WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

「縁」のふしぎ

2012-03-30 | 教育ママ日記




本日、Takは、卒業旅行第二段に出かけていきました。
「エコ・サイエンスクラブ」というサークルの旅行です。

昨年は、震災と亡父の入院で、直前にキャンセルしました。
Takに事情を説明し、楽しみにしていた旅行を諦めさせたけど、
今年こそは!サークルも卒業、男子4人と、引率の先生とで、大阪、滋賀方面へ。


エコ・サイエンスクラブ」(リンク先のインフォメーションは、昨年のものです)は、親子で通っている「高松シオン教会」が活動の場所を提供し、牧師先生も、キャンプの時にだけ同行されます。

「筍堀り」「いちご狩り」「ザリガニ釣り」「キャンドル作り」「アイスクリーム作り」「バター作り」「アクセサリー作り」「化石採集」「川の水質調査」
その他、早明浦ダムの清掃ボランティア活動、化学実験や工作などなど、盛り沢山の内容で、3年間、とても楽しく過ごしてきました。
特に夏のキャンプは、とっても安い参加費で、めいっぱい楽しめて、毎年とても楽しみにしていました。

教会学校とエコサイエンスクラブは全く別なので、教会に行っていない子供でも自由にクラブには入れます。
対象は小4~6年生なので、興味のある方はぜひ直接お問い合わせしてみてくださいね。


主宰されている加藤俊作先生は、シオン教会に所属するクリスチャンで、私の初代夫との結婚披露宴でスピーチをして下さった方です。
科学者だった、新郎のお父様(故人)の職場の後輩で、ご友人でいらっしゃいます。
先生は、スピーチで、新郎が小学校の頃、教会学校に通っていたことをお話されました。(私は全然知らなかった)
無宗教の家族の子供が、小学生時代教会学校に通い、その後、教会を離れていっても、
教会で教わった「神さま」のことは、彼の心の奥深くに根を張っていたのに違いない…
と、私はその時のスピーチを聞きながらなんだか納得したのでした。

教会学校とは、きっと、あたたかく、開かれた、とてもいいところだろうな。

それから十数年も経って、二代目夫との間にTakが生まれ、私は最初から、この子を教会学校に通わせたいと思っていたのでした。
何も知らずに覗いてみた近所のシオン教会が、初代夫の通っていた教会で、しかもそこに加藤俊作先生はずっと今日までいらした。
そこで、Takを「エコ・サイエンスクラブ」にお誘い下さったのでした。



一方、Takは「お習字」も卒業。

書人、池田秋濤先生主宰の書道教室に通っていたのでしたが、場所が遠く、中学で部活に入ったら通いきれないので、敢え無く今年度いっぱいで修了。
でも、先生とは、私も個人的に親しくさせていただいているし、これからも母子でお付き合いは続いていきます。
Takと秋濤先生との絆も、きっとこれからもずっと私を抜きにしても続いていくことでしょう。

Takはこの先、いろんな面で道に迷ったとき、灯りを点して先を照らしてくれる頼れる先達がもうすでにあちらこちらにいる、、、ありがたいことです。

「縁」というものは、生まれたときから(いやもしかしたら生まれる前から)気づくか気づかないかは別として、厳然とあるものではないだろうか…
私は、自分の「今」が、生まれたときからのあらゆる「縁」によって綯われてきたと、今になって確信しています。
そうだとしたら、これまでのいろいろな「ご縁」がさらに縒り合わさって、綯われ結ばれて、この先、もっともっと素晴らしいことになっていくことでしょう。



冒頭の画像は、朝、ブログの草稿をしていたら、突然届いたhigeさんからの沖縄のお土産。右は、Takの卒業旅行第一弾のお土産(*^_^*)
Takのいない今夜に、ゆっくりしみじみ味わいます♪

higさん、いつも応援ありがとうございます。

みなさまの心からの応援に応えられるよう、私も当面のLIVEの準備を、精一杯頑張りたいと思います。




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「D」が好き♪

2012-03-27 | アーティスト魂


2009 10.31 by macoto



4月13日のLIVEの、4回目リハでした。
…といっても、4回目なのは私であって、曲によってメンバーが違うので、今回は、稲生田先生のスタジオで「ドラムあり」の曲のリハ。



その前日、自宅で、ピアノSYOさん、ベース高橋さん、オカリナ&コーラスまんべくんと4人でリハをやりました。

高橋さんのベースの音はとても大きく豊かで、私のピアノの音がかき消されてしまうほどでした。
楽器のボディが、たっぷり気持ちよく共鳴している感じ。


その折、高橋さんと、曲のキイによって、音の色や、開放感が違うよねという話になり

高橋さんは、「D」(レ)が好きだというのです。
Dメジャー(ニ長調)が好きなの? いや、Dにまつわる何でも好き…
Dは、弦を押さえなくても、もともと調弦されてある音なので、開放感がある…というのも理由。

うんうん私にとってもニ長調はきらきらしたイメージ。
フラット系のキイは、マイルドなイメージ。
…って、これはきっと、楽器をされる方は感じていらっしゃる方、多いのでは…?
でも、自分のオリジナルでニ長調は少ない。
(それにも、ヴォーカルとしての理由があるんだけど、説明がややこしいので省略)
よーし、そんなら、ベースで思い切り「レ」を気持ちよく弾いてもらえるようにアレンジしよう…

ってことで、オリジナルじゃないけど「絶対コレだ!」とひらめいた曲あり、構想を練り、
翌日引き続いてのリハに間に合うように、大急ぎで譜面をつくりました。
こういう切羽詰ったときって、必ず怒涛のようにインスピレーションが湧いてくるのです。
私はこれを神さまの賜物と、バンド活動を始めたときから信じているのです(*^_^*)


今更の曲の差し替えなのですが、メンバーは、初めての譜面を、1回できっちりインプットして下さいます。
次回利はでは、限りなく完成形に近く仕上がる予定。
本番はきっと、お客様も巻き込んだ素さらに晴らしい演奏となることでしょう♪


p.s.

