WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

暴風雨でトタンが飛んできた件 後日談

2017-09-27 | よしなしごと



いつもお読みいただいている皆さま。感謝します。

このたびは、前回記事では大変ご心配をおかけし、FBやメッセンジャーに、
たくさんのお見舞い及びアドバイスのメールをいただき、本当にありがとうございました。

トタンは、昨日、管理会社と管理人さんの共同作業によって撤去されましたことをまずご報告いたします。
ほんとにホッとしました。
さらに、昨夜、市役所のご担当者からも連絡をいただきました。

これまでの経緯を、覚書として、記しておきたいと思います。


まずは、前回記事を書いてすぐに私も個人的に市役所に連絡しました。
市役所の友人が、記事を読んですぐにメールで「それならくらし安全安心課の防犯・空き家係だよ」と教えてくれました。
そちらに早速TELしたのですが、対応はなんとものらりくらりとした感じで(-_-;)
まあ、具体的には、
「空家」は市内にものすごくたくさんある。それを順番に対応している。台風の後にはこのような苦情がたくさん来るので、処理しきれない状態…とのことでした。
そんな中でも特に危険なものを「特定空家」というのだそうですが、
隣の廃屋が「特定空家」に指定されているかどうか…などということは、個人情報なので、報せて貰えないとのこと。
もちろん持ち主が誰かも教えて貰えません。
ですので、お隣の廃屋の持ち主と私たちマンションの居住者が直接交渉することはできないのです。

しかし、このぶら下がってるトタン、ほんとに危ないので、じゃあ消防とか、警察に言ってみたら…?とのアドバイスもいただき、
せっかちな私は、朝の出勤前に119番にTELしてみました。
そしたら、廃屋といえど、持ち主に無断でトタンの撤去をすることはできないとのこと。コレ、めっちゃびっくり!
申し訳なさそうに「まずは、警察に連絡してみてください。」と言われました。
そうか、レスキュー出動…にはならないケースなのか。

次に、せっかちなので仕事のお昼休みに、消防に案内していただいた警察の電話番号に連絡ました。
警察もやはり、同じ回答。「それは市役所の管轄になります」と…
警察から市役所に「はよ対応しろ」と圧力?をかけることもできないとか。
これぞたらい回し! 市役所→消防→警察→市役所

市議に相談してはというアドバイスもたくさん頂きました。
市議の奥さまからも、「夫に言ってみたら早いかも」とも。

ああ…やっぱ、そっちね、、、

市議の方からもお口添えいただきました。
前出の市役所の友人も、担当部署に知り合いがいるとのことで、お口添え下さった模様。


せっかちですので、レッスンの合い間に、もういちど市役所にTELしました。
今度は、消防、警察にも対応していただけないようなので、本当に危険なこの状態を、速攻視察に来て、持ち主を見つけて交渉して、その結果を文書で回答して欲しいと申しました。
文書では回答できないといわれました。
お役所とは、いろいろな順序を踏まないと、フレキシブルな対応ができないところなのだと、まあわかってるけど、やっぱりか…
そんなら、経過報告の連絡は電話でもいいので必ずすぐにして下さいとお願いし、
この時の電話対応して下さった方と、今後のご担当者の名前をお聞きしました。



本文記事とは関係ありません ビストロ ボンのランチ



そのご担当者から、昨夜、連絡がありました。

内容は以下の通り。


「本日、件の空家を視察に行きました。
仰るとおり、ひどい状態でした。
ロープにぶら下がっていたトタンは、我々が行った時には管理会社によって撤去されていました。
しかし、大変危険な状態であることは、我々も認識しましたので、持ち主と直接会って、交渉に入っています。
今後も根気よく交渉を続けていきたいと思います。」


とりあえず一安心。
「順番にやってますから」という初期対応でとっても落胆したけど、
それから1週間で対応していただいたことについては、感謝です。

しかし、市としては、このトタンを法律上撤去することができず、結局は、マンションの管理会社のご担当者&管理人さんで撤去して下さったのでした。
ほんとにほんとに、ありがとうございました。
市役所のご担当者は、廃屋の写真を撮って帰られたとのことでした。

法律とは、国民、市民を守るためのものなのに、こんな咄嗟の時に役に立たないってどぉよ?

