WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

「鳴かぬなら」

2011-09-26 | 教育ママ日記


Takと夕飯の会話。

今、Takは、学校で戦国時代→江戸時代を学んでいるところ。

私たちの頃にもやったよね。

信長、秀吉、家康…それぞれの性格を象徴する句

「鳴かぬなら 鳴かせてみしょう ホトトギス」
「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」


そんでもって、この3人の武将の中で、誰にいちばん魅力を感じるか…って。
みなさまは、どうでしたか?

今でも同じことをやっている。


ほなTak、お母さんも「鳴かぬなら…」のあと、思い浮かんだよ。
さて、何でしょう?
Takだったらなんて言う?



……

「せーの!」で詠んだ親子の句は、以下のとおり




「鳴かぬなら 私が鳴こう ホトトギス」 (TAKAMI)


「鳴かぬなら 一緒に鳴こう ホトトギス」 (Tak)




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リハビリしようよ

2011-09-24 | 実父


9/15 リハビリしようよ


昼食にギリギリセーフで間に合った。
父は、もう勢いよく食べにかかっていた。

「お父さ~ん、こんにちは!」
…といって部屋に入る前に、とりあえず深呼吸して、気分を介護モードに切り替える。

でも、父と会ったとたん、いつも意外とリラックスして長い時間を過ごせる。
元気になった父の食事の介助はもう殆ど必要なくなった。
食べにくそうな大きなお肉や、フルーツを切ってあげる程度。

それよりも、排便や、体の痒さや、筋肉がなくなって同じ姿勢でいると骨が痛くなったりすることに気をつけてあげることや、
何より、話し相手をして、脳を活性化してもらうこと。
なるべく外の世界との繋がりが切れてしまわないように。

「お父さん、もう看護師さんと仲直りしたんな? 喧嘩しよらんのな?」

しよらん…とはいうものの、父は、「入院当初は、親切で優しかった看護師さんも、
だんだん手荒になって、口調もきつくなってきた」と文句を言っていた。
そりゃ、お父さんも慣れてきて、だんだん我儘を言うようになってきたからだろー…と思いつつ、
「そうなん。みんな人間やから、いやなことがあったり、ストレス溜まったりすると、
キツくなったり、ツラくあたったりするんやわ。
イヤやね~そんなん。みんなお父さんが優しいから、甘えとるんやろう。」

とはいいつつも、この日の父は穏やかだった。

お昼は鶏肉のソテーだったので、差し入れした「コブサラダ・ドレッシング」をかけてあげようと冷蔵庫を開けたら、撤去されていた。
ああ… これもダメか。マスタード系でスパイシーだからな、、、

ベンチチェアには、どなたかのお見舞いが置いてあった。
果物と、ケーキやプリンなどのセットだった。
「お父さん、今日誰かお見舞いに来てくれたん? ケーキがあるよ。あとで一緒に食べよう。」
誰が来てくれたのと聞いても、父は「アンタに言ってもわからん」と…
でも、そのうち父はヒロコさんにTELしてたけど、そのときには誰が来てくれたのか忘れているようだった。
「たぶん○○やと思う…」と、、、

私が昼付き添いにきたことも、夜には忘れているらしいし。

ヒロコさんにかけたTELを私に変わったら、ヒロコさんは「お見舞いのお菓子、TAKAMIさんが持って帰って。」としきりに言う。
いっぱいいただいても、食べきれないから…というのと、病院食以外はあまり食べさせたくないという気持ちがあい混じっているのではないか…という気がした。

でも、もう食べちゃったよ、ケーキ。
脂肪分も多いし、あまり肝臓にはよくないのかな…
美味しいといって、喜んで食べたんだけどなーーー


ふと、私の祖母の認知のことを思い出した。
祖母が亡くなったのは、もう20年以上前なんだけど、、

あるとき、祖母も含め、家族みんなでカラオケにいったことがあった。
祖母にとって、最初で最後のカラオケ体験。
私たちは、祖母のために、文部省唱歌みたいなのを次々に歌って、祖母も一緒に歌ったり、ちょっと戸惑いながらも楽しそうだった。

…でも、翌日になったら、祖母はカラオケに行ったことはすっかり忘れてしまっていた。

どんなに楽しくても、美味しいものを食べても、次の瞬間に忘れてしまうなら、それは無駄なことなんだろうか?
長生きのために、病院食だけを食べ続けるほうがいいのだろうか。


どう思いますか、みなさま。


これは、人それぞれ、相手に対する愛の質や、人生観、世界観、死生観などの、人間のとても根幹的な問題だと思う。



父は、毎日もりもり食べるおかげで、顔に艶も出て、顎のあたりがちょっとふっくらしてきたような気がする。

「お父さん、顎にお肉がついてきよるよ~。
こんなとこにお肉をつけられるる位なら、足腰の筋肉をつけようよ。
リハビリしようよ、お父さん。」

少しずつ、足を動かしたり、寝返りの訓練をしたり、それがお父さんの仕事だよ…とは言わなかったけど、
私は目の前にいる元気な父が、癌の末期で、死を待つだけの人とは全然思えないのだ。
父の生命力は、ホントにがん細胞を征圧しているのではないかとさえ感じる。
でも、ベッドに寝たきりが半年以上も続いて、失くしてしまった筋肉は、リハビリで取り戻すしかないのだ。
高齢だから、若い人の何倍も時間がかかる、けど、不可能ではないと思う。
頑張ろうよ、お父さん。
「もう、元には戻れんかもしれんのー」と父は言うのだけど、
「そうやって諦めたら、そこで終わりやで。」

父の入院している病棟は、一般病棟と違って、長期入院を受け入れる代りに、積極的治療は施さないと聞いている。
詳しいことはわからないけれど、「リハビリをしましょう」なんて、病院側から提案することなんかないのかも。

この日、私は父と、いろいろグチグチの話をした。
免許証の更新ハガキが届いていないんですけど…と免許センターにTELしたら、まず警察署に確認にいけといわれたのよヽ(`Δ´)ノ
電話の問い合わせには応じられないので、直接署にいけっちゅーのよ!
なんじゃその対応は! いばりくさっとる!!
ってことで、意気投合したり…

なんか、そーいう病院の外の世界のことも話題にしたいんだけど、なにしろ共通の話題がなくて、
どうしても昔話とかが多くなってしまう。
グチグチでも悪口でも、ぼんやりしてるよりはマシだ。
父の頭の中は、会うごとに少しずつ退化していっているように思う。
そして、こちらもそれに慣れてくるってもんだ。

体の見かけは元気な父に、頭が退化してほしくない。
今暫く病気の進行が留まっているのなら、リハビリ、がんばろうよ、立てるかもしれないよ。

…と思っているのは私だけのようなんだよな、、、、


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お彼岸オフゆるゆるドライヴ

2011-09-24 | 光と風と旅






「仏生山温泉」→「しょうゆうどん 小縣家」→「まんのう公園」→「台湾料理 王家」

今回もSYOさんとTakと3人トリオ。
なんだかゆるゆるフルコースです(*^_^*)