冒頭の画像は、前々回のLIVEのときの、高橋さんへインタビュー♪
このときは、いつもものすごくパワフルで元気なメンバーのみなさんに、ご自身の健康法をお尋ねしました。
高橋さんの健康法は、「キャベツ」だって(*^_^*)
お野菜をもりもり食べるのだそうです。


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卒業旅行とLIVEのリハ

2012-03-23 | アーティスト魂





今日からTakは卒業旅行第一弾。

従兄弟のRinの家族と一緒に2泊3日、名古屋、伊勢、大阪方面へと旅立ちました。
修学旅行は1泊でも準備には大騒ぎだったけど、弟夫婦に連れてってもらうとなると、
私もなんだか安心で、準備もなんとなく「まっこんな感じでいいかな…」ってなもんで、楽チン♪
ありがたき幸せ♪♪

ただ、帰ってくる日までの宿題を全部終わらせておくというお約束だったのに、
昨日、アルバイトから帰ってきたら、Tak、いないじゃん!?
準備しておいた昼ごはんも食べずにどこ行った!?!?
(女の子と2人でサイクリング?にいってたらしい(-_-;))

帰宅後、すぐにお習字→KUMON
…結局深夜1時までかかって宿題をやり、4時半に起きれなかったら旅行はキャンセル!”と脅したけどさすがに起きて、ハイテンションで出かけていきました。


私は3日間、しっかり働いて、1人の時間は思い切りLIVEの準備に専念できる♪

リハーサルは着々と進んでおります。


先日、ocarinaの眞鍋洋一氏とウチでリハをやりました。
彼にはokarinaだけじゃなく、コーラスもお手伝いしていただくことになってます♪

でっ、ちょっとネタバレですが、今回のメンバーで初めて演る「プラトニックな両思い」


わたしたちのカンケイは 
ファミレスのパーキングから入り口まで10メートル
手をつないで歩いた ただそれだけ
あんまりにも突然に指先が触れ合ったとき 気が付いたの
わたしたち 実はつまり おんなじ気持ちなのね



まんべくん(真鍋氏は小学校の同窓生なのでこう呼ぶ)と2人でコレを歌うのは、なんかちょっと気恥ずかしいような気もする(^_^;)
しかし、この際思い切りナリキリでいきますとも!

TAKAMI:コレってさ~~ 今や、小学生の世界だよね~~! 今の小学生って、こんな感じ?いやもっと進んどるよね。
       私のつくる歌って、小学生レベルってことやんね!?
まんべくん:イヤ、そんなことないない! 今でも全く通用する!!(きっぱり!)

TAKAMI:「ダイヤルに手をかける」って、やっぱ表現古いかね、いまどきは「携帯を手にとる」?
       でも携帯もスマホに移行していくし、時代は移るからね~~
まんべくん:いやいや、「ダイヤル」でええんや!!(なぜかきっぱり)


大真面目に言い張るまんべくんは、実は実は私のこの「オトメ心」に勝るとも劣らない「少年ゴコロ」の持ち主ってこと!?!?
いや~~ん 嬉しい!!

やっぱ、ミュージシャンは、万年少年、万年オトメじゃなくちゃね!
これはゼヒとも、当日のMCのネタにしよう♪


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年度末を乗り切る(@_@;)

2012-03-19 | よしなしごと


少年時代



今日は「破砕ゴミ」の日だったので、プラレールとレゴブロックを中心に、7袋捨てました。
朝8時前に、Takと2人でゴミ袋をエレベーターで運び出し…

それでもまだまだ全然スッキリしないTakの部屋。
本、ノート、作品類がまだまだ大量に…

そして、最終的にいちばん分類に時間がかかる「細かいもの」に悩まされる。

今日もまた、アルバイトの前に急いでゴミ袋買い足してきました。
ランドセルがまだ捨てられないでいるのは、ゴミ袋が足りないからなのでした(^_^;)

年度末にはぜひともスッキリと片付けて、「引越し」を完了させた我が家の画像をアップしたいと思っております♪

その前に、滞納しまくってる各種お支払いを済ませ、今年度を乗り切らなくては!!

レッスンとアルバイトがビミョーにズレて、完全オフの日が全くありません。
これからは、TAKAMIは「働く母」となるので、Takには「自主性」で勝手に成長していただきたく願います。



しかし…

私、3週間後には、自分の年に1度のメインのLIVEが控えてるんですけど、、、
ソレに集中したいのがホンネ。
そんなうまくいくワケないんだけどね。
でも、これはこれで、集中しまくる所存でございます。

お互いに頑張ろう、Tak。


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続 卒業式

2012-03-18 | 教育ママ日記





卒業式当日は、なんだか1日中慌しかったので、ゆっくりと記事が書けず、とりあえずTakの手紙だけアップして放り出していました。

母親として、初めての卒業式、とても感慨深かったです。

40年前の自分の時代から半世紀近くも経ってるんだもんね。
式の内容も演出もずいぶんと進化?していました。
素晴らしかったです。

私の世代のお友達などはもう、何回もお子さんの卒業式を経験して、「これが普通」って感じなんでしょうけど、
私は、この日のこと、動画にも、写真にも記録してないので(卒業式の様子を撮るなんてアタマがそもそもなかった)
せめて文章で記録しておこうと思います。


