とうさんが薪を割って火を焚いて、かーさんがシチューやポトフを作って、子供はそれをツリーハウスに持って行って食べる。
そのまま寝袋で寝てもいいし、寒くなったら母屋に帰って寝てもいい。
そんなゆるゆる感がいいなあ……
しかし、私はもうこんな家の切り盛りはできない。歳とりました。



Utopia dungeon ~Command from Utopia~ 田中圭介



書きつつちょっとヨッパになってきたので、続きは明日。

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2022瀬戸芸開幕「沙弥島」

2022-05-07 | 瀬戸内国際芸術祭


今年の瀬戸芸は、ギリギリまでやるのかやらないのか、浜田知事は悩み抜かれたとのこと。
ですので、いろんな情報がネットに公開されるのも遅かった。
瀬戸芸、私は初回から毎回、ものっっっっそ(もの凄く)楽しんできたのです。
ですので、今回の瀬戸芸はこのコロナ禍で開催されるのか、されるとしたらどんなかたちになるのか、
悩み抜かれた知事のお気持ち、お察しします。



でっ。

私としては、密を避ける。土日祝は避ける。
このスタンスでいきます。
私は、土日は仕事や教会ですので、平日に2連休を設けているので、全然OK♪

まずは沙弥島から。

ここだけは車で行けるところ。
新しいインスタレーションは2つ。


「幻海をのぞく」南条嘉毅



メインの画像は失敗。残念ーーー!

そもそも瀬戸内海ができたのは縄文時代だって、みなさまご存じでしたか?
氷河期が終わって暖かくなってきた頃。縄文時代とは紀元前13000年ごろから始まるとのこと。
瀬戸内海は太古の昔から存在していたと思っていたのに、結構新しいのにびっくり。



瀬戸内海をテーマとしたインスタレーション、スクリーンに映像が投影されてるので、一巡するまで見ようとしたけど、30分以上経っても終わらないので、諦めました。
深い時間だったなあ。
時間には長さだけでなく、質量がありますよね。




私が佇んでいる間誰も来なくて、疎だ「疎」。密の対義語は「疎」。

画像失敗ですので、https://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/shamijima/400.htmlこちらをご覧ください。m(_ _)m
リンク貼ると画像もアップされてしまうのでお手数をおかけします。

続いては、「月への道」レオニード チシコフ



月…宇宙…
地上での命を終えた魂は宇宙へ還る。
宇宙とは、月があって星があって…
そこへ行きたいと願う。
まだ人間が月に降り立っていなかった頃。



初めて月に降り立ったアポロ11号の乗組員
〇アームストロング船長
〇オルドリン
◆マイケルコリンズ
小学生だった私、この名前、忘れられません。

しかし、月は死の世界だった。
そして、地球は美しかった。 

神さまが、地球に人を住まわせるために創られたからなのでは。

月へ行くバス停?は鍋島にある。
なんでそんなところに!?!?めっちゃ行きにくいじゃないよ。お金もかかるしなーーー

しかし鍋島灯台…行きたーーーい。 この旅の最後をアーティストと共に味わいたい。



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2019瀬戸芸 直島・宇野

2020-01-26 | 瀬戸内国際芸術祭

誰もいない瞬間を狙って撮った!!



何をいまさら…な瀬戸芸ですが、なかなか書けませんでした。
その訳は、音楽活動リハ三昧…とかいうのもありましたけど、夜になるとヨッパになって、頭が働かなくなる…っていうのもありました。
大変アップが遅れましたが、きっと楽しみにして下さっている人は全然おらず、私の自己満足であります。

10月17日 直島→宇野

直島は2度目なので、あまり作品を次々まわるというより、遠足気分で、前回取り残したところや、もう一度ゼヒ行ってみたいところに行きました。
遠足気分な記事ですので悪しからず。




朝ビール お2人様でシェアです 「青春じゃ」といわれました


南寺 (ジェームス・タレル×安藤忠雄)