このところ、いくら寝ても眠い日々…

温泉でも公園でも、お昼寝してしまった私…

お天気もよく、風も爽やかだったので、仏生山温泉は、全面オープン!
脱衣所、内湯とも、いつも仕切ってある大きなガラスが全~部取り払われてました~~♪♪
すべてのフロアーに爽やかな風が吹き渡る~~(*^_^*)

休憩室の広~~いフロアーも全開で、風が吹き渡っていい気持ち~~~


それから、お決まりの小縣家→まんのう公園ですが、
今日は小縣家、混みあってました。県外ナンバーもたくさん。





香川の、観光バスツアー受け入れOKの大きなうどん屋さんは、平日、土日、連休…などに応じて、普段は閉鎖しているフロアーが開放されますが、
ここ小縣家は、厨房も二つあるようです。
「わら家」「山田家」それから大窪寺の「九十九庵」などなど…
どこも観光客で賑わう時期は、別棟が開放されます。
でも、こんなに大量のお客様をこなしても、クォリティは保たれているところがすごい。



さて、、、

いよいよ、お彼岸の「まんのう公園」へ。
今回は、3人でレンタサイクルを借りて、公園を巡りました。
私の体調がイマイチで、坂道でへばったのが悔し~~~~!!
Takと二人乗り自転車にも挑戦しましたが、とにかくへろへろで、サイクリング中の画像は撮る余裕ナシでした(T_T)






風にそよぐラベンダー



コスモスはこれから




これもコスモスの仲間




これもコスモス ここは一面のお花畑




風と戯れ虫と追いかけっこをするSYOさん




ここがまもなく一面のコスモスで埋め尽くされます♪




新しくできたゾーン「小人以下限定」の遊具 Takは今年度限りだ







思い切り遊べ~~~!!





最後の〆は、新規開拓、台湾料理「王家」(おうか)
美味し~~くいただきました。
今日は「飲み」はナシなので、お腹いっぱい食べました。
なんといっても、サイクリングでヘロヘロだったもんで(^_^;)
ランチも夜の定食メニューもボリュームスゴすぎて、私には1人前食べきれません、口惜しいです。

画像はまた次回ってことで(^_^;)






Takにとっては思い切り、私にとってはゆるゆる遊んだ、楽しい一日でした。
SYOさん、お付き合い、ありがとう♪






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久々の五色台

2011-09-21 | 光と風と旅





「マリンドーム」の帰り、五色台に立ち寄りました。


最近、時間ができたら温泉にばっかりいって、自然の中に季節を求めて…ってのがなかったなあ、、、
まあ、暑かったってのもあるけど。


いい季節になりました。


これから一気に秋が深まっていく…








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「賛美コンサート」言いたい放題

2011-09-21 | アーティスト魂



ここ「マリンドーム」は木造の屋根がユニークでとても美しいです



先日もご案内した「瀬戸内海記念公園」のマリンドームでのコンサート。
とっても楽しく、とってもいい演奏ができました。


洗礼も受けていないのにチームに参加させていただいている私ですが、
最初の頃の心もとなさに比べると、自分の立ち位置というのも、自分なりに馴染んできた?と思えるし、
賛美の音楽づくりに自分のポジションから意見を言ったり、
時には引っ張って、チームを安心させてあげるような役割も少しだけど引き受けられるようになってきました。
最初の頃は遠慮しまくりで、「私は謹んで声だけ捧げます。なんでも仰るとおりに致します」みたいな感じだったのでしたが…






私は午後から予定のあるTakも連れてきてたし、最後まで残れず、お昼休憩の時点で失礼しましたが、
私たちのチーム「ミリアム」は、いろんな方たちからとても良かったとお褒めいただいたとのことでした(*^_^*)

そりゃもう、15分ステージのために、おそらく10時間近く(いや、以上?)練習をしてます。
コレって、私の年1回のLIVE、2ステージ分の練習時間より多いかも!?!?
この練りに練り、全体リハを重ねていくことの効果って、スゴイな。



ステージのバックには美しい瀬戸内海と瀬戸大橋




.........................................................................


さて、ここから暫くは「求道者ドキュメント」です(^_^;)


ステージではクリスチャンのメンバーの方たちに交じって高らかに賛美をする私も、教会にあっては求道者。
求道者とか、未信者とか、まあ、いろいろカテゴリー??があるらしい…

聴きにいらしているのは、出演する各チームの教会のメンバーの方たちやご家族、友人の方が主だったのではないかと思います。
つまり、殆どは「クリスチャン」…? そしてその中に、私たち親子がお世話になっているシオン教会からも、
いつも礼拝でお会いする方がたくさんいらしていました。
この方たちは、「○○の演奏を聴きにいこう」というのでなく、イベントそのものに参加して、ともに主を賛美して歌い、
「みことば」を広めるという主旨ののこのイベントを成功に導こうとなさっている…ように思われました。



この大きな四角いヤツはスクリーン 賛美の歌詞が投影されます



コンサートの合間に、ミャンマーで宣教されている牧師先生の「メッセージ」タイムがありました。
その先生は、ミャンマーでの衣服の布を腰に巻いて、「宣教」について、熱く語られました。
ご自身がどうやってクリスチャンになって、宣教師としての道を歩むことになったかを語り、
そして、世界の隅々まで、福音を伝えよう!!と声を嗄らして訴えていらっしゃいました。

お話を聞きながら、私は、ジャズのトランペット奏者、ルイ・アームストロングが通っていた黒人の方たちの教会や、
盟友まっきーがアフリカのウガンダやケニヤで通っていたという教会の様子を想像していました。
黒人の牧師先生が熱くメッセージを語り、会衆は歌い踊って賛美して、歓喜きわまる…みたいな、、
素晴らしいだろうなあ…

日本人は、文化的にとってもお行儀がよくて、控えめで、高揚感を爆発させず、抑えて噛み締めることで、感動をしみじみと味わう
…みたいな人がとても多いと思う。
私だって、そんなときもある。





でもさー、私、このときの牧師先生のメッセージを聞きながら、
先生の仰りたいことがものすごく伝わってきたんだよね。
先生は、おもに「クリスチャン」の方に向かってお話をされていたと思う。
「香川から千人の宣教師を世界に送り出しましょう!!
宣教師になろうと思う人、自分がならなくても送り出したいと思う人は手をあげて!!」
そして、「ハレルヤ」を高らかに唱えましょうと。