会場の体育館には、保護者の「指定席」があって、それぞれ椅子に卒業生の名前が書かれていて、
そこに、前出の子供からの手紙が置いてありました。
親たちは、卒業生入場を待っている間に、わが子からのメッセージを読む…というわけ。

時間が来て、「パッフェルベルのカノン」がBGMで流れ、卒業生が、担任の先生に誘導されて入場…

4クラスの担任の先生のうち、3名もの先生が袴姿でした。

私は、自分の成人式の振袖や、大学卒業の羽織袴は、「七五三のようだ」と、断固拒否ででした。
もっと大人の自覚をもって式に臨むべきだと考えていたのでした。

しかし、生徒を送る先生の「羽織袴」は、ものすごく意外で、感動してしまったのでした。
髪をセットして、着付けをして自分の生徒を送り出す式典に臨む心意気、、、
これも、慣れれば「今はそれが普通」と思うようになるのかもしれないけど、
子供たちを送り出す最も大切な式典に、こうして最上級の装いで臨んで下さる先生方にじぃん…と涙が出てきました。

先生に引率される子供たちの態度も、厳かで整然と、とても立派でした。


卒業証書授与は、校長先生から1人ずつ証書を手渡されたあと、壇上から会場に向きをかえて、大声で一言「抱負」を述べます。
15字以内。
左右のスクリーンに、子供のアップの笑顔と抱負が映し出されました。
保護者の中には耳の不自由な方もいらっしゃいます。
そんな方にも配慮のある、行き届いた演出でした。
スクリーンに映し出された子供たちは、それぞれに自分の好きなものを持ってとてもいい顔で笑っていました。
サッカーボールだったり、野球のバット、好きなものの図鑑…
そして、抱負は
「中学では、勉強と部活を両立します」
「有名なスポーツ選手になります」
「夢を実現するために頑張ります」
…などが圧倒的に多かったな。

Takは、
「思いやりの心を忘れません!」
といって、スクリーンではマウンテンバイクの本を持って笑っていました(*^_^*)


校長先生の式辞と、PTA会長の祝辞だけで、あとの来賓の方や電報は、式次第の紙面に心をこめて折込まれ、式進行の中ではすべて省略。

在校生「送辞」、卒業生「答辞」も、総代でなく、リレー式で、特に卒業生の言葉は、全員によるリレーがよどみなく、感動的でした。
今では当たり前のことのようですが。
どの子供も、体育館に響き渡る大声で、心をひとつにして、「卒業」にこめた言葉を伝えたいという思いが雪崩のように迫って伝わってきました。

在校生、卒業生がそれぞれ歌を歌って、卒業生は拍手に送られて退場。
そのあと、在校生たちが作ったの造花の長々と続くアーチを親子でくぐって最後に校歌の鼓笛隊に送られて校門を出る…という演出。


式次第としては、40年前の私の時代と変りはないけれど、時代は流れ、
こんなに子供たちが主役の、厳かな中にも和やかで晴れやかで、清清しい式に変わっていったのだなあと、感動したのでした。

わが子の成長も感慨深かったけれど、それを見守り、指導し、学校をあげて、毎年の子供たちの門出をこんなに暖かく祝ってくださる先生方も素晴らしい、
公立小学校、捨てたもんじゃないよと、本当に嬉しい気分でした。





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卒業式

2012-03-16 | 人生妙なり




お母さんへ

今日は、おいそがしい中、卒業式に来てくださりありがとうございます。
小学校の卒業の日まで6年間ありがとうございました。
お母さんは、ぼくがテストであまりいい点じゃなくても、しからず気にするなと言ってくれました。とてもうれしかったです。
でもしかってくれたときは、いつも本気でしかってくれました。それはそれでこわかったけど、うれしかったです。
いつも見守ってくれたり、ほめてくれて、たくさん思い出ができました。
ぼくは、中学に入ったら、吹奏楽部に入るけど、音楽をあまりしらないので、いろいろ教えてください。
あいかわらず文章がへたくそですいません。

             ○○○ より




(卒業式で、ひとりひとりの保護者席に置いてあったTakからの手紙)
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卒業式前夜

2012-03-15 | 教育ママ日記






昨日~土曜日までアルバイトがオフ。
今日は、紙類の「資源ゴミ」の日。

明日の卒業式を待たず、「断舎離」。
で、6年間の教科書や資料やノートを捨てまくりました。
昨日から、学校の「お道具箱」やら、作品、テストやお手紙類、これでもかと持って帰る。ひぇ~~っっ(@_@;) また増える!
なので、負けじと捨てまくらなくてはいけない!!
テストは、もぉ~点数だけざざ~~っっと見て、内容もよく確認せず捨てました。
どうせ確認したって私はすぐ忘れるもんね。
小学校の標準服のポロシャツや体操服、ソックスもガンガン捨てました。
感慨に耽ってる場合じゃないのよヽ(`Δ´)ノ
それよりも中学入学に向けて、家の中をスッキリと整えなくては。
明日は制服やランドセルも捨てます。


お誘いいただいたランチのあとは、明日の卒業式後のお食事会の会場へ、楽器の搬入。校歌1曲のために。

Takの小学校の校歌、運動会などで何回か聞いたけど、全然覚えてなかった。
今頃覚えました、メロディーだけ(^_^;)
明日はTakの小学生生活最初で最後の校歌伴奏を謹んで担当させていただきます。
卒業する子供たちへのささやかなプレゼントのつもりで、ちょっとだけオリジナルの伴奏より華やかにアレンジしてみました。