電線にサルが登ったり、排水管にネコが詰まったりしたときには出動するけど
今回のようなケースは公共の事由じゃないからダメなのか、、、

しかしまあ、私としては、そこで文句いっても虚しいだけですので、とにかく現時点でできる最善のことをしたい思い、
そして、今回のことは、いろんな方がたのアドバイスや協力によって、一旦解決、そして、廃屋についても、交渉が続いていくことになったという結果についてはほんとに良かったと思っています。
でも「根気よく」といいつつまたも数年放置されるのでは、、、(-_-;)

解決されないうちに、もしまた次の暴風雨で何か落ちてきたときには、今回いろいろお勉強したことをもとに対応策を考えられます。
できれば、マンション敷地内でなく、公道にトタンが落ちれば、市の対応ももっと迅速になるであろう、、、



本文とは関係ありません エシカルガーデンのランチ



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暴風雨で釘付きのトタンが飛んできた件

2017-09-20 | よしなしごと

先日の台風では、何度も携帯で、地域限定非難勧告発令のブザーが鳴り、不穏な詰田川の増水にパトカーががパトロールしてたり、とっても心配だったけど、
各地域とも無事でよかったです。

しかし…

ちょっときいて~~!!

うちのマンションの隣にこのような廃屋があるのですが、先日の台風の暴風雨で、ここの外壁の釘がついたトタンがマンションの自転車置き場とゴミステーションに行く通路に落ちてきたのです。
縦にタタミ2畳ほどのトタンが、通路をどどーんと塞いでいるじゃないの。








まあ、暴風雨の最中、自転車に乗ったり、ゴミを出しにいく人はフツーいないので、幸い事故はなかった模様。

しかし!!
さらに、まだ1つ、ロープのようなものに引っかかっています。
このロープが切れたらこれも落ちてきます。







これって、めっちゃ危ないじゃないの。
でしょ? でしょ!?誰が撤去するの?
費用は誰が払うの?



落ちてたトタンは管理人さんが、とりあえず、脇のほうにどかして下さってたけど、管理人さんに、管理会社に連絡しましたかと聞いたら、いやまだ、これからしますというので、
「私もじゃあ、あなぶきコールセンターに知らてみましょう」ってことで、サポートデスクに電話しました。
そしたら、ほどなく返信があって、「市役所に報せて、建物の持ち主と連絡を取るようにする」とかなんとか…
あなぶきコールセンターの対応は大変迅速で、誠意ある対応でした。しかし、、、、

う~~~っっっ、やっぱり市役所か。


FBのお友達の譲二先生が、ご近所の無人の家の木が生い茂って道路に著しくはみ出し、人や車の往来に支障をきたし、大変危険だと市役所に提言したところ、何ヵ月も対応せず放置されたという話を伺ったことがあるので、
こりゃ、私も第2の譲二先生になって、直接やろうかな…と、ちょっと思っているところ、、、





この廃屋は、景観も大変悪く、とっとと解体してほしい…と、マンションのすべての居住者が感じているはず。
でもまあ、ヤだなと思いつつ我慢の範疇ですが、こんな危険な状況でどぉする!!?
ぶら下がった外壁のトタンが撤去されても、また次の台風の時には次の危険が…

私も、これまでいろんな業務に携わってきて、遺産相続の結果、このような廃屋の名義人が複数になっていたり、どうしようもないことになっているケースが多々あることはナニゲに存じていますが、専門的なことはわかりません。


法律関係、市役所関係、その他、ご存じのかた、ぜひアドバイスください。お願いします。
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庵治半島イェ~~~~イ!!

2017-09-19 | クレーンが好き






庵治は、私の青春の原点。
思春期を「ボッチ」(ひとりぼっち)で過ごした切ない思い出の詰まった場所。
祖母と二人で暮らした場所は更地となり、
新しい家族5人で暮らしたアパートは廃墟と化している。

柄杓でクラゲを掬って遊んだ漁港があり、一人で石投げをした海岸があり…
12年前に東京から高松に帰って来て、初めて自分の車で庵治に行ったときの心のざわめきは忘れられません。


…その庵治半島が、今はとってもお洒落なデートスポット満載!