まっすぐに手を挙げようよ
…と私は思いました。



私たちのチーム「ミリアム」は手話ダンスもあり とても美しいステージでした♪




世界の中心は神さまなんだ。

しかし。
なんだか、熱く語る先生に対して、会衆の人たちはイマイチ燃えてる感が炸裂してなかったなーー
日本人だからだろうなーーー
周囲の目も気にする日本人。
みなさま、それぞれ心の中は燃えていらしたのかもしれないけど、、
神様を中心として、みんなで手を繋いで歓喜を高らかに分かちあおうよ~~

なんだか私はちょっとこのメッセージコーナーには不完全燃焼感があったな。
>



それと。

「賛美」というものは、神様に捧げるものであるから、会衆に向かって礼はしない。

ひとつ、思い出した。

初代夫のお父様が亡くなったとき、トランペッターの夫が、葬儀のイントロダクションに、
マーラーの交響曲第5番の冒頭のトランペットソロの部分を演奏した。
1分位だったかな、短かったけど、参列した人々の魂に響き渡るような、素晴らしい演奏だった。
お父様の御霊に捧げるものなので、当然、演奏が終わっても誰も拍手はしない。

「あの、吹き終わったあとの、しーーん…と静まりかえって拍手もない感じは、なんか違和感あったのーー、まあ葬式やし、拍手がないんは当然なんやけど」
あとで元夫が笑いながら言っていた。
いや、みんな、ほんとに感動して、心の中で拍手を送っていたに違いないんだけどさ(^_^;)

しかし…
今回の賛美のステージでは、みんな、どのチームにも惜しみなく拍手を送っているじゃないの。
拍手をされたら、礼がしたくなるってもんだ。
私は、1曲目が終わって、拍手に応えて思わず丁寧に「礼」をしてしまった。
上半身を傾けかけた瞬間「やっべーしまった!」と思ったけど、もぉこーなったら、途中でやめるわけにはいかなくなった。

でも、とある子供のゴスペルコーラス隊の子供たちは、最後にリーダーの女性が、このグループの説明をしたあと、
「礼!」という号令で、みんなで礼をしてステージを降りていった。
爽やかだった。




やっぱ、気持ちいいし、私にはそのほうがしっくりくるんだがなー。
賛美は神さまに捧げるけど、聴衆の拍手に応える礼はアリじゃないのかなーーー、、
…と求道者&ミュージシャン的には感じてしまうのであります。

.........................................................................


私は、このコンサートは、祝日に瀬戸大橋記念公園にお弁当を持って遊びにきた一般ファミリーの人たちが、楽しそうな音楽を聴きつけて気軽にちょっと覗いてみることができる、
素敵な企画だなあと思っていたのであります。
私たちのステージは午前中だったので、まだそんなにたくさんの行楽ファミリーはいなかったけれど、、、
「世界の隅々まで福音を!」という主旨のこのイベント、
この場所だって、世界の隅だ。
神さまと繋がることなんか考えたこともない人が大勢いるところ。


私は大学時代、当然のことながら、たくさんの宗教曲、ソロもコーラスも勉強してきたし、
「宗教」(キリスト教)の授業も履修したし、「音楽史」も、殆ど宗教音楽史…みたいな感じだった。
西洋音楽は、それほどキリスト教と深く結びついているのです。
それは、絵画も同じか、、、
当時はでも、宗教音楽を歌うことと「神さま」は生活の中で結びついてはいなかった。


…と言いたい放題、だらだらととりとめなくなってきたので、そろそろまとめます。
(といいつつ、ここからも長い)


いつか私も聖書の「みことば」の中から歌をつくってみたいなーと、前々から思っていたのですが、
今回のコンサートを体験して、かなり具体的に、何をすればいいのかが見えてきました。

それはね、やっぱり会衆参加型の曲なんだよね。

ミャンマー在住のの牧師先生の熱いメッセージで「ハレルヤ!」を遠慮がちにつぶやく人たちも、
「マイケル・ロゥ・ザ・ボート・アショー ハレルヤ♪」
なら、大きな声で元気よく歌いたくなるってもんでしょう。
「みなさんも私たちと一緒に歌いましょう」ではなく
「ここの箇所は、みなさんのパートです!」
会衆一同ユニゾン(斉唱)のパワーを実感してもらえるような歌。
最近の自分のLIVEでは、いつもやってることなんだけどさ。






私も賛美歌を創りたい…と思ったのは、
これまでクリスマスの野外ライヴや、キャンドル礼拝の賛美に参加させていただいて、
ステージで歌っていると、今の時代に生きている自分と、2000年前の、イエスさまが生まれた時が、
折り紙を折って端と端が合わさるように、時を越えて重なり合った。
そのとき、どぁ~~~っっ!!と、太いパイプ?が現れて、神さまのところに繋がったような感覚。

私はいつもうたを創りながら、パズルのようなツライ作業の中で、
神さまのところから最後のピースを貰ったり、花びらのように降ってきたりすることを何度も経験した。
それは、特別でもなんでもなく、たぶん、創作する人は誰でも経験していることだと思う。
絶対に自分の能力だけではできないもんね。

「出産」もそうだった。
あの陣痛の極限の痛みのときに、「宇宙のミラクルパワー」がやってきて、後押しをしてくれた。


私は、ただ素直に「神さま、ありがとう」の歌をつくりたいのです。


  

photo by macoto さん 
いつもありがとう



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喧嘩

2011-09-16 | 実父

9/8


軽くお見舞いを除けば、父の付き添いは木曜と土曜の2回。
土曜は、仕事で行けないこともあるので、今回は1週間ぶり。
暫く間があいてしまうと、私のこと、わかるかなあ…と最近思う。
でも、まあまだまだ大丈夫そうだ(^_^;)

でも、今日は、行ったとたんに、
「今、看護婦とケンカしたとこや」という、、、
理由は、やっぱり「トイレに行きたいので、ここから降ろしてくれ」ってこと。
看護師さんにダメですといわれ、「お前らは金を貰って仕事をしてるんだろう」みたいなことを噛み付いたらしい。
看護師さんたちが、いろいろ説明して説得したようだけど、「それなら先生を呼べ」とか、父はゴネまくったらしい。
「そりゃ、お父さん、無理もないよ」とはいえない。
「ふーん、そうなん。大喧嘩して、疲れたねーー」
なんとか、気持ちを切り替えてもらおうと他の話に逸らし、もうすぐお昼だよというと、
「フン。もう食べんとってやる。」と拗ねていた。
「お父さんが食べなくても、看護師さんたちは誰も困らんよ。お父さんの体が元気がなくなるだけやでー。」と往なす。

でも、昼食が運ばれてくると、父は、ケロリとして食べ始め、この日も完食した。
食事のあとも上機嫌で、穏やかで、
「また来るね」「ありがとう」
といって別れた。


その夜、ヒロコさんからTEL。

「TAKAMIさん、今日はありがとう。付き添いに来てくれてたとき、何かあった?」

「何もないよ。だけど、看護師さんと喧嘩したって言ってた。すごく怒ってた。
私は、レッスンがあるので、あまり長くいられなくて、2時半ごろには部屋を出たので、
その後のことはわからないけど、また同じ理由で何かあったかも。」