Takの部屋で「プラレール」をゴミ袋にガンガン入れているところにTakが帰宅。
今日は卒業アルバムや文集を持って帰ってきた。
通知表も。

ああ…
通知表、、、

もうどうでもいいわって気分。

私は、どうもほんとに次へ次へ…とせわしない性分らしい。
そりゃもちろん、感慨に耽ることだってあります。
でもその間、時間は止まってくれない。


「いろんな出来事があって、君は泣きじゃくってきたね
 だけど泣き止むたびに 一段ずつ階段を昇った」
               
「こどものままで大人になろう 思い出をつくるためじゃなくて
 明日をつくる その手に掴む大きな未来のために…」

                 (バースデー・ケーキ)


私は、明日の卒業式で泣くんだろうか??
自分の卒業式のときに泣いたことは一度もなかったんだがなあ、、、


慌しい日々の中で、とりあえず今日のことを記しておきました。

冒頭の画像は、教科書類を捨てたあとなお荒れ果てたTakの部屋。
そして、卒業式を明日に控えたTakのTVに興じるアホ面、、、







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「祈ってください」

2012-03-11 | キリスト教のこと







教会の礼拝に行きました。

牧師先生の宣教では、この1年間の東日本大震災のボランティア活動の報告、最近のボランティア活動に同行した大学生の女の子の「証し(体験発表のようなもの)」、
会衆による、祈りの歌…などの時が持たれました。


先生は、これまでに何度も被災地を訪れていらっしゃいますが、最近では、その働きは被災地の瓦礫の処理や、支援物資の整理や配分のお手伝いなどから、
仮設住宅に住む人々の心のケアへと、活動の内容も移り変わってきているとのことでした。
集会所に集まった人々とともに、恐らくそこでも先生はギターを弾いて、
「教会」とは関係ないフォークや、演歌、懐メロ、日本のうたなど、被災者の方たちと一緒に歌いまくってきたと仰っていました。
仮設住宅で暮らす被災者の方たちは、当然ですが、今でもナーバスで、心の内にあるやりきれない思いを吐き出したい、何かにぶつけたい、声に出して歌いたい、話を聞き続けてほしい…
先生は、そういう空気を肌で強く感じたとのことでした。

礼拝では賛美歌を歌うものですが、
この日は、賛美歌のほかに、被災者の方たちとともに歌った「バラが咲いた」(マイク真木さん)「花」(夏川りみさん)を、牧師先生のギター伴奏で歌いました。

仮設住宅の集会所で先生が体験されたその空気、被災者の方がたの思いが、そのまま会堂に再現されたようで、
私は心が揺さぶられまくって、涙が溢れ…というより泣きじゃくり、、一瞬も歌えませんでした、、、とほほほ。

今回のボランティア活動で、先生は牧師でありながら、被災地において、「神さま」「イエスさま」「聖書」については、一切語られなかったそうです。
深い心の傷を負った人にこそ「救い」「福音」を伝えたいけれど、あからさまな宗教色は「押し付け」と感じられ、現地が求めていないとのお達しで、
聖書の中にある「福音を大胆に述べ伝える」伝道活動はできないのだと、残念そうに仰っていました。


でも、どうだろう、、、、

「大胆に語り伝える」という言葉は、礼拝の中でも良く用いられます。
でも、聖書の言葉を引用して、ダイレクトに語ることだけが「大胆」なのだろうか?

神さまに仕える牧師が、神さまのことを一言も語らず、被災者の心に寄り添って、演歌や
懐メロを、一緒に歌い続ける。
被災者の方がたの心は、ひとときでも少し緩められ、ほんの少し癒され、
西からやって来た牧師と一緒に輪になって歌った日のことは、やるせない仮設住宅暮らしの思い出の1ページに残り、
いつか、あらためて「聖書」を手に取る日がくるかもしれないし、別の誰かに声をかけられて、教会へ足を運ぶ時がくるかもしれない。


夜、Takと一緒に、「大草原の小さな家」シリーズを観ました。
Takは、このシリーズに最近ハマって、1人でこのドラマを鑑賞してます。

主人公ローラ姉妹と一緒に池で遊んでいた11歳の女の子が溺死してしまい、「娘が死んだのは、ローラが誘い出したせいだ」といって、その子のお母さんが半狂乱になってしまうというストーリー。
牧師先生が、彼女の自宅に、両親を慰めにやってきて、栞を挟んだ聖書を
「この箇所はあなたの慰めになる言葉が書かれているから、いつでも気の向いたときに開いてみて欲しい」
といって、棚の上に置いて行こうとします。
お母さんは、その聖書を、牧師先生に向かって投げつけ、
「聖書が何だ、神さまがなんだ!! 神さまは、真剣に祈っても娘を返してくれなかった」と憤り、すべてを拒絶して部屋に閉じ篭る。
彼女には夫さえもお手上げで、家を出ていってしまったところに、
主人公ローラは、野原で摘んだ花束をあげようと、登校途中寄り道をして、そのお母さんのところにやってくるのですが、
半狂乱になってしまったお母さんは、ローラに娘の幻影を見て、愛と憎しみが交錯し、ローラを地下の食料庫に軟禁してしまう。
そこでローラは三つ編みをほどかれ、亡くなった女の子の服を着せられて、お母さんの言いなりに、娘の代わりをさせられ、彼女に抱かれて
「大好きよ、お母さん、これからはずっと一緒よ、もうどこにも行かない」と言わされ、従います。
娘の12歳のお誕生日に、ケーキにローソクを立てて、2人で一緒に目を閉じて、願い事をしている隙に、地下室から逃げ出して、
追いかけてくるお母さんに、娘のお墓の前で追い詰められ、
「私はローラ、あなたの娘じゃない。あなたの娘はここに眠っています。」
こうして、やっとお母さんは、娘の死を本当に受け入れ、神さまに祈る…という結末でした。


