WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

「岳人の森」そのたGWまとめ

2022-05-22 | 人生妙なり


なかちゃんに、GWに「岳人の森」(がくじんのもり)にお誘いいただきました。
私は「ふらつき」でお山がダメになってしまったのです。
ここは標高1000mまで車で行けて、標高1000mで咲き誇る高山植物たちの森。
徳島県那珂郡神山町…
嘗て私はここに本籍を置いていたこともあったなあ。。









この季節はシャクナゲがほんとうに誇らしげに咲いています。

そのほかにも、私の知らない花ばかりでした。







自然の中に咲き誇る花、好きです。

野草はわがからねんごげに えばることはせん
野草は自然がくれた めんめの季節に
そっと可憐に化粧する せらうわけでもなく
だれっちゃ見とらんとこで咲き だれっちゃ知らんとこで散る

野にある花は 理屈げにせん
              (藤本 誠「野草は雑草」より抜粋)

もう過ぎ去ってしまいましたが、GWには息子も帰ってきたし、
新しく立ち上げたバンドのリハもやりました。

息子は夜中に酔っ払って男子や女子を連れて帰ってきては熟睡している私をたたき起こし、お互いに自己紹介をさせられました。
すみません、私、ヨッパで寝てるので記憶があまりないのですけど、、、
てことで、男子や女子の自己紹介の内容は忘れないように手帳に書きました。
そして深夜に語りを入れるハメに、、、
うちの息子、そういうのが好きなんです。語るのが。しかも異世代で。






いやー書いてなかったら絶対覚えてないし、写真撮らなかったら来たことさえ覚えてない可能性も、、、

でも、楽しい3日間でした。


そして、やっと秋に「WIND AND SOUND2」LIVEが決まりました。
本来なら今年2月にやる予定だったのですが、いろいろと相続や住宅の売却関係が進まず、心折れそうな中、LIVEの心境にはなれず、いったん却下致しました。
前のバンド「WIND AND SOUND」のメンバーにはお別れを告げまして、新たな人たちにお願いすることに致しました。
みなさん、SYOさんを介して知り合った人たち。
このご縁を大切にしたいです。








このたび3月にSYOさんの納骨を済ませました。
この箱の中の右半分にSYOさんのお骨が入っています。
SYOさんのお骨は、なにやらかなりずっしり重く感じます。
そして、私の名前も刻まれており、いずれ私もSYOさんと一緒に教会の納骨堂に納められます。
きっと私の骨はからんからんと、軽いだろうなーー


それまで私は誰とも結婚せず、「寡婦」(やもめ)としての人生を送るのです。

って、それ当たり前だと思うんだけど、「いやいやもうひと恋」とか、「脳の活性化の為にももうひと恋」とか、、、
なんかそれが当たり前のように望まれてさえいるカンジ。
近親者が特に言う、、、それは私がマジでボケてほしくないためと思われます。


私も、それ自分のことじゃなく、他の人だったらもうひと恋大賛成です。
60になっても70になっても…90になっても恋はしたらよいと思います。
私にはSYOさんに優る人は絶対にこの世にはいません。

ですので、「恋」ではなく、「音楽」に生きていきます。
音楽パートナーは「夫」よりも深い地下水脈で繫がっている…とも思っています。


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2022瀬戸芸小豆島 3

2022-05-12 | 瀬戸内国際芸術祭

空の玉 青木野枝


これは最後に観た作品です。寒霞渓まで行きました。

今回は、少し趣向を変えて、私の思いなども交えて書きたいと思います。

   
境界線の庭 土井満治


なんだなんだなんだこれは!! 私、絶対見たことある。
殆ど地面に埋まってる鳥居。そして、そのてっぺんには遺跡のミニチュアのようなのが広がっている。
この作品自体が遺跡のようで、覚えてるもんね。でもいつ来たんだろう?? 
…と過去のブログを探してみたけど、この作品は見つかりませんでした。ナゼだ、、、

鳥居があるし、「神聖」感漂ってるので、さすがに、この通路に入って遊ぶのはやめときました。
でも、作者は遺跡感や神聖感などを表現しようとしたのではないらしいです。
しかし、ことあるごとに書いてるけど、私は作品というのは、作者を離れたら、受け手の自由に解釈してよいのだと思うのです。
それが作品の一人歩きであり、成長である。
「作者はコレを表現したかった」「ピンポーーーン」というのはナンセンスと私は思います。
だから「これのどこがアートなん?」という人がいてもいいと思うのであります。
私も創作者のほんのほんのはしっっっくれとして、自分の曲が自分の思いと全然違うふうに受け止められていったら、
それはすごく嬉しいことなのです。