父は、夜の付き添いに来たヒロコさんに、「こんな病院、もう居たくない、退院する」と言い張り、看護師がなっとらんと、毒づいたそうなのだ。
点滴もはずれて、薬を飲んでいるだけの父は、病院にいる理由もない、家に帰ると…

本人がそう希望すれば、病院としては「いつでもどうぞ」という状態なのだ。
ひからびきった状態で転院してきた当初に比べたら、うんと元気になっている。
病院の説明では、大静脈への点滴より、きちんとした食事のほうがよほど良いのだそうで、
今後この状態が続けば、点滴は不要なのだそうだし。
けれど、父は、自力で体を動かすことが殆どできない。
それなのに自分の体の状態がわかっていなくて、一人で起きて、立って、トイレにも行けるし、買い物にもいけると本気で思っている。

家に帰れば、一人暮らしなのだ。一人になんか絶対にできない。

排便のことは深刻だ。
赤ちゃんでも、ウンチが出たら不快で泣くんだから、、、、

ヒロコさんは、父のおむつ替えをしているけれど、私はヒロコさんにも父にも遠慮して、
これまでおむつ替えのときには、介護師さんが来てくださるときも席を外していた。
でも、介護師さんたちには、「あの人は娘なのに、なんでおむつを替えないんだろう」と思われていたかなあ…
私も、本来なら当然やる立場なんだ。

なんと私は今日までそこのところに思い至らなかった。

父は私が「おむつ替えてあげるよ」といったら、なんていうだろうな~
絶対遠慮すると思う。
まーその前に、「トイレに行くからここから降ろせ」ってなるんだろうけど、、、


ネットで、おむつ替えの手順を検索してみた。

…やっぱりプロはすごい。
練習が必要だ、、、
そんなにすぐにてきぱきとはできる筈もなく、父はものすごくイライラして、不機嫌になるだろうなー。
もっと切羽詰るまで、こっそり練習しておこうかなあ…Takで(^_^;)
きっとTakは今なら喜んで協力してくれると思う。

少し前から、せめてヘルパー2級の講座を受講しておくことを考え始めたけど、
もう間に合わないかもしれない…などと思ったり、
それでも時間のやり繰りも実際に考えてみたけど、、、困難だ。
なんとかしたい。
なんとかしようと思えばなるはず。


父は、たぶん3日に1度ぐらい体を拭いてもらって、週に1度程度シャワーをしてもらっているようだけど、皮膚がぽろぽろと剥がれていくのを爪でガリガリと掻いて、ベッドが皮だらけになっていた。
ティッシュで払ったけど、それでも残っているので、小さいテーブル用の箒を買ってきて払ってあげた。
介護師さんたちは、こんなことにはあまり頓着しないんだろうなあ。

私はいつも何をしたらいいか考えるけれど、時々的外れだったりする。

父が「ピリ辛」系を食べたがっているので、食べるにんにくラー油を小瓶に取り分けて持ってきたら、喜んでサラダやおかゆにもかけて食べていたそうだけど、
排便が痛くなってしまって、自分でトイレに行きたがったり、おむつの取替えを嫌がったりするようになったそうだ。
ヒロコさんにとっても、想定外だった。

「何を食べてもいいですよ」といわれていたのに、
何でも食べられるようになったら、今度はなるべく病院の食事だけを完食することが望ましいとドクターから言われ、
試行錯誤の毎日は続く…

大好きな麻婆丼と坦坦麺を食べさせてあげる日が遠ざかっちゃったよ(T_T)


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ご無沙汰の間…

2011-09-15 | 教育ママ日記


Takの夏休み工作1




いろいろありまして。

忙しいです。
前回「今日は完全オフ」と書いて以来、完全オフ、ありません。

それに、携帯カメラが壊れている上に、デジカメまで…
PCがデータを読み取ってくれなくなっていた、、、ので、せめてフォトブログ系すらもできず、、、
(なんとか解決したので、再開のメドがたちました)

いろいろ思うことはいっぱい溜まっているのです。
でも、あまり時間もないし、その中から、とりあえず何を書こうかな…

やっぱ、Takのことからかな。
Takに絞っても、たくさんありすぎます。




まずは。
Takが、実家からミシンを届けて貰いました。
このミシンは、Takの保育園時代、私がお友達にいただいたものですが、雑巾を1,2枚縫っただけで、高松に引っ越してからは、即ダンボールごと実家行きとなってしまっていたもの。
せっかく下さったお友達、ごめんなさいm(_ _)m

「おかーさん、ミシンのことは一切知らないからね! 自分でやってよ!! そのミシン、ちゃんと使えるからね。」





Takは、お気に入りのタオルケットがぼろぼろになって、破れた穴がどんどん大きくなっていくので、自分で繕おうとしているのだ。
今のところ、マジでできるんかい!?!?というとんでもない様相なのですが、
折り紙の上達のこともあり…
もしや、彼は、型紙を見て、裁断したり、縫ったりすることに燃えるタイプかも!?!?
そーいえば、保育園時代から、「モンテッソーリ」の縫い刺しとか、好きだったもんね。

中学生になったら、「被服部」…とかに入るんだろうか( ̄_ ̄|||)
いやマジで、「折り紙部」なんていうのも、レベル高い高校とかにはあって、めっちゃマニアックな創作折り紙とか作っているらしい…
折り紙も、ミシンも…やるからには、やっぱり「図面をみて作る」から「創作」へとレベルアップしてほしいなあ…



Takの今の技術はこんな程度(^_^;)




だんだん歳を重ねていくごとに、正直いって息子に付き合うことが疲れます。
Takにかまうのは、もうホントに今年で終わりにしたいわ。
目覚めてほしい、自分で切り開いてほしい… 母は信じてるよ。
Takが中学になったら、母は、これまでアンタにかまってきた時間を、アンタの食費や学費を稼ぐために費やさなきゃいけないんだよ、、、
シビアだな~~
でもこの、ひとり親世帯のダイレクトさって、なんかミョ~によかったりする、、、

そんでもって。
自分のことを振り返れば、やっぱ、私って特殊だったのだ。
物心ついた頃から「音楽」だったもんね。そして、「文章」だった。
それが今でもずっとこーやって続いているじゃないの。LIVEをやったり、ブログを書いたり♪♪
だけど、私はお金持ちにも有名人にもなってない。
日々あっぷあっぷと暮らしているのだ。
経済的には非常にヤバい。
そのせいで「うつうつ…」となったことが何度もあったし。
子供の頃の「特殊」なんて稼ぐ役にもたたない。