神さまからの慰めの言葉を受け入れる前に、
神さまがいるなら、なぜここまで頑張ってきた自分の、こんなに大切なものを全て奪ってしまうのか…と、絶望や怒りや無力感に襲われ、
もがいてもそこから出られないでいるのが、人間の弱さ、脆さ、ありのままの姿という気がする。
そんな人の絶望の心に寄り添うには……


この日の宣教のタイトルは「祈ってください」でした。

ボランティアは、遠く離れた私たちでもできる。それは祈ること。
時間の制約があって直接被災地に赴けなくても、金銭的余裕がなくて、多くの募金ができなくても、祈ることは誰にでもできる。

天皇陛下の、震災後のお言葉を思い出します。

「国民1人びとりが 被災した各地域の上にこれからも長く心をよせ
被災者とともにそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを 心より願っています」

陛下はこのように仰いました。
そして、今日の追悼のお言葉も、国民が被災者に心を寄せることを期待して締めくくられました。

「国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくようたゆみなく努力を続けていくよう期待しています。
そしてこの大震災の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心掛けを育み、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います。」

宗教色の全くない陛下の追悼のお言葉。
でも、「祈り」とはこういうことではないでしょうか。

「祈ってください」

祈り続けましょう。


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納骨式

2012-03-10 | キリスト教のこと





昨年12月に天に召されたスズキカズヤさんの納骨式でした。


牧師先生ご夫妻と、カズヤさんの同窓生のMさん(♂)、それにSYOさんと私が立ち会いました。
(「キリスト式」の納骨式というのも、これまた初めての私)
仏式の「納骨」といえば、故人に近い親族が集まって、お墓に骨壷を入れたら、お坊さんがお経をあげて、順番に合掌する…というものですが、
キリスト式では、故人のお墓に向かって合掌はしません。
みんなで賛美歌を歌って、お祈りをし、牧師先生が聖書から遺された人へ「みことば」を引用しながら説教をされます。








詩篇23篇1~6節

主は私の羊飼い。
私は乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場に伏させ、
いこいの水のほとりに伴われます。
主は私のたましいを生き返らせ、
御名のために、私を義の道に導かれます。
たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、
私はわざわいを恐れません。
あなたが私とともにおられますから。
あなたのむちと杖、
それが私の慰めです。
私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、
私の頭に油を注いでくださいます。
私の杯は、あふれています。
まことに、私のいのちの日の限り、
いつくしみと恵みとが、私を追ってくるでしょう。
私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。





教会のお墓には、黄色のポピーや、なんだか春野菜のようなみずみずしいお花が飾られ、
寒い朝でしたが、高台にある平和公園の空気も清清しく、短い時間でしたが、カズヤさんのことをおもいながら、深い時を過ごしました。

生涯でたったの1日、クリスチャンとして生きただけで、こんなにその後の展開が変わるのか~~(^_^;)
(故人もだけど、私自身もってこと)


ホンネとしては、やっぱさ~、葬儀とかお墓とかでは、お線香の香りがないと、なんか物足りないのよね(^_^;)
それから、墓前で合掌して、こんなこと、あんなこと、いろいろ報告したい、、
今もこれからも、ずっと見守っててね…って、お話がしたい。
キリスト式では、お墓に向かって手を合わせて故人に話しかけたりはしないのだそうだ。
死後のことはすべて神さまが責任を持ってくださる、故人は仏様になる訳でもなければ、遺族に供養される立場でもない。



実は、今だから書けること。

カズヤさんが天に召されたのは、SYOさんのお誕生日なのでした。

朝からカズヤさんを見舞って、もう「時」は間近に迫っていることがわかり、大顰蹙覚悟で仕事を休む決心をしてから、ものすごく長い長い1日でした。
SYOさんも、これまでカズヤさんのことは、レッスンの伴奏、お見舞い、送迎、いろいろかかわってくださり、
最後の日を付き添う私に、肉まんを差し入れてくれたのでした、、、

カズヤさんのこの世でのことがすべて終わり、夜の10時ごろだったかなあ、、
SYOさんちにお弁当やお惣菜を持って、お誕生日のお祝いに行ったんだ。
カズヤさんは、この世で息を引き取った瞬間に神様の懐に抱かれたので、悲しむことじゃないんだよね…という、お見送りの充足感みたいなのだった気がする。
気持ちを切り替えて、SYOさんちでピアノで「ハッピーバースデー」を弾いて歌って、ささやかだけれど楽しくお祝いをしました。
それももちろんTakも一緒だったんだけど、TakがどんなタイミングでいつのまにSYOさんちに護送されたのか、、さっぱり記憶にありません。私が連れていく以外にないんだけど(^_^;)



…と、まあ、
久々に、去年の壮絶?な日々を振り返りました。

SYOさんのお誕生日にカズヤさんが召されたことは、これからも、大切な音楽パートナーとしてずっとSYOさんとお付き合いが続く限り、忘れようもありません。
そのために、彼はこの日を選んだのか、それとも神さまの計画なのか、、、








私と同じ立場でカズヤさんに付き添っていらした、小中時代の先輩の、ビーズ・アーティストSさん(♀)
この日は、高松三越で催されている「ビーズ・フェスティバル」出展のため、納骨式には立ち会えませんでした。
納骨が終わったあと、三越へ、報告ががてら彼女を尋ねました。
そして、今回の作品展で、Sさんがいちばんお気に入りの作品というチョーカーをSYOさんが買って下さいました♪♪
うっっっれし~~~♪♪♪
「プロ」に見立てていただいた作品は、自分では見過ごしてスルーしてしまうものでした。
お洋服もそうだけど、お店にいって、自分の好きなものを試着してたら絶対「お似合いですよ、素敵ですよ~」と言われる。
でも、「コレなんかいかが?」といってプロがお薦めしてくださるのは、「えぇぇ~~!?」っていう意外なヤツで(しかも高い!)
でもでも、似合うんだ。ただ似合うんじゃなくて、人と作品が「生かされあう」みたいな。
以前、お帽子やさん「KUSAKA」で、達人のおかあさまにお見立てしたいただいたときもそうだった。