さて。
次は醤の里へ。


ジョルジュ ギャラリー ジョルジュ・ルース


これだけのために行きました。私のリクエスト。
これは前回2019の新作で、とっても美しく楽しく感動したので、ぜひもう一度行きたかったのです。

ある1点から写真を撮ると、美しい金色の円が部屋の中に浮かびます。
私のはちょっとズレて残念な画像です。
しかももーガッカリすぎで水平修正ナシ!そのうちやっとく。
前回ブログにも気合を入れて書きましたが、画像はやっぱりこれと同じ。全然成長してないなーー


みっちゃん撮影(了承済み)


一方みっちゃんが撮ったのは完璧。どーやったらそこの点を見つけられるのだ。
二階にもチョークで描いた正方形に見える作品があって、階段の途中から撮るんだけど、私はさっぱり諦めてます。
きっとこれは、私は身長が足りないな、、、
みっちゃんは、もう帰ろうかというときになって、「やっぱりもう一回行ってくる」といって、
かなりこだわってチョークの正方形、頑張っていた模様。その間私はゆるゆると受付のおにーさんとお喋りしました。
受付のおにーさんは、自分の担当のインスタレーションのことは、すごく詳しく、どんな質問にでも答えられるようにすごく勉強しているのです。頼もしいです。

そして、最後は冒頭の画像「空の玉」 寒霞渓へ。
これはみっちゃんの提案。


この作品は外から見るのではなく、中に入ってこーーーやって鑑賞するのだ。素晴らしいです!


数か月前に、みっちゃんと私の共通の友人、美咲ちゃん(仮名)がご病気で亡くなりました。
葬儀はご親族だけで、周知することも遠慮されて行われたとのこと。
親しい友人からこのことを聞いたときにはショックで何をしてよいのかもわからず。というか、何もできませんでした。
みっちゃんも私も、彼女とはそんなにものすごく親しいわけではありませんでしたが、
彼女は私のLIVEに来てくださったし、みっちゃんは美咲ちゃんと小豆島をドライヴしたことがある。寒霞渓にも行ったとのこと。
そんなみっちゃんも、彼女の逝去は知りませんでした。
私は、美咲ちゃんが亡くなったことを、小豆島で伝えたかった。共有したかった。私にできることはそれだけだ。

     
    

これが今日の瀬戸芸小豆島のおわり。みっちゃんありがとう。


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2022瀬戸芸 小豆島2

2022-05-12 | 瀬戸内国際芸術祭
こんなにのんびりゆっくり書いていたら、何回連載になるやら…なので、ペースあげます。


潮耳荘 広島市立大学芸術学部有志


地面の光がきれいなのがまず目に入る


それから天井を見る


このラッパのような耳で潮騒の音を中に送り込んでいる





 山声洞 伊東敏光


階段を降りていってまるい穴をくぐると


中はこんな感じ


両方の作品とも、耳で集めた海と山の声を、この洞窟のような中で聴くのです


めっちゃよく響くのでつい歌ってしまう私。
「山声洞」では、私が耳から声を送ったり、みっちゃんに中から歌ってもらったりして遊びました。
しかし、ここは波の音や、虫の声を静かに聴くところだったのでした。



ヒトクサヤドカリ 尾身大輔 海近くに住み着くヤドカリの背は殻ではなく家だった



  



三都半島、あと1つ残すんだけど、続きは明日。おやすみなさーい。




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2022瀬戸芸 小豆島

2022-05-11 | 瀬戸内国際芸術祭


初めてみっちゃんと瀬戸芸小豆島にいきました。
それも初めて車で行きました。

ギリギリまで、GWだし密だろうし、屋嶋城(やしまのき)にでも行って、セッションする?
…とも言ってたんだけど、えーーい!もう行くだけいってみよう!!