ANDO MUSEUM

角屋

などなど、、、
これらは場内撮影禁止なので画像はナシです。

ですので、直島での作品の画像はコレぐらいかなあ、、、


「ANDO MUSIUM」 外観





The Naoshima Plan 2019 「水」


直島の本村集落の中心に建つ、築約200年の旧家。
古くは郵便局として島民に親しまれてきたこの建物は瀬戸内国際芸術祭2019の期間中、来島者と島民との憩いの場となっています。
建物の改築を手がけた建築家・三分一博志氏は、建築や街区、水路などを通して直島本来の人と自然との営みを浮き彫りにするプロジェクト「The Naoshima Plan」を2011年から展開してきました。
(瀬戸芸2019オフィシャルサイトより)

さて。お昼たべようよ。
どこで食べる?
直島は、瀬戸芸仕様のお洒落で美味しいお店がどんどん増えてる模様。
しかし、敢て私たちは、並ばずとも入れる「うどん店」へ。
まっ、冷凍うどんなんだけど、あまりこだわらず、、、、
そして、私たち、飲んべーパートナー同士でありますので、こんな状況で昼酒を飲まないなんてあり得ない。

そして、こんなところを捜しあてました。



古民家のようですが、外観からは、てきとーに営業してるんじゃん?のようにお見受けしました。こんなとこに入ってまで酒飲むの??…みたいな、、
しかところがそこはとっても素敵な、異空間なのでした!!




おつまみには茹で落花生。大好きです。ここで遭遇するとは!


まったり、のんびりゆるゆると昼酒を堪能させていただきました。
また直島再訪の際には絶対に訪れたい。



「はいしゃ」大竹伸朗


前回行きそびれたところ。
かつての歯科医師住居を作品化。
(ペインティングやスクラップなど、多用なスタイルによる作品 2019瀬戸芸オフィシャルサイトより)

さて。その後宇野散歩。









宇野港は、嘗て高松と本州を結ぶ航路の拠点でしたが、瀬戸大橋が開通し、それでも細々と運航していた宇高国道フェリーもついに今月姿を消すこととなりました。

高校、大学時代、レッスンや、上京、帰省などで、本州に渡るのは船、または飛行機(YS11)。
大変懐かしく感慨深いのですが、こんなこと書いても、いまどきのワカモノには全く通じない話ですね。
令和になり、昭和がどんどん遠ざかっていきます。
私たち昭和生まれの世代にとっての「明治」と同じ感覚なのでしょう。

私にとっても「宇野港」は、もう全く変わり果てていて、何も面影もなく思い出せない場所でした。

新しい場所と作品を楽しみました♪


次回は「本島」そして、最後に「大島」 まだまだいくでー!!


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瀬戸芸2019 大島

2019-11-03 | 瀬戸内国際芸術祭





瀬戸芸に初めて1人で行ってきました。



まだ、直島も本島もアップしてないけど、これだけ会期中にアップしときます。

大島。
今期はこれが最後。





まずはクリスティアン・バスティアンスの「大切な貨物」

なんだけど、あまりにも海と空がきれいなので、会場にいくまでに何度も立ち止まった。
今日の空…というか雲は画像に撮るのは不可能。
もう空全体に絵を描いたように広がっていて、切り取ることができない。
もう眺めて感動するしかない。

海も、、、

というわけで、映画の上映時間なんか全然気にしてなかったので、10分ほど遅れて入室。
なんか、ものすごいクェスチョンを投げ掛けられたような作品だったので、もう1回観た。
それでもクェスチョンは消えるどころか、塊になった。

大島に何十年にも渡って隔離されて生きざるを得なかった入所者たちの物語を
「人間の条件」を問い続けてきたアーティストがオリジナルで映像作品を制作。
日欧の役者たちが出演し、人権問題に深くかかわってきた盟友リヴ・ウルマンが特別参加。
       (2019公式ガイドブックより



次に向かう途中に教会がある。(のは知ってた)






なんだかものすごくぴったりな気分なので覗いてみた。
入ってみた。






電子オルガンがあったので、弾いてみた。
クリスマスの曲や聖歌をたくさん弾いた。
もう今日は海と空と教会。これだけでいい。
ものすごくそういう気分で、満たされまくった。










というわけで、他の作品は全然見てないので、もしかしたら最終日にもまた行くかも?
また教会にも行くかも。











もし行けたら、こんどはVeni Veni emmanuel をうたおう。


Veni, Veni Emmanuel


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