靴も帽子もアクセも、同じなんだろうな~~



4月のLIVEにはコレを基調に衣装を選ぶぞ~~~(*^_^*)





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「面取り」

2012-03-09 | 教育ママ日記






何の変哲もない「鱈のクリームシチュー」

先日のスタジオ・オープンパーティーの食材の残りで、またまた同じものを作ってしまった。

でも、今回は食材カットはTakがやりました。(玉葱は涙がハンパなく出るのでそれ以外)


小さくてよく切れる包丁を頂いて、
あまりの切れ味の良さにすっかり気分のいいTakは、俺にもやらして~~!!」というので、「面取り」をやってもらうことに。
初挑戦だったけど、すぐにマスターして、かなり器用にてきぱきとやってくれました。

「隠し包丁」「短冊切り」「そぎ切り」などなど、
料理用語をどんどん覚えていろんな切り方をマスター。
男の子って、実は料理が好きだよね~~

「Tak、家庭科部に入ったら? 料理もミシンも大好きだしね。」
「俺は家庭科男子か!?」

…てか、キッチンで一緒に料理作れるのが嬉しい母。
以前は、「やらして~~」といったら、ちぇっ、余計時間がかかるし、準備もフォローも後始末もめんどくさい…と思ってたのに、
いつのまにか役立つ男になったなあ…しみじみ






小学生生活、料理についてはほんとにいろんな思い出があるよ。
いちばん印象に残ってるのは、お弁当を全部自分で作って、後片付け~シンクのお掃除やゴミ出しまで、きっれ~~にしたことかな。

手羽先の塩焼きにハマって、毎日のように焼き続けたことや、オムライス、トンカツ、ハンバーグ…好きな料理のときは進んで手伝ってくれたり、自分で全部作ったり。
残った卵と小麦粉でドーナツ?を揚げるのにもハマったり。
これからは、煮物系の味付けも習得してもらおうかな。


1週間後には卒業式のTak。

どんな中学生になることやら、、、




仏生山公園の桜は、一斉に芽が膨らんで厳かに待機中




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春だからお財布ゲット♪

2012-03-07 | よしなしごと




長年お気に入りだった「フレーム・ワーク」のお財布がヨレヨレになって薄汚れてしまったので、
新しいお財布をゲットしました。
お香典返しのカタログからなんだけどね(^_^;)

フレーム・ワーク、超お気に入りだったけど、例によって、年度末で壊滅的にお金がないので、
この際、執着は捨てて、「スリム」さにこだわらず、色とデザインのみでコレ。
またまたパールピンク。

しかし…

中に入れる肝心の中身がないよ~~~(^_^;)
この年度末を無事に乗り越えることができるのか!?!?








さて。

この貧困で年度末を越えられるのか!?という大変な危機なのですが、どんよりしてる場合じゃなく、昨日連絡あり、またまたLIVEが決まりました。
7月28日(土)レストラン「香松」です。

フレンチな香りのする選曲をしたいな♪


今年は7,8,9と月とLIVEが続き、充実した夏になりそう~♪
それに、今年の夏は、私の教室、「ミュージックあにまあと」の発表会開催予定なのであります。
人数少ないので、楽しく「あり得ない発表会」にしたいわ♪
日程は、新年度、入学式が終わればすぐに詰める予定。



お詫び

自分のコメントレスの修正をしようとしてて、みなさまのコメントをうっかり全部消してしまいました
higeさん、ゆりあさん、ゆらぎさん、ごめんなさい



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SYO Michael Studio Opening Party

2012-03-05 | 人生妙なり





3月3日、いよいよ、オープンしました~~~♪
スタジオのお披露目パーティーは、和やかに、楽しく、エキサイティングに繰り広げられました~♪♪♪



実は、昨年末にパーティーの日程が決まってから、私はスタッフを仰せつかり、一人ではとても無理なので、
新年のぷち同窓会で、高校時代のクラスメート(音楽&美術の混合クラス=「芸専」)にお手伝いをお願いしてました。

少ない予算で、お客様がじゅうぶんに飲んで食べて、お腹もはあともいっぱいになるように、
主婦一同、一生懸命知恵を絞って、ミーティングしたり、一斉メールを何度も交わしつつ、メニューを組み立てました。

ちなみにメニューは


絶品焼豚
絶品鶏モモ唐揚げ
おでん(牛筋、こんにゃく、牛蒡天、玉子、焼き豆腐)
鱈のクリームシチュー
野菜スティックの塩麹漬け
海老&豚ロースの生春巻き
巻き寿司各種
ガーリックトースト
カナッペ
サンドイッチ
ごまプリン
フルーツカクテル


それぞれ手分けして買出し、前日から仕込んだり、自宅で作って当日持ち寄ったり、
当日は、開催時間までみんなで楽しくワイワイと春巻きを包んだり、バケットを切って一部焦がしながら(^_^;) 焼いたり、
スタッフの皆さんは、ikko以外、当日不参加だったり、買出しや開催前までのお手伝いのみだったり、
宴たけなわになる直前にタイムリミットだったり…だったけど、
ボランティア精神溢れまくり、魂こめてご奉仕いただきました。ほんとに感謝してます。ありがとう、ありがとう♪♪♪
みなさん、事前にも、新聞の折込毎日比較検討したり、スーパーにあちこちリサーチに行ってくれたり、
それぞれ忙しい中、奔走してくれだのでした。

料理画像がないのがホント残念!