ところが、「疎」でとっても気持ちよく、ほんとに行ってよかったーー
フェリーも全然並ばず、すぐに乗れて、行きも帰りもゆったりと座れました。
本来ならフェリーに乗船したら早速飲むのですが、さすがに自粛しました。

今回は新作は夏会期から…というのが多いようなので、三都半島を中心に回りました。
美都半島は車でないと行けないので、これまで見逃していたのでした。
無料の作品が殆どなことだし、まあ遠足って感じで行こうよ♪ってことでそんなに期待感なかったのです。
ところが、もうどの作品も楽しくて、子供になっちゃいます。
だから私、瀬戸芸が大好きなんだな。

   

ダイダラウルトラボウ 伊東敏光 広島市立大学芸術学部有志


「ダイダラボウ」とは巨人のようです。「大蛇法師」。「ダイダラ」と聞けば1970万博で「ダイダラザウルス」っていうジェットコースターがあったよなー…とすぐ思い出す私。
この巨人がなんと気持ちよさそうに海を眺めていることだろうか、、、
この足や手のだらんとゆるんだ感じなど、生きているようです。



舟物語 フリオ・ゴヤ
漁業者の高齢化によって使われなくなった舟を持ち主から譲り受け、作品化する。丸太や流木、漁具などを使って椅子やテーブルが設えられ、
海での役目を終えた舟が陸で役割を見出す。(瀬戸芸ウェブサイトより)




もうまずここで、ものすごく長い時間を費やしました。
そしてこのあとも、もうすべての作品が海を背景に展示されています。


自然の目「大地から」 フリオ・ボウ
海沿いの古民家の敷地にツリーハウスが出現




私も子供の頃はツリーハウスに憧れたなーー。家にいながらにしてワイルドにキャンプができる。
ブランコもある。とうさんが薪を割って火を焚いて、かーさんがシチューやポトフを作って、子供はそれをツリーハウスに持って行って食べる。
そのまま寝袋で寝てもいいし、寒くなったら母屋に帰って寝てもいい。
そんなゆるゆる感がいいなあ……
しかし、私はもうこんな家の切り盛りはできない。歳とりました。



Utopia dungeon ~Command from Utopia~ 田中圭介



書きつつちょっとヨッパになってきたので、続きは明日。

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2022瀬戸芸開幕「沙弥島」

2022-05-07 | 瀬戸内国際芸術祭


今年の瀬戸芸は、ギリギリまでやるのかやらないのか、浜田知事は悩み抜かれたとのこと。
ですので、いろんな情報がネットに公開されるのも遅かった。
瀬戸芸、私は初回から毎回、ものっっっっそ(もの凄く)楽しんできたのです。
ですので、今回の瀬戸芸はこのコロナ禍で開催されるのか、されるとしたらどんなかたちになるのか、
悩み抜かれた知事のお気持ち、お察しします。



でっ。

私としては、密を避ける。土日祝は避ける。
このスタンスでいきます。
私は、土日は仕事や教会ですので、平日に2連休を設けているので、全然OK♪

まずは沙弥島から。

ここだけは車で行けるところ。
新しいインスタレーションは2つ。


「幻海をのぞく」南条嘉毅



メインの画像は失敗。残念ーーー!

そもそも瀬戸内海ができたのは縄文時代だって、みなさまご存じでしたか?
氷河期が終わって暖かくなってきた頃。縄文時代とは紀元前13000年ごろから始まるとのこと。
瀬戸内海は太古の昔から存在していたと思っていたのに、結構新しいのにびっくり。



瀬戸内海をテーマとしたインスタレーション、スクリーンに映像が投影されてるので、一巡するまで見ようとしたけど、30分以上経っても終わらないので、諦めました。
深い時間だったなあ。
時間には長さだけでなく、質量がありますよね。




私が佇んでいる間誰も来なくて、疎だ「疎」。密の対義語は「疎」。

画像失敗ですので、https://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/shamijima/400.htmlこちらをご覧ください。m(_ _)m
リンク貼ると画像もアップされてしまうのでお手数をおかけします。

続いては、「月への道」レオニード チシコフ



月…宇宙…
地上での命を終えた魂は宇宙へ還る。
宇宙とは、月があって星があって…
そこへ行きたいと願う。
まだ人間が月に降り立っていなかった頃。



初めて月に降り立ったアポロ11号の乗組員
〇アームストロング船長
〇オルドリン
◆マイケルコリンズ
小学生だった私、この名前、忘れられません。

しかし、月は死の世界だった。
そして、地球は美しかった。 

神さまが、地球に人を住まわせるために創られたからなのでは。

月へ行くバス停?は鍋島にある。
なんでそんなところに!?!?めっちゃ行きにくいじゃないよ。お金もかかるしなーーー

しかし鍋島灯台…行きたーーーい。 この旅の最後をアーティストと共に味わいたい。



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粟島遠足 (2022.4)