コールセンターのお友達にご紹介いただいたお店、早速いってきました~~\(^o^)/


エシカルガーデン(Ethical Garden) 

ここは、正確には牟礼町なのですが、まあ、かろうじて庵治半島?
ってことで。










オーガニックなカフェとランチのお店。
ランチはカレーとパスタのみ。
この日、私は「スパゲッティミートソース」のランチをオーダーしました。
サラダとパンと、お好みで無添加パルメザンチーズ付き。
チーズを浸したオリーヴオイルをパンに付けて食べたり、
スパゲッティにチーズをふりかけたり…と、ご自由にアレンジしてください…な感じ。










実は、前回記事のセッションパーティーのあと、約5日間ほど体調崩し、仕事すべてキャンセル、だんだん食欲もなくなり、悪循環でヤバい状況…だったのですが、
この日のランチは、すごく美味しく頂いて、普段は食べきれないのでオーダーしない「デザート」まで完食してしまいました。
コレ、特筆事項。

日常の食生活、「オーガニック」って、経済的やら時間的やらの諸事情で、拘りたくてもかなり困難。
このお店のランチは、こんなに体調不良の私がデザートまで完食できるほど体が受け容れられる素材を使ってるのだと思う、、、


そして、もうひとつ。
エシカルガーデンには、1Fにショップがあります。
ここで見つけたスグレモノ。





ペットボトルを再利用した布で作られた植木鉢です。
バッグの形の植木鉢に、土を直接入れてそのまま使えるもの。
色も大きさも様々で、お庭やウッドデッキや、玄関前に並べるととってもお洒落で可愛いと思います♪♪
ウッドデッキや、外壁のフックにかけても可愛い♪♪



レスト工房「潮」

こちらも新しくオープンした模様。
平日は夜営業だけのようで、レストラン…のようですね。
ロケーション最高で、広い店内にゆったりとテーブルが配置されています。
この日は台風前で、お天気イマイチでしたけど…











ランチは肉系、魚系…とあって、ちょっと贅沢なものは、「手毬寿司」みたいなのとか…
お洒落な広々とした贅沢な空間で、年配のお客さまがかなり多かったです。
夜のコース料理も興味津々ですが、せっかくだから、暗くなる前の瀬戸内海を見ながらゆっくり味わいたいなあ、、、
庵治半島の東側なので、夕日は見えませんが、一瞬、海の色と空の色が同じ「みずいろ」になることを私は以前目撃しているのだ。
その画像は「庵治探訪」Ⅱにアップしています。
日が沈むときの海の色の変化は幻想的で感動します。画像にするとあまり感動がないけどね(^_^;)












山田家本店

これはもぉ、老舗で、香川で知らない人はいない!
ここも正確には「牟礼町」ですが、「庵治半島」ってことで(^_^;)

近年、首都圏における「さぬきうどん店」が大変な発展を遂げており、
本場讃岐うどん店を越えて、独自の讃岐うどん食文化を形成しつつあるようなのです。
もうさぬきうどんを食べに香川に行かなくてもいい…という説まであるらしい。
しかもそのように語っていらっしゃるのは、香川のうどん店全店制覇された地元香川の方とか…
これって私は香川県人としてとっても素晴らしいことと思うのです。
フレンチ、イタリアン、中華、タイ、トルコ料理…などと並ぶ「さぬきうどん」









しかし山田家は、「ざいご(田舎)」感と正統感がうまくミキシングされていて、
うどん県人同士で来ても、県外の方をお連れしても、いつでも満足なお店と思ってます。


美しい公園も。


あじ竜王山公園


なんといっても瀬戸内海を借景としているのです。
美しいに決まってます。





高松市立城岬(しろばな)公園 












恋人たちの聖地?ってことで、日本全国の方の中から選りすぐりのプロポーズの言葉を刻んだタイルが埋められています。
私の養父は「お父さん」でパパじゃないけど、もうずっと前からほんとのお父さんだよ…と、めっちゃしみじみしてしまった私、、、



もはや庵治は、少女TAKAMIの原点の世界ではなくなっています。
庵治を原点に、雑ながらもここまで人生を紡いできた自分と、庵治の変貌がなんとなくオーバーラップして、「庵治半島イェ~~~~イ!」な気分なのですよ♪


オマケとして、息子Takがとーちゃんと初めて釣りに行って庵治で釣った鯵もアップしとく。
冒頭の画像は、ビギナーズラック大漁だったそのときの庵治の海。






「庵治探訪」少女タカミを訪ねて

「庵治探訪」少女タカミを訪ねてⅡ

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SYO邸セッションの夜は更けゆく…

2017-09-16 | アーティスト魂


イェ~イ SYO Michael 日本人に見えないっす!




9月になっての最初のイベントは、SYOさんちでのミュージシャンパーティー。
SYOさんが、最近セッションなどで新しく知り合った方たちをお招きしての、飲み会&セッション。


まずは「セッション」とは!
(ミュージシャンにとってはあまりにも当たり前ですが、そうではない方のために…)

ミュージシャンが集まって、その場で「せーの!」で演奏すること。
これで合ってる?