お客様が見え始めたと同時にドラムも到着。
スタジオに簡易ドラムセット(バスドラなし)がセッティングされました。











宴は、午後3時~11時ごろまでの予定なので、最初からいらして、途中で帰られる方、夜になってからいらっしゃる方…などいろいろ。
でも、半数以上の方が早くに見えて、まずは乾杯と自己紹介、スタッフ紹介で宴がスタート♪






私たちスタッフは、キッチンと料理を並べてる部屋を行ったり来たりで、お客様とはほとんどゆっくりお話できませんでしたが、
盛り上がっている様子を引きで見るのはとっても嬉しいもんです。





Takは氷係り。お酒の1,8リットルパックで作ってきた4本の氷柱をアイスピックで次々に割ってロックアイスを作ります。
先日、エコクラブの遠足で化石堀りをしてきたので、地層をトンカチでうまく割る技術を習得したTakは、「氷の目を見て割るのよ」ってのがすんなり理解できて、すっごく上手。
そして、みなさまの飲み物を次々と作ってくれました。

ミュージシャンがほぼ全員到着したところで、セッションのスタート。
(jam session:2人以上が集まって一定の活動をする事 音楽においては「即興演奏会」)


ヴォーカル1名 トランペット1名 ベース2名 ドラム3名  &ピアノ(SYOさん)
交代で、気の向くままに「ほなコレいってみようか~」といって、次々と繰り広げられる。

















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ここで、長々と、みんなにわかるJAZZ講座ニッポンバージョン(^_^;)
(興味のない方、そんなの当たり前にご存知の方はスルーしてください)

ヴォーカルやトランペットなど、曲の中でメロディを担当する人を「フロント」といいます。
ピアノ、ベース、ドラム…はそれに対して「バック」とか、「リズム・セクション」などといいます。
(フロントがいないときは、ピアノが両方やります。ピアノとギターは同じようなポジション。)

JAZZでは、フロントの人が「これを演ります」と、曲とリズム(4ビート、ワルツ、ボサノバ、バラード…などなど)、テンポを指定する。
バックは、「よっしゃわかった」でイントロが始まる。


たとえば誰でも知ってる「早春賦」(春~は名のみ~の~~風の寒さや~~…ってヤツね)

ジャズのスタンダードというのは、「誰でも知ってる曲」です。「サテンドール」や「A列車でいこう」は、日本人にとっては「故郷」や、今の季節なら「花」「春の小川」みたいなもんです。

「早春賦」、原曲は8分の6拍子、キーはF(へ長調)ですが、ジャズではこれをボサノバにしようが4ビートにしようが自由。キーも自由。
最初にフロントが、キーと、リズムとテンポを指定します。「E♭で、ハチロク(6/8拍子)で入って、アドリブからワルツでいってください、最後はワルツのままで、エンディングは、ココをリピートしてひっぱるので、最後は合図で入ってください」などと最低限の指定をします。
即興なので、無難なキー、ややこしい注文はしない、ラフに楽しくいければよいのです。


まずピアノが、フロントの指定に従ってイントロを出します。
これでほぼ曲の雰囲気が決まります。
4小節とか、8小節とか、区切りのいいところでベースとドラムがせーので入って、フロントがメロディを1コーラス(1番)演奏。
誰でも知ってる曲なので、コード進行はバックの人たちは当然体の中にあるので、譜面がなくても全然OK。
1コーラス終われば、「アドリブ」が展開されていきます。
「お約束」のコード進行の中で、メロディの代わりに自由に即興演奏。それぞれの楽器が、1コーラスずつ(もちろん盛り上がれば2コーラス以上)バトンタッチでアドリブを演ります。
普通、フロント~ピアノ~ベース~ドラムと演って、最後にまたフロントがメロディを演奏してエンディング。
エンディングって、ふつう、ゆっくりになったり、最後を繰り返したり、「フリーソロ」(クラシックではカデンツァという部分)をやったり、盛り上がるんだけど、ここは、フロントの出かたにバックはわくわくしながらついていって、うま~く合わせるのであります。


「♪今日も昨日も雪の空~」っていうエンディングを、
「今日も昨日も~~」…ブレイク→ 「今日も昨日も~~…」と、心のおもむくままにやりはじめると、みんなしーんとなって、最後は呼吸をあわせて、「雪の空~♪」「じゃ~~ん!!」と、エンディングのコードを弾いて、終わり。


つまり、ジャズにおけるお約束は、曲のコード進行だけなのです。
あとは、それぞれのミュージシャンがどう出るか!?こう来るか!!…みたいな。
その攻防がとっても楽しいのであります。
って、私、ジャズシンガーじゃないので、こういう時にあまり参加できないのはちょっと残念。
すこしずつレパートリー増やしていきたいです。


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さて。
ミュージシャンの方たちの演奏に続いて、一般の方?も参加してのコーナー(^_^;)
「歌わにゃソンソン」てなもんよ。

「雪山賛歌」
懐かしかったな~~~♪
フォークもあり、童謡、日本歌曲あり。






同級生ikkoと一緒に私も参加させていただき、前出の「早春賦」や「赤とんぼ」など、
例によって、「おたま」をマイクに…(^_^;)


…夢が叶ったひとときでありました。


自宅のスタジオで、お客様と一緒に飲んで食べて音楽して時間無制限で楽しめる、それが私にとって究極なのであります。
「自宅」じゃないけど(^_^;)

こんなかたちで、ひとつの夢が現実となって、さあこれからどうする??