2022-05-04 | 光と風と旅


なかちゃんに再びお誘いいただき、瀬戸の島遠足にいきました。

4月「粟島」

11月の志々島遠足に続いて、今回は「粟島」
瀬戸芸の開催地でもあります。

なかちゃんの雪山の季節も終り、またお誘いいただけて大変うれしー。

粟島のてっぺんは「こんぴらさん」程度だから、普通のスニーカーで大丈夫…とのことですが、
そうはいっても、ふらつきで坂道がちょっと苦手になってしまった私としてはちょっと覚悟が要ります。
なかちゃんは「遠足」にそんな私でも歩けそうなところを選んでお誘い下さいます。


さて。
今回もJR宅間駅で合流。なかちゃんの車で港へ→乗船



上陸した粟島は、なんとなく3年前の「瀬戸芸」の面影が残っています。私はこれまで粟島には行ったことがないのだけど、今年は行くつもり。
なかちゃんは「アート」にはあまり興味がなく、自然。もう自然のみ。私だって自然のみは好きだよ。
ですので、自然のみの粟島、秋会期の「瀬戸芸」の粟島、両方行くもんね。


粟島海洋記念館


敷地内の展示


敷地内の展示


まだ桜が咲いていました。
図らずも、二度目のお花見ができたよ。






そして、粟島にも巨木がある。「梵音寺のタブノキ」







私に「愛」の気を送ってくれているのを感じました。

それから「こんぴらさん」の標高をゆっくりゆっくりと踏みしめて登りました。
今日はなかちゃんとのお弁当タイムのことを書きたいのです。
ですのでこれが冒頭画像。

なかちゃんは、お弁当タイムのとき、いつもお湯を沸かす「ガスコンロ」を持ってきます。お湯ぴったり2杯分。
前回秋の志々島のときも、これが身体と心あたたまるグッズ。リュックからチャチャッと出してスープを作る。
風よけもあり。
飲み終わったらチャチャッとゴミとともに収納。
山男の常識なのではあろう…ですが、この手際が私には大変頼もしく、これがあるのとないのとでは、全然お弁当タイムのくつろぎ度が違う。



絶景に包まれ暖かいスープつきのお弁当タイム


ひ・た・ひ・た


さて、本日は帰りの船までに時間がたっぷりとありましたので、飲みタイムあり。
語りまくりましたわ。このお店の外のベンチでね。
往路復路は、歩くことに集中いたしますので、あまり「お喋りしながら歩く」みたいな感じではないのです。
もーー降りてきて、あとは船に乗るだけ…なリラックスモードで、どんだけ語りまくったことか!!
内容は個人情報ですので書けないのが大変残念です。




次回は秋の瀬戸芸粟島。
ひとりで訪れます。

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志々島遠足(2022.11)

2022-05-04 | 光と風と旅



「なかちゃん」にお誘いいただき、瀬戸の島に遠足にいきました

11月「志々島」

SYOさんとお別れしてから、引きこもりだった私。
自分ひとりでどこかに出かけようという気分にならない。
なぜなら、行きたいところはすべてSYOさんと一緒にいって楽しかったところ。
それ以外は知らない。
毎日ひとりなので会話もない。
仕事(コールセンター)にいったらお客様とは話す、話しまくる。それだけ。
スタッフともコロナ予防のため極力話しはしません。
「おはようございます」「おつかれさま」も会釈のみ。
ですので、電話で家族や友達と話すのはすごく嬉しいし、ましてやお友達が遊びに来てくれるのはめっちゃうれしーーー!!




なかちゃんはお山の師匠。だったけど、わたしが日常生活でふらつくようになってから「下り」が恐くて、お山は諦めました。
でも、なだらかな瀬戸の島なら、てっぺんまでもそんなに距離も勾配もないし、大丈夫なのでは…ってことで。なにしろ頂上は360度瀬戸内海…絶景!







まずは志々島ハイキング。
なかちゃんは車、私は電車で宅間駅→宅間港に集合。そこから船で志々島へ。
海を渡るっていうのが、瀬戸芸以来…ってことは、約3年ぶり。
わくわくする港の風景。私の原風景でもあります。

久しぶりに登山靴も履いたよー。


これはお墓のようです。風習は島によって全然違う。








ここには県指定天然記念物の「志々島の大くす」があり、これも楽しみにしてました。








これを書いているのはもう5月になってしまいましたが、季節は秋。
11月初旬で、これを逃すともう寒くなって海風が冷たくて冬へと向います。






私は「プチ鬱か!?」ってな日常がずっと続いていて、そんな折、なかちゃんからのお誘いはもぉーーーー風穴。
SYOさんを亡くしてから、初めて外の世界で、外の空気思い切り吸った!って感じでした。
深まる秋の島の風景、満喫してきました。
ほんとによかった、とても癒されたし、とても楽しかったです。



おまけ

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