もちろんそのためには、いろいろ条件があります。
「故郷」(ふるさと…敢て日本歌曲で例を書きます)
これは誰でも知ってるので、じゃあ、みんなでこれを演ろう!
私ヴォーカルね。
「1.2.3.1.2 ハイ」の合図で曲が始まります。
カウントを出して曲のテンポを指定します。
TAKAMIが「故郷」を歌う場合は、イントロはルバート(てきと~に自由に弾いてもらう)ってのが多いな。そういうのもアリ。



「故郷」うたってるワケじゃないけど、何を歌ってるのか誰も覚えてない、、、



メロディーは誰でも知ってるけど、和音進行は、いろんなパターンがあるよ。
だから、全員で和音進行を揃えるには、コードネーム(和音の記号)を書いた楽譜が必要。
これは、通常、フロントの人が用意します。
フロントとは、ヴォーカルとか、管楽器とか、メロディーを担当する人です。
TAKAMIはコードには拘りがあって、ここはこのコードにしてほしい、
ここのベースラインはこのように進行してほしい…というのわりとあります。
そこのところはキッチリ書いてさえいれば、楽器のみなさんは、その通りにやってくれます。
でも、あまり拘りまくると、楽器の人たちが自由に動けなくなってしまって、楽しくなくなるので、ホドホドというのが大切です。
拘りとは、「拘束」みたいなもんやからね。



左より、ハヤシさん、ちかちゃん、ヤノさん これぞめっちゃセッション!



さて。「故郷」は、16小節です。
まず、フロントの1コーラス、つまり1番(16小節)が終わったら、次は、ピアノ、ベース…と、アドリブが続きます。
アドリブとは、コード進行(「故郷」の和音進行)をキープしながら、それぞれの楽器が、メロディーから離れて、自由に演奏します。
「故郷」のコード進行で、好きなように、気の向くままに演奏するのです。
即興で、その場で作曲しているようなもの。

「故郷」は3拍子ですが、アドリブに突入したら、4拍子になったり、テンポやリズムも変わったりするのもアリ。
「リズム」とは。
「故郷」は3拍子。普通のワルツです。和風ワルツとでもいうのか!?
ワルツにも、ウィンナーワルツ、ジャズワルツ…など、いろいろあります。
4拍子なら、4ビート、8ビート、ボサノヴァ、タンゴとか、4拍子でもいろんなリズムがあるのです。なんとなくわかる?…まあ書き出せばキリがないのですが、
みんなで演奏してる途中でスイッチが切り替わり、リズムも変わったりする。

このあたりは、阿吽の呼吸で、決め事はなく、臨機応変。これがジャズ。これがめっちゃ楽しい♪
そしてもう、原曲は「故郷」なのに、それぞれ勝手気儘なことを演りまくって、遊ぶだけ遊んで、最後はまた、フロントがメロディーを演奏します。〆ですね。

これが「ジャズ」の1曲の流れなのですが、セッションでは、これらを、リハもなく、
最低限の打ち合わせ
楽譜(コード進行) 最初のリズムの指定だけで、ミュージシャンがみんなで楽しくやろ~~\(^o^)/な感じで「せーの!」です。


エンディングも、雰囲気でてきと~~~~



ちかちゃんと私、性格めっちゃ対極なんだけど、ミュージシャン的には地下水脈で繋がっとります\(^o^)/



このたびのSYO邸での宴は、私は、「酒のアテ」係で、一応数種ご用意させていただきました。
最近お友達になったピアニストのちかちゃんも、お手伝いに来てくださり、一緒に半世紀の人生を深~~~く語りまくりながら、作りましたが、料理画像皆無( ̄□ ̄;)!!
ちょっと残念だなあ~~
宴が始まると、超楽しくて、「画像撮る」ってのが抜け落ちるのだ。


本当に、音楽の「地下水脈」(最近、この言葉が超お気に入り)で繋がっている方たちとの出会いは嬉しく心ときめきます。
音楽に限らずアート全般ときめきます。

東京で四半世紀を過ごし、たくさんの音楽仲間ができて、高松に帰るかどうかとても迷いました。
40代で、高松で1から音楽活動を始めることに、正直不安がありました。
でも、それは全くの杞憂でした。
本当に大切な音楽仲間との出会いがありました。
「人数」ではないのです。
出会いは多ければ多いほど幸せというものではないです。
これは、音楽仲間じゃなくても、みなさん実感されていらっしゃると思います。



ぴんくのお顔のハヤシさん、ナイス!!



