まさかの骨折で不便な日々を、Takが宿泊学習から帰ってくるまでは、SYOさんがサポートしてくださいました。
私はSYOさんにドライヴや銭湯やご飯に連れてっていただく以外の時間は、SYOさんちでだらだらと、DVDを観たり、お昼寝をしたりなどして過ごしていたのでしたが…
彼は縄文時代から生きているだけあって、その生活はシンプルですが生きる知恵と生命力満載です。
朝は6時に目覚め、スッキリしているときは、まずはさっさと外に出て、庭の草木に水をやり、
土と戯れ、近所の畑からコオロギを捕まえてきては、庭に放している模様。
いい声で鳴くので、連れてきて飼っているつもりらしい(^_^;)
家の下にはヘビも棲んでるらしく、ときどき顔を合わせて挨拶してるとのこと、、、
一時期は、夫婦で遊びにくる鳩にもエサをあげて手懐けて、お話したりしてたようです。
何度も登場している、ご近所「山活」のマスターが畑でトラクター?のようなのに乗ってて、お互い手を振って挨拶したりも。
そうやって、2時間以上も、庭で遊んでいらっしゃるようなのです。
庭は、決して広くはないのだけど、訪ねるたびに様相が変わっています。
ホームセンターに通い、次々とガーデニングの小物やら、苗やら、石や肥料を買っては、
庭を細かく模様替えしてるらしい…
この細かさ、子供の土いじり、おままごと…の世界のようにも見えます。
私は、やってる現場を見たことはないし、お手伝いしたことも一度もないのですが、
毎回様相が変わっているお庭で、草花たちが、とても元気で嬉しそうなのはものすごく伝わってきます。
ほんとに、毎日愛情をかけ、楽しんでお世話をしているのだなあと…
3匹の仔豚
サバンナ
シマウマの親子
そして、日中はクリーニングやさんだの、郵便局だの、いろいろ所用を済ませ、夕方になったら「散歩」のようです。
仏生山公園界隈を、これまた2時間も歩きまくっている模様。
ゴハンは、お腹が空いたら食べるっていう感じで、規則正しく朝ご飯を食べる…という様子はなし。
1日2食で、朝は食べてもフルーツ程度の健康法がブームになってたけど、(今も?)
彼はソレに近いようです。
夜は、お惣菜を買ってきて酒を飲みながら、お笑い番組を見たり、依頼のあった譜面を書いたりしているようです。
「お笑い番組」コレも、SYOさんの健康法のひとつだそうです。
「笑う」ことは、とても大切…というのは彼の持論。
あっそうそう、サプリも飲んでる。
にんにく卵黄みたいなヤツやらウコンやら、青汁やら…
あまり「サプリフリーク」という感じじゃないようですが、飲むからには続けないと意味ないということで、堅実に続けていらっしゃる模様。
ちょっとぐったり疲れたな~~ってときは、朝は6時きっかりに起きず、スッキリ起きられるまで気持ちよ~~く寝ているようです。
モアイさん
森の子リス
1人暮らしなのに、本当に楽しそうです。
彼に「ストレス」というのはあるのだろうか??
以前LIVEの時もご紹介しましたが、SYOさんは、「止まる」ってことがないのです。
常に動き回っている。マグロのように…??回遊魚ならぬ回遊人です。
止まったら死ぬのだそうです(@_@;)
公園にいっても絶対に座らないし、Takが小学生の頃、1日中虫捕りに付き合ってくださったときのあのタフさは、私には「奇跡の人」でした。
人様のおうちで2,3泊させていただいただけで、いろいろ、日常のパターンってわかるものです。
Takの妊娠中だったか、Takを連れて実家に戻って世話になってたとき?だったか忘れちゃったけど、自分の実家なのに、久々に「出戻り」として実家で暫く暮らして、
両親の「夫婦」としての暮らし方に、とても新鮮なものを感じました。
私だったらあり得ないことが次々と普通に展開していく…
↓このことは、以前にも記事にしたハズなんだけど、検索できませんでした。
ある朝、母が朝食に、お味噌汁と焼き魚を用意して、朝ゴハンのとてもいい匂いがたちこめているところに、
犬の散歩から帰ってきた父(養父)が、できたての朝ご飯には目もくれず自分の朝食にパンを焼き始める…っていう場面。
「え~~っ!? 妻の作ったできたての朝ご飯、食べないの? こんないい匂いなのになんともないの!? 妻に失礼と思わないの!?」とは思っただけで口にはしませんでしたが、
母は「ああ、お父さんは、パン食べるんな~~」と、意に介せず、、、
父は、私が夕飯を作って「できたよ~~」と言うと、「よっしゃ。ほな、フロに入ろうかの~」という人です。
いずれも、出来立てにこだわる私としては、あり得ないシーンなのでありますヽ(`Δ´)ノ
しかし、この夫婦は、価値観が違うのだ。
朝はとりあえず、ゆっくり料理をして、それは1日のいつでもチンして食べられるように…ってことらしい、、、
それでも残れば冷蔵庫に入れて、それでも腐れば「まっしょうがない」といって捨てる。
このスタンスが、私にはあり得ないんだけど、この夫婦は、それでずっと何十年もやってきてんだ。
おっと話が逸れましたが…
SYOさんは、自炊を殆どしません。
スーパーでお惣菜を買うか、外食か…
しかし、栄養や健康には、「縄文人」の知恵と勘が鋭敏に働いている模様…
SYOさんにストレスというものはないのだろうか…と思って訊ねてみたところ
彼はピアニストとアレンジャーとしての仕事をなさっています。
時々、めんどうなアレンジを頼まれて、締め切り近くになるとテンパっているらしい…
私も瀬戸際女なので、よくわかります(^_^;)
夏~芸術の秋~クリスマス…などのシーズンは、次々と演奏があり、追い立てられる感ありで、それがストレスになることもあるのだとか。
長い間独身で、飄々と見えても、ご自分の健康には、きっとキッチリと留意されてきたのではと感じます。
「土をいじり、散歩して、お腹が空いたら食べ、楽しく笑い酒を飲み、寝たいだけ寝る」
私もマジで見習い、健康で長生きがしたいです。
企業に勤めたことがない私は、年金も殆どなく、一生働くことで生きていくしかないのだ。
私に特に欠如しているのは、「歩くこと」なのだなあ…と、このたびの骨折で身にしみました。
私は、「散歩」は苦手…というか、この多忙な日々、無目的に歩くっていうのは、時間の無駄みたいな気がしてました。
でも、散歩に、どれほど人は大きな自然からの恵みを受け取っていることか。
昨年、父を見送り、続いて生徒の鈴木さんを見送り、秋を味わう暇もなく過ごした1年の終わりに、SYOさんが誘って下さった公園。
振り返って読むとじょわ~~~っっっと、涙があふれます。