SYOさんと知り合って16年。そのうち年賀状だけのお付き合いが10年。
いろいろあったし、これからも私はTakが巣立つまでは、
Tak父や、私の両親や、心あたたかく親切なお友達や、たくさんの方がたの応援やご支援をいただきながら、
Takと2人暮らしで、ビンボー生活はこれからも続いていきます。


2日間、SYOさんのスタジオに泊り込みで、お風呂に入る暇もなく仕込みや片付けなどやって、久しぶりに家に帰って現実に戻ってきました。
東京のHiroくんママとTELで久々の報告会をしたところ、
「TAKAMIちゃんの報告は、6年間一貫して概ね、お金がないことと、日々楽しんでることだった」と言われた(^_^;)
コレは、今回のイベントを終えて、さ~これからは自分のLIVEにシフトする日々。ツライ…という私の発言に対してなのですが、、、
LIVEの準備がツライって、なんで!?ってことで。

私は、このブログのプロフィールのとこに「ハードルは低く毎日」なんて書いてますが、
実はコレがいちばん苦手。
毎日コツコツ練習したり、譜面書いたり、整理整頓したり、めんどくさいことは超ツライのです。
やり始めたら楽しいんだけど、「やらなくちゃ!って焦ってるときがツライ…」
でも、期間限定でも、それをしないと、好きなときに好きなだけ酒飲むし…人間として限りなく廃人になってしまうので、LIVEなどの目標を無理やり設定して、自分を追い詰める。
ある意味、ストイックであります( ̄_ ̄|||)
でも、達成感、充足感はハンパなく良いです。

これからもきっと、こーやって、危ない綱渡りのような人生をやっていくんだろうな。




















今回も画像の殆どはmakotoさん提供です。

macotoさんと、デザイナーのヨシムラさんにも、今回のパーティーは、ご自分たちが携わった家で、集まった人たちが楽しい時間を織りなして現場を一緒に共有していただくことができて、よかったです♪

macotoさんのどの画像からも、やはり、この家に対するひとかたならぬ思い入れが伝わってきます。


建築家、デザイナー、スタッフ、ミュージシャン、ゲスト、全員参加で、生きててよかったいい時間を過ごせる、音楽溢れる「団欒」、これからもずっと続けていきたいな。


…なーんてエラそうに書いてきましたが、このパーティーの主宰はSYOさんです。
こころから感謝です。





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とりあえずの日記

2012-03-01 | よしなしごと




やっぱり、思い切ってTakの部屋を私の部屋の隣の和室にすることに決めた!

昨日は関東地方は大雪というのに、現在香川はお天気もよくぽかぽかで、断舎離日和。
押入れの中の、大小、大量のダンボールを解体して捨てました。
モデムや、CDソフト、カメラ、その他精密機器の箱、2世代も前のPCの箱、全部解体するだけでも2時間近くかかり、
服、書類、ダンボール、本…などなど分類して、ようやく押入れにTakの服を入れるスペースを作りました。

しかし、まだまだあるよ、捨てるもの。収納の半分以上を空きスペースにすること目標。


なんだか引越しの様相になってきた、、、

香川は、燃えるゴミと破砕ゴミ(燃えないゴミ)は有料で、ゴミ袋が売られていて、
特小、小、中、大とあって、それぞれ値段が違います。
普段は「特小」(スーパーの袋の大きさ)にきっちり詰め込んでこまめに出してるけど、
大掃除のときは。小と中を買います。
今回のダンボールや本、服などは資源ゴミなので、無料。
でも、有料ゴミもどんどん出るもんね。

断舎離で何が大変といって、仕分けだよ!


先日、Tak父の六さんからTELがあって、「1ヵ月かけて断舎離をする」という話をして、Takにベッドを買い与える話をしたら、、
「ベッドなんか要らないよ、贅沢だ、布団でいいよ。第一あんな狭いとこにベッドはスペースがもったいない」という話になり、
「いや、Takの部屋を和室に引っ越そうと思うんだ」
…と説明しながら、私は自分の言ってることに非常~に納得したのであった(^_^;)

すなわち、、、

Takが孤立した部屋でなく、私の部屋の隣に引っ越してくると、これから自室に篭る時間がだんだん多くなるであろうTakに目も届くし、本人の希望だし、
活用せず物置と化していたこれまでのTakの部屋は、お客様用、また、Takがもしもホントに吹奏楽に入ったら練習用、などなど多目的スペースにできる。
今までは、和室は殆ど「洗濯物畳み部屋、アイロン部屋」だったからな~~

ということで、和室の押入れはこのような様相になっております。部屋はもう、むちゃくちゃでゴミ置き場のようです。





その後、レッスンのため大急ぎで片付けて、昨日のうちにやる予定だった生徒さんのアレンジも、バンドのメンバーに配る新曲の譜面書きも一切できておりません。
レッスンの後は大急ぎで、SYOさんちへ。

3日の、スタジオお披露目パーティーの打ち合わせ&山活マスターに駐車場をお借りする件でご挨拶…という任務のため。




針イカのお刺身 またまた食べるのに夢中で、コレも2,3枚食べたあと



…しかし、奥さんが焼酎を並々と大盤振る舞いして下さったためTAKAMIはすっかり酔っ払いと化し、
SYOさんは、マスターの強い希望で有無をいわさずカラオケを歌わされ…
(赤いスイートピーよ( ̄□ ̄;)!! ご自身の選曲 )
途中でしどろもどろになるので、すかさずフォローを入れるTAKAMI

SYOさんのカラオケ、初めて聴きました~~~♪♪
っつか、誰に誘われても絶対カラオケは断固拒否だったもんね。

いろいろ書きたいんだけど、目下、必死で譜面書き中につき、またいずれ改めて…








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