残念ながらフェイドアウトしてしまった人もいます。
でも、音楽仲間は、何十年遠ざかっていても、再会したら、時間の隔たりは一瞬でなくなります。
これも音楽仲間じゃなくても、みなさん実感されていらっしゃると思います。

地下水脈で繋がっている音楽仲間は、出会ったら、それまでの別々の人生の隔たりは一瞬でなくなります。
私にはその理由がはっきりとわかるけど、今ここに書くのはやめとく。
あまりにも私にとって大切なことなので、軽ぅく書けないのよね~~ん、、、


さて。

SYO邸でのミュージシャン飲み会&セッションのパーティー、
参加のみなさんに画像掲載の許可申請をしつつ、「私何歌ったか全然覚えてないのよね~」とかってメールしたら、
みんな「アンタの歌った曲なんか覚えてないわ」と、、、
こうして、記憶のないところでセッションの夜は更けていったのであります。


いや~~しつこいけど、料理画像がないのは残念!

次回こそは!

またやろう!!

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中国酒家 目眩の宴

2017-09-13 | 美味礼讃




ああ…もう9月になりました。
更新滞りました。
たくさん書きたいことがありすぎ!! 時間と気持ちが追いついていかない状態。

まずは、8月の「中国酒家」での宴です。
もう半月以上前のことですが、忘れもしません。
味と香りの記憶って、時間とか関係ないのですよね。

atatachanご夫妻にお誘いいただきました。
「中国酒家」の関シェフは、中国料理教室を開催されているとのことで、
その生徒さんご夫妻やお友達をお招きして、香川の地酒に合う広東料理を心行くまで堪能していただこう…という主旨のパーティーです。


私は、生徒でもないのですが、料理と酒につられて、参加させていただきました。
目眩がしそうなほど、美味しく楽しく、素敵なパーティーでした。


SYOさんと私は、一番乗りです。心踊り逸りまくってましたもん♪

テーブルには、本日のコースの「菜譜」(お品書き)の中国語と、日本語バージョン。
もぉ~これを見ただけで目眩がしました!! 最後まで辿り着けるのか私!?!?








そして宴開始の前に、関シェフからのご挨拶。
シェフは「厨师」というそうですが、あまり聞きなれないし読み慣れないので、「シェフ」と書かせていただきます。
「みなさん、広東料理、ご家庭で作ってますか?
ご主人方、奥さまの料理の腕は上がりましたか?」






料理教室では、料理の中国名をキッチリ教授し、包丁の使い方から徹底的に本格的にご指導されているとのこと。
この日の料理も、一品ずつ、アカデミックな解説をしていただき、
心行くまで頭と体と魂で味わい尽くしました。

日本酒は、「久本酒店」の専務セレクトの、四国(主に香川)の地酒。
「辛口」といえど、わりと甘く感じます。でも決して甘ったるく悪酔いするような味ではなく、キレがあり、非常にスッキリとしてます。グレード高いのです。





さて。
いよいよ料理が運ばれてきました~~~~\(^o^)/



上海式ピータン豆腐

短冊のように切られ、お宮の階段のようになってるのが豆腐ね。
やはり私は、ピータンと豆腐を和えるこのソースが絶妙だと思うのですが、この階段のような豆腐の切り方にも意味があるのだろう、、、
お料理教室の生徒さん、教えて~~~



広東式焼き物2種

パリッと焼いたお肉に薬味のペーストをちょっとつけて食べる。ピータン豆腐の次にこのメニュー。組み立ての緩急?が絶妙。



北京式2種千切り和え物

これは、生のメイクイーンの千切りサラダ。
素材ももちろんものすごく美味しいんだけど、ほのかにかかっているこのタレは何!?




ってことで、ようやくここ前菜終わり。少しずつ飲む、なるべくちょっとずつ取り分ける。…を心がけます。



緑野菜と海鮮の炒め

これまた、当然なのですが、火のとおり具合、塩加減が絶妙すぎて、油断するといくらでも食べてしまいます。




地物ワタリガニの内子のフカヒレスープ

地物ワタリガニは、子供の頃、庵治に住んでいた頃、漁師さんが朝漁ってきたものを、おやつによく食べてました。
今思えばなんという贅沢。
大人になってから食べた他のどの地方のカニより味が濃厚で、美味しいと思う。
その内子のフカヒレとな!!
贅沢すぎて、目眩がしそうなほど美味しかった~\(^o^)/
味はすごく濃厚だけど、意外とさっぱりとしています。



若鶏の醤油煮バラの香り

煮物には、通常、香りのいいスパイスが使われますよね~
いろんな香りが、炒め物などと違って、まったりと混ざり合って、口からだけじゃなく、鼻の穴からもえもいわれぬ充足感が、、、
このお料理は、仄かなバラの香り、、、、
だいぶお酒も進んでまいりまして、シェフのアカデミックな解説も、その時は「おぉ~~そうか!」と感嘆してたけど、記憶が…( ̄□ ̄;)!!