でも、正直なところ、今私はとっても楽しく人生を謳歌しています。
「身の丈」というのがあって、その範囲で、幸せひたひたなのではないかと思えます。


最近、Takと一緒に寝ながら、いろいろな話をするのが、Takも私も楽しみだったりする。
ボロボロのタオルケットを奪い合いながら、
人生について語れるようになった息子と、母の子供時代や、恋愛や、神様や、たまには性教育系や(^_^;)
Takは、特に母の子供時代の話を聞くのが好きらしい。
なんぼでもあるよ~~~
ついさっきのことは忘れる私も、子供の頃のことは、鮮明にいくらでも覚えてるもんね。
そして、話下手なTakも、母にだけは通じると思って、いろんなことを語ってくれる。

最近印象深かったことは…

◆神様が地獄をつくって、人を永遠の地獄に放り込むことは信じたくない。

◆夢の中に出てきた女の子を好きになってしまった。現実の世界に連れてきたい。

◆学校の男友達とは、付き合いが難しい。こちらから信頼して近づきたくても、なかなか受け入れてもらえないこともある。


発展途上の少年だ… 微笑ましい(*^_^*)




関係ないけど、今夜はフツーのカレー。でも香菜の香りがうれし~~♪♪



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トイレにいきたい!

2011-09-09 | 実父


9/1 

家の用事をしていて、父のところに行くのが少し遅くなってしまった。

部屋に入ったら、父は食事を始めたばかりだったけれど、私の顔を見るなり「トイレに行きたいから、ここから降ろしてくれ」と。
顔を歪めて、不快感をあらわにしていた。
私は、咄嗟に父の手をとったけれど、父は、渾身の力をこめて私の手を掴んて、ベッドから降りようとしている。
父の腕の力がまだ残っているのは「引っ張りあいこ」のときに知ったけれど、今日はそのときにも増して、必死の様相だった。
ものすごい力で震えながら起き上がろうとしていた。

どうしてそこまで…

「お父さん、便はおむつの中にしたら、すぐに介護師さんが取替えにきてくれるよ。」
「そんなんわかっとるけど、したくてもできんのじゃ!」

ヒロコさんから、父は介護師さんにめんどうをかけるのが申し訳ないという気持ちがあって、
自分で用を足そうとするという話をずっと以前に聞いていた。
入院したばかりの半年も前、自分でベッドから降りてトイレに行こうとして大失敗をしたときの話。
でも、今は、少し違う。
絶食していたり、おかゆ以外なにも食べられなかった頃と違って、
今は出される食事を完食しているのだから、便もそれなりだと思う。
人間の本能として、着衣のまま、寝たままで排便するというのは、とても不快に違いない。

私は父の言うとおり、ベッドから降ろそうと試みる(ふりをする)けれど、父には、自力で起き上がって、立つことなんかできないのだ。
不快この上ないというふうに顔を歪めながら、おむつの中に排便したようだった。

すぐに介護師さんを呼んで、取り替えていただくようお願いしたけれど、、父はまだ終わってないと思ったのか
「取り替えさせてくれないんです、すみません、もうちょっと待ってください」と…
暫く待って、とりあえず出た分だけでも、残りもまたすぐに取り替えるからということで、
やっと納得して、取り替えていただいたようだ。


看護師、介護師さんたちも、私が実の娘だと、だんだんわかってきていると思う。
私は娘なのに、なんで父親のおむつ交換をしないんだろうと思われているだろうなあ、、、


中断した食事を再開して、それからは、スッキリ気分がよくなったらしく、父の機嫌はよかった。

父は、介護服の足の部分のファスナーを締めるなと言ったらしく、太ももの付け根から足がむき出しになっていた。
太ももの脂肪も筋肉もなく、骨とシワシワの皮だけで、膝の関節部分だけがとても大きく見えた。
切なかった。

「哀れげなやろう…」
父は、自分の太腿をさすりながら他人事のように言う。
「ほんとやねー、皮がたよんたよんや。リハビリせないかんね。」

お父さん、入院して半年経って、突然ご飯が食べられるようになったんやから、
それまで全然食べられずに、もうこのままひからびていくんかと思っとったんやから、
リハビリも、まずは寝返りからやわ。赤ちゃんといっしょや。
ちょっとずつ動いて、ベッドから降りられるようになろうよ。

気休めじゃなくて、ほんとに心からそう思わないと、こんなこと言っても伝わらないと思う。

このまま父の認知が進んで、自分の体の状態がわからなくなり、子供から赤ちゃんに帰っていって、ついには天に召されるのが幸せかもしれないし。
奇跡の復活を遂げて、今いちどダンス教室のフロアーに立てるなら素晴らしい。
世界一頑固な父は、きっと自分の本能で自分のこの先を選ぶ。
私は、それを介助してあげればいいのだ。


朝からなにも食べてなかった私は、「スパイシーモスバーガー」を買いにいって、ついでに父に「かき氷」買ってくるね…といって、中座したのだけど、
部屋に帰ってきたら、父は熟睡していた。
私がモスバーガーを、もぐもぐと無心に食べていると、介護師さんがおむつ交換に来てくださった。
「今、熟睡してます」というと、介護師さんは、「しめしめ、じゃあ今のうちに」って感じで、処置をして下さった。父は全然起きなかった。
きっといつも、おむつ交換には手こずっているんだろうな、、、

昼食どきの排便事件で、父はきっと体力消耗しまくって、疲れて寝てしまったんだ…


せっかくのかき氷、解けちゃうけど、多くぃむリミット。起こさず黙って部屋を出た。




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おみやげ買ってきたよ

2011-09-09 | 実父


8/27

さて。
高知旅行の父へのおみやげ、何にしよう…
食べ物は、瓶詰めひと瓶でも、口に合わなかったり、ずっと食べ続けると飽きることもあるしなあ…
ということで、タオルにした。
表面は手ぬぐい、裏はタオル地のかわいい和柄。
1本は金魚、1本はパステルのチェック。
かわいらしくて、使うのがもったいないと父は言うので、無理やり紙の帯を破って、早速食事のときのエプロンがわりに(^_^;)

この日も父は全部食べて、薬まで自分で飲んだ。
飲みにくい粉薬を、これまでは、3~4口に分けて口に入れてあげていたのに。

「そんなことも自分でできるようになったん? 私のすることがなくなるやん。」

「やさしいこと言うのー」と、父は涙ぐんでいた。


そうそう。
前回(前々回だったか?)見舞ったとき、父の点滴がはずれていた。
「お父さん、点滴もうせんでもようなったん?」
「うん、もう治ったんや」

私は、父が突然食べられるようになったので、点滴が不要になったのだと思った。

ところが、あとでひろこさんからのメールによると、父はカテーテルを差し込んでいる傷口が痒くてたまらず、点滴を外してしまったのたそうだ。
そして、ドクターから、
「高齢者、特に認知のある患者さんには、よくあることで、痒さに絶えられず点滴を外す患者さんはかなり多い。
鍵付きの介護服を用意してください。」
といわれたそうだ。

大静脈への点滴のおかげで、ひからびていた父は復活したのに、このままだと、いくら食事が食べられるようになっても、また徐々にひからびていくんだろうか…

父は、この日、介護服を着ていた。
ファスナーを閉じ終わったところに強い力を入れないと開けられないスナップがついているもの。
開けるにはコツがいるので、私もよく外し方がわからない…
もしわかったとしても、父にせがまれて「外せ」と言われても、わからないと言い続けるだろうな。

父との時間は、週に2度、数時間ずつ。
あとは、数十分のお見舞い程度。

その間に対応しきれない我儘を父がいっても、「そんなこと私はようせんよ」といって、その場しのぎでやり過ごす。
ベッドから降ろせ…という我儘。
でも、ヒロコさんは、毎日父に付き添って、全部を背負っているのだ。
私は、その1割の荷も負ってあげられない。





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秋の風

2011-09-07 | 美味礼讃






やっと夏休みが終わって、なんだかドッと気が緩みました~~
台風一過で、爽やかな風が吹き渡り、部屋でごろごろ過ごすのが気持ちいい~~
日曜日はたっぷりお昼寝しまくりました。
窓を全開にすると部屋じゅう「風のトンネル」って感じ(*^_^*)
心も開放感全開!!

しかし、ごろごろしていてばかりももったいない、、、

月曜は、久々の完全オフ。

Takの宿題もすべて終わり、やれやれ、「追い立てられ」感がなくなったら、
もぉ~~思い切りのんびりだらだらした~~い!!

でっ、やっぱり「仏生山温泉」

この日は、湯船でお喋り三昧の方も誰もいなくて、みんなしずか~~に「低温浴」に浸ってて、源泉掛け流しのお湯の流れる音が心地よくて、
もぉ~~私も入浴時間記録更新であります(*^_^*)

気持ちよかった~~! クラゲになって、と・ら・ん・すしてきました♪♪


おっとその前には、「くうねる」でランチ。

旅行では、お魚三昧だったので、帰ってきてからは、Takにヒレカツやビーフシチューを所望され、ちょっとお肉が続いてしまったので、
久々にお魚。
鮭のオリーヴオイル焼き。
レモンの酸味と香りがアクセント♪
最近、このテの料理、家で作ってなかったなあ。
カフェのランチは、付け合せも豊富でヘルシーで、嬉しいな♪

マルヨシの香菜も、1度きりで終わりか!?と思ったら、忘れた頃にまた入荷してました~~(*^_^*)
でっ、夜は久々のベトナムフォー。
またまた鶏肉だけど、次回は、海老やアサリで作ろうかな。


涼しくなったら、料理も「よーし、作るぞ~ん」って気分になるってもんです。


日常が戻ってきました。







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おみやげ買ってくるね

2011-09-06 | 実父


8/23

高知に演奏旅行に行く前日に父を見舞ったとき、ちょうど担当「坂口さん」から携帯にTELがあった。
その前にも初ダイレクト連絡をいただいていたのに、仕事中だったのでスルーしていたので、病室だけど受けて、打ち合わせをした。
父はそれを聞いていて、「忙しいのー。ええことや。頑張らなイカン。」と…
父はダンス、私は音楽… だけど同じ世界に生きている。

父の血を継いでいるんだなあ…というのが嬉しい。

父と、もっと仕事についての話をしたいなあ。
父は、きっと「まだまだ甘い」と言うと思う。
私もそう思う。

高度成長時代に成長して、右肩上がりの豊かさを追い求める中でぬくぬくと育った私と、
戦火で焼け野原になった高松市内で、何日も家族と対面できず彷徨い、ほんとにゼロからの出発をした経験のある父とでは、魂の座り方が違うと思う。

その後、どうして父がダンスの道に踏み込んだのかはナゾ。ぜひ聞いてみたい。
全国優勝をしたことがきっかけで、公務員を辞めて、ダンスの道を選んで開業したことは聞いている。
今どきの人は、公務員をやめて自営業なんてフツーしないだろうな。

父と語りたいことは、ほんとうにたくさんある。

しかし、ほんとに私はまだまだと思っているんだけど、もう半世紀も生きている、、、
いったいいつがきたら「まだまだ」じゃなくなるんだろう…
きっと死ぬまで「まだまだ」だ。

父は、入院してまだ日の浅い頃、自分がこんな大病に罹ってしまったことを、自分なりに反省していろいろ考えたと言っていた。
踊るとき、自分のパートナーを「思うように動かす」ことになぞらえて、自分の臓器について考えていたみたいだった。
今は筋肉がなくなってしまって、踊るどころではない父だけれど、体の中には、「踊る」想いやノウハウが詰まっているに違いない。
それを語ろうにも、脳も徐々に活動が衰えていっている…

父とのこれからの日々をどうやって過ごしていったらいいかな、、、
私は、父にしてあげられることを主に考えていたけれど、
父から貰うことのほうがよほど大切で尊い。

「お父さん、おみやげ買ってくるね。行ってきます。」


ぎゅっと手を握ってから部屋を出た。
父の手は、今日も力強かった。

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PRAISE IN KAGAWA

2011-09-05 | キリスト教のこと






PRAISE IN KAGAWA

香川の教会のバンドや、クリスチャンのミュージシャンの有志?が集まって、
瀬戸大橋記念公園のヤバイステージで賛美をします。

私たちは、「シオン教会」の「ミリアム」というグループです。
「ミリアム」ってなんだ…?

ミリアム
旧約聖書に登場するモーセとアロンの姉、女預言者。(マリアはミリアムのアラム語読みに由来する。)
民を率いてモーセがエジプトを脱出した時、追いかけてきたファラオの軍勢が紅海に飲み込まれた後で、
ミリアムは小太鼓を手にとって、神を賛美する歌を歌った[1]。
荒野を放浪した民がヘツェロトにいたとき、ミリアムとモーセの兄アロンはモーセがクシュ人の女性を妻にしたことを非難する。
モーセは反論しなかった。ミリアム、アロン、モーセは神の臨在の幕屋の前に呼ばれる。
雲の柱の形であらわれた神はモーセを非難したアロンとミリアムに対して怒りを表して去っていく。
ミリアムは瞬時にして重い皮膚病にかかり、全身が白くなる。アロンとミリアムは自分たちの行いを悔いる。
アロンがモーセに許しをもとめたため、ミリアムは神の指図によって1週間宿営から隔離され、元に戻ることができた[2]。
ミリアムはツィンの荒野のカデシュの地でなくなったという(ウィキペディアより)