空芯菜炒め

これは、「菜譜」から変更されています。
予定の地物野菜の良いものがなかったのだそうです。



私はこの料理を食べていません。
なぜなら、この中に入っている青い唐辛子の話でシェフと盛り上がってしまい、
シェフは、最強の唐辛子を持ってきて下さいました。
画像を撮りそびれたのはとっても残念ですが、私は皆さまが「空芯菜炒め」を召し上がっているあいだじゅう、
シェフが持ってきてくださった「当店最強の唐辛子」を肴に飲んでおりました(^_^;)

なんでこんな辛いものを!?
…と、理解不能な方たちからのヒソカな顰蹙、軽い批判、ちょこっと軽蔑…などの風は常に感じています。
ナゼに涙ぐんでまで、これほど辛いものを食べなくてはイカンのじゃ~~( ̄□ ̄;)!!

…そういうアナタとは語りたくありません。
永遠に接点はないでしょう、、、、

ものすごく辛くて、ものすごく風味のある唐辛子。
わかる人にはわかる。
わからない方は、自分がどれだけ辛さに耐えられるかを愚かに誇ったり、競ったりしていると思っていらっしゃいます。





鮮魚のあっさり蒸し



地物ワタリガニのマカオ風


スマヌ…
もうフィナーレでございまして、日本酒も進みまくり、解説不能となっております。




さて。ここからが本論!!
私が心動かされたシェフのスピーチの一部です。ヨッパにつき一部始終をお伝えできなくて、大変残念です。

首都圏や関西圏と比べて、残念ながら香川の中華料理店は大変ショボいのが実情で、本気で本場の料理を食べさせる店は大変少ない。
ホテルや有名店でも、料理人の入れ替わりが激しく、高いレベルをキープしていくことは大変困難。
そんな中、関シェフは、「中国酒家」の味の伝承ということを常に考え、人材を求めていらっしゃるとのこと。
基礎的な中国料理を学び、さらに志の高いワカモノをヘッドハンティングしようとしても、
良い人材はどうしても東京、大阪などの有名店を選ぶ…とのこと。

日本の片隅の香川で、本気の広東料理を誰が受け継いでいくのだ、、、

私見でありますが、全国の優れた人材の中から、偏狭の地香川で「中国酒家」のシェフに惚れこんでここに骨を埋めよう…という逸材を捜し当てるより、
地元に宝は隠れているのでは…と、、、

関シェフの志は本当に高く「香川で本物を」。
私は「広東料理」が特に好きという訳ではなく、むしろこのお店で本場の味を知りました。
タイ料理、インド、ベトナム、それにブラジルやトルコのソウルフードも少しだけど体験して、大変感動しました。
日本人向けにアレンジされていない、各国のソウルフードは本当に美味しい。
それは、文字通り「ソウル」が伝わるからなのでは、、、
世界の食は地下水脈で繋がっている。
表面を整えた、うわべの料理とは違うのだと感じます。

文章で書くとこのように「理屈げ」になってしまいますが、理屈とちゃいます。ソウルです。
うどんだけじゃない香川の食文化を、こうしてソウルフルに支え且つ導いていらっしゃる関シェフ、とても素敵です。
素晴らしい後継者、担い手が現れますよう、お祈りさせていただきます。



本場シャケ炒飯

大変残念ながら私は、もうおなかいっぱいで、食べられませんでした。
デザートの「さぬきの梨とブラックタピオカのココナッツミルク」はいただきました~~!!
しかし、画像は撮りそびれました



またまたヨッパでございます。
しかし、前回花火の宴ときよりは、大変きれいに出来上がったと自負しております(^_^;)


翌日になって、お誘いくださったatatachanと「私、記憶あるよ~~」「私もあるある!」などとメール致しました。
日本酒は超苦手で、飲みすぎると翌日は二日酔いがお約束な私なのですが、
「久本」専務セレクトはほんとにとっても質のよい、美味しい酒だったので、幸せがいつまでも持続したのでありました。





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