うーん…
今ごろ初めて知ったのは、チームの中では私だけだろう…


でっ、私たちが演奏するのは3曲。
その3曲のために、この日も3時間のリハが行われました。

私たちミュージシャンなら、音源と譜面をもらって各自譜読みをしたら、
リハではサイズを決め(何回繰り返して、間奏は何小説で、どこに戻って、エンディングはどうするか…などなど)
注意事項を確認しあって終わり…なんだけど、
「賛美」というのは、神様に捧げるものなので、性質が違うらしい。
全員で練習して高めていくことに意義があるようなのだ。

しかし、3時間もやったので、ものすごく美しいコーラスになりました~♪

1曲は手話ダンスもあり。すごーく美しいステージです。


Takも、一緒にきて、リハに付き合ってくれます。
…といっても、ワンセグを持ってきて、ずーっとTV観てたりもするんだけどね。
でも、VTRを撮ったり、片付けの手伝いは進んでします。
Takは、教会が大好きで、すっかり教会の子供…って感じ(*^_^*)


野外ステージで思い切り歌うのって、気持ちいいだろうなーーー
私たちの賛美は、11時過ぎ位からかなあ。

晴れますように。

ぜひお弁当もって、ピクニックにきてね。
よかったらご一緒にいかがですかーーー???
広場も博物館もタワーもあって、楽しいですよ~~
近くには、東山魁夷画伯の「せとうち美術館」もあります♪
私も演奏が終わったら、お弁当食べて、遊ぶつもり♪

瀬戸大橋記念公園

せとうち美術館

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「ピツッツェリア・マリノ」店長さんにインタビュー

2011-09-02 | 教育ママ日記





8/31 夏休み最終日。
この期に及んで、イタリアン・レストランに取材?にいくことに。

小学校の課題研究も、これで最後。
今まで毎年ずっと、課題研究といえば、必ず見学にいったり、誰かにインタビューをしたりしていたのであります。
やっぱ、このインパクト、大事だもんね。

今年は、「イタリアの国土と文化」について。
インターネットで調べれば簡単だし。
私も、Takのレポートに書く程度のことなら、知ってるよ。
学生時代は「イタリア・オペラ」が専門だったもんね。
料理の名前や、簡単なイタリア語の意味ぐらいはわかる。

だけど、「夏休みの研究」は、自分の足で動いて、調べたり、体験したりすることに意義があるじゃないの。
前日にTELで取材の申し入れをしました。

実は、当初は「マリノ」じゃなく、別のお店に行こうとしていたのですが、お断りされてしまいました。
小さなお店でものすごく忙しそうなところなので、ランチの時間帯を外して、少しだけ、10分でいいのでお話を伺えませんかと丁重に申し入れたのですが、ムゲに、「お食事のみ承ります」と…
「それでは、営業時間外に、それがダメなら、電話またはFAX取材だけでも」とお願いしたけど、とにかく、何がなんでもダメって感じで、とってもどんよりした気持ちになってしまった。
いや正直いって、一瞬ちょっとムッとしてしまいました。
でもまあ、ここのお店は、美味しい料理を提供することのみに全情熱を傾けているのだろう。
それ以外のことに煩わされている暇はない… きっとそんな感じなんだろうなあ。


「マリノ」の対応は全然違ってました。
先にTELしたお店であまりにも冷たく拒否られたので、さらに丁重に申し入れをしました。
ここも、ランチもディナーも、いつも満員で、待ってる人で溢れかえるところなのです。
でも、電話口に出て下さったスタッフの方は、忙しい時間帯にもかかわらず、終始好意的に対応してくださり、
翌日11:30AMに予約&アポを取り付けました~~(*^_^*)



これが「マリノ」の窯



どうせイタリアンに行くなら、お友達も誘って、ワイワイと…と思い、大人3人&Takで♪

席に案内されたあと、おもむろに店長、中條さん登場。
「エッ、この方が店長さん!?」
若くて、目がきらきらして、もぉ~~一目で「いい人」って感じ(*^_^*)
こんな方が店長さんなら、フレッシュで、いつも活気溢れるお店ってのも納得。

Takはこれまでの研究をまとめたスケッチブックを持っていって、
事前にまとめておいたインタビューの内容を伝えました。

1 「カルパッチョ」「マルゲリータ」など、イタリア料理の名前の由来はおもしろいので、他にもいろんな由来のある料理の名前が知りたい
2 イタリア料理の特色は、ひとことで「イタリア料理」と言い切れないほど多様ということなので、地方による違いなどが知りたい
3 自分にも作れるイタリア料理を紹介してほしい

店長さんは、Takのこれまでの研究の内容と重ならないように配慮しながら、新しい情報をたくさん教えてくださいました。




さらに、「自分も作れるイタリア料理」という項目については、キッチンで調理実習を…!!!
「カプレーゼ」(トマトとモツァレラチーズのサラダ)
Takのために、こんなメニューまで用意して下さっていたのでした。
私は「作り方」を伺って、書き留めて、家でTakの作らせてレポートしようと思っていたのでしたが、、、
もぉ~恐縮しまくりでしたが、Takにとっては、コレが最高!



窯の中は380度 窯の下には薪が積んであります
イタリア北部風の焼き方で、ナポリ風に比べて温度は低め。薄い生地をカリッと焼きます




「カプレーゼ」材料はトマト、モツァレラチーズ バジル エクストラバージンオイル 塩 胡椒



材料の説明を受けます



それぞれボウルにとって、混ぜ合わせる



調味量を入れて和える



「塩3振り、胡椒1ひねり(ミルですから)、オリーヴオイルひと回し」なんていうのも、
母が教えるのとは全然受け止め方が違うわ。
当たり前だけどね(^_^;)




盛り付け




そして、「盛り付け」は、「真ん中を高く、こんもりと…」
コレがなかなか難しい。
そうだよねー、さりげないけど、技だ!


店長がチャッチャッと上手に直してくださいます




完成!




あ~もうほんとに、これで、夏休みの研究、完成度上がりまくり!
夏休み最終日よ~~ でも挫折せず、行ってよかった、ほんとによかった!!

画像もビシバシ撮らせていただいたけど、店長さん、どのアングルでも終始にこにこで、どの写真からもお人柄が伝わってきます。
私たちが店を出た頃には、案の定お待ちのお客様で溢れかえっていましたが、店長さんは、キッチンからにこにこと満面の笑顔でお見送りくださいました。



こちらはランチでオーダーした「マルゲリータ」 イタリア国旗の色なのです♪



しっかし、8月31日にコレかよ…

家に帰ってから、私はレッスン。

研究は料理だけじゃなく、絵画、音楽、「紅の豚」店などなど多岐に渡り、なかなか収集がつかず、
まとめは、結局夜中までかかりました(@_@;)


でも親子で夏休みの研究に取り組むのって、すごく有意義だと思う。
小学校最後の課題研究だもんね。Takのお付き合いもこれで最後。


ピッツェリア マリノのウェブサイトはこちら

高松店はこちら


私のオススメは、マリノ、オリジナルの「パルメナーラ」です♪ テーブルで作って下さいます♪♪


中條さん、ありがとう♪ またまた素敵な出会いでした。
またみんなで食べにいきますね!!!


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高知演奏旅行記総括

2011-09-01 | 人生妙なり


Takのはた織り作品



「坂口さん ありがとう」

今回の演奏旅行は、この言葉に集約されます。


最初に訪れた感動のときから5年。
その間、いつか必ずリピートしようとずっと思っていたのでした。

5年前に、「城西館」での感動をブログにアップさせていただいたことを、先方にお伝えしたところ、
企画室のご担当、坂口さんからご丁寧な返信をいただき、ブログに掲載させていただいたことは、
長年当ブログにお付き合いくださっている方はご存知のことと思います。



そして、今年に入って、春休みを利用して、久々に旅行にいこう…どうせ行くならぜひ、なつかしの「城西館」と思って、ウェブサイトを見ていたら、
「ロビーコンサート出演者募集」のインフォメーションがありました。

え~~っ!
県外からの出演者は、宿泊費無料!!?

無料ももちろんビンボーTAKAMI家としては大いにそそられたのですが、
城西館のロビーコンサートに出演させていただけたら、ものすごく嬉しい。
ゼヒやりたい!!
…という思いで、メールで応募してみたのでした。

そしたら…
なつかしの坂口さんご本人から早速の返信が!

ゼヒとも、TAKAMI家の予定に沿いつつ、お話を進めましょう…ということだったのですが、
突然の実父の入院、そして、震災、、、
先が見えなくなってしまい、気分的にも相当なダメージで、春休みの旅行は諦めました。
でも、いつか必ず!

こんな紆余曲折がありまして、この夏休み、ついに実現の運びとなりました。


コンサートの窓口はすべて坂口さん。
日程から、曲目やプロフィール、フライヤー(チラシ)に載せる画像などなどメールでのやりとり。


SYOさんとTakと3人で旅館に着いたとき、ポーターさんが荷物をまとめて、フロントにご案内くださいました。
ポーターさんはフロントで「ロビーコンサートの出演者の方です」と仰って、チェックスルーで、そのままお部屋に案内して下さいました。

うーっうっうっ…
私たちの到着時刻と、3人一緒に来るかどうかを聞かれたのは、こーゆうことだったのか。
ポーターさんは、私たちの顔をインプットしてくださっていたのであります。

3人でゆったりとしたツインを2部屋、用意していただきました。
和室一部屋が当然と思っていたので、これもミュージシャンに対する配慮と、感謝致しました。

チェックインして、少し落ち着いた頃をみはからって、坂口さんからTEL。
ロビーコンサート会場でついにご対面!であります♪♪♪

「やっとお会いできましたね~~!!」と、、、(*^_^*)


坂口さん、想像通り、お若く、イケメンでした~~~
彼は、きっと私が、想像より超高齢じゃん…と心のソコで思われたことでしょうけどね(^_^;)


坂口さんは、1日めの本番のあと、翌日の観光の相談にも乗ってくださり、ミュージシャンでもあり、観光客でもある私たちに、絶妙に対応してくださいました。
城西館のポリシーがスタッフに行き届いているのか、坂口さんが、めっちゃいい人なのか??
きっと両方だ。

坂口さんは、Takにはお友達モードで対応して下さる。「Tak」と呼んでくれる。
それがTakには、ますます嬉しい、、、

3日めには、坂口さんご推薦の「ひろめ市場」を訪れてみましたが、
めっちゃ楽しかったのは、前回の記事で書いたとおり。
のんびりしすぎて、荷物を取りに宿に戻ってきたら、坂口さんは、お見送りに来てくださっていました。
朝、チェックアウトのときにも、わざわざご挨拶に来て下さったのに…

そして、高速バスの発車時刻が迫って非常にヤバイので、車を出して、駅まで送ってくださいました。
酔っ払いの私(^_^;)
「坂口さーん、ひろめ市場、めっちゃよかったです。なんじゃこの雰囲気は~!?って、、堪能してきました~~。 
高知の人って、昼間から構わずあんな感じで飲むんですねー。坂口さんも飲まれるの?」
「ええ、いや、まあ普通に…」みたいなアンサーだったと思うけど、
きっと飲まれるんやね(^_^;)
さらに、Takはずけずけと、「この仕事って大変?」とか、収入まで聞こうとするし…( ̄_ ̄|||)
坂口さんは、正直に「大変なのだ」と仰ってました。
子供に嘘は言わない坂口さん、素敵です。

城西館滞在中、私にとっては「私たちの坂口さん」だけど、
当然のことだけど、他にいろんな仕事を抱えていらして、私たちが帰るとなると、それらを中断して放りだしてお見送り…どころか、駅まで車で送るハメになるんだもの。
連日こんなことやってたら、ホントに心身ともに疲れ果てるだろうな~~~


しかし…
サービス業とは、心で報われる。
音楽講師もミュージシャンもサービス業だもの。
お互いに、頑張りましょう、坂口さん…って、ヒソカに思いました。
(って、全然ヒソカじゃなくアップしてるし(^_^;) )



5年ぶりに訪れた「城西館」は、印象としては、とても若いスタッフさんが増えていたような気がします。
爽やかで頼もしい印象でした。
この人たちが、伝統をきっちり受け継いで、ベテランになってほしいなあ…


坂口さんにも、本当にがんばってほしいです。
「お客様をいかに感動させるかを日々知恵を出し合っています」と、以前メールをいただきましたが、
露天風呂で、他のツアーのお客様たちの話を聞くとなしに聞いていると、
「来てよかった、料理が美味しかった、スタッフのみなさんがいい人たちだ」と、
みなさん、話されていました。

坂口さんと記念撮影、しそびれたなあ~~(T_T)
あまりにバタバタだったもので…

でも、これで終わりじゃないもんね。

次回のロビーコンサートはあるのだろうか??
一度やると、「次はこうしたい!」という思いが膨らみまくる私としては、
またのチャンスが訪れたときのことを、どうしても考えてしまう。
こんどは、ベースありで♪
(実は早速既にベース調達OK)


でも一方、本番前のナーバス状態じゃなくて、「お客」状態で飲みまくり食べまくるディナー、堪能したいし。
あのフレンチをもう一度…

いろいろ膨らみます。
きっと、かたちはその時々で変わっても、「城西館」や、高知との繋がりは、これからもずっと続いていくことと思います。

坂口さん、本当にお世話になりました。
そして、これからも末永くお付き合いをお願いしますね。
プライベートで香川にいらっしゃる機会があれば、私たちがホストになっておもてなしをさせていただきます~(*^_^*)




Takからも「ありがとう」




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