なんだ、暫くブログから遠ざかるっていってながら、全然遠ざかってないじゃん。
そうなんです、いろいろイベントが多くて…(^_^;)
今日は、親友まりさんにお誘いいただいて、同窓生&ミュージシャン仲間で「ライヴ ペインティング」というイベントにいってきました。
9月30日まで、香川県文化会館で開催されている、地元出身のアーティスト、西村記人氏のパフォーマンス。
うふふ。今日は私、終日オフだったのです♪ 平日オフの幸せ♪♪
アーティスト仲間と過ごす、アートな1日。至福まであと数ポイント…ってとこ??
昼は、JAPANESE MODERN なカフェでブランチ…っていうのも特筆事項よ(*^_^*)
cafe-Asile
「ライヴペインティング」というのは、ステージで、作品を創るところを、観客に見せるというような感じ? 完成した作品を鑑賞するのでなく、作品をつくる過程を見せるLIVE。う~ん、造形にもそんなジャンルがあるのか…
しかも、ステージでは、ミュージシャン達が演奏し(山下洋輔カルテットほか、チェロ、鼓)、ダンサーが踊るのです。
それぞれのアーティストたちが、ステージで感性のおもむくままに表現していることが、偶発的にぶつかりあったり、融合したり、絡まったり、飲みこんだり、飲み込まれたり…
こんなの、初体験。おもしろかった。理屈抜きで楽しみました。…ってか、理屈なんか最初からないんだよ、うんうん。
いや、楽しかったけど、「うーーーっ、私もやってみたい」という欲求が…(^_^;)
「私だったら、こんなんやってみたい…」という欲求が~~~!!!
初体験にちょっと高揚しながら家に帰って、改めて西村氏のコメントを読んでみました。
「私達は予定調和的にLIVEをするのではありません。音楽を解釈し、それを絵へと翻訳するのでもなければ、また音楽家は、描かれる絵を鑑賞しつつ音楽を作り上げるのではありません」
うんうん、それはそうだ。「解釈」や「翻訳」なんてあり得ない世界だ。
「決定された物語を仲睦まじく語るのではなく、その時、その時の身体的反応の、ひたすらの連続なのだと。」
うんうん、そうだそうだ。
「創造」そのものを見て、聴いているような、そんな時間でした。
私がその時間に感じたのは、激しい濁流。音楽も「ペインティング」も。
その中で、蛍光白色の衣装を纏ったダンサーの動きだけが、、、
まるでショットバーのカウンターで、かなり酔っ払って、ベテランのバーテンダーが無駄な動作なくシェイカーを振る、、、
白いシャツの袖口のなめらかな動きを見ているように、そこだけが視界から無意識の底に直結してるような、、、そんな印象でした。
…って、さっぱり意味不明でしょうか??
なんだか、私、酔っ払い状態、トランス状態だったのかも??
ああ、だけど私、この激しい濁流は、時折、漆黒になったり、ぴんくになったり、金色に輝いたりしてほしかった…
ずーーーっと、「創造」の間、色調が変わらない(と私は感じた)ことだけが、ほんの少し、不満でした。
「何故なら私達は作品を作ることが目的では無く、LIVE、生(なま)”今を生きる”ことこそが目的でしたから」(西村記人)
その出来上がった?作品は、パフォーマンスが終わったら、さっさと片付けられていたけれど、「LIVE PAINTING」最中の照明じゃなくて、フツーのステージの照明に一瞬照らし出されたその作品は、意外にとてもきれいな色だった… 「濁流」のイメージと違っていた。
もっとじっくり観たかった、、、
でも、Mr.NISHIMURA、これはあなたにとっては排泄物なんですか?
少なくとも、作品を創って遺すことに執心なアーティストとは違っているんですね?
イベントの帰り、同窓生T氏と駐車場までの道すがら、
「あの作品、文化会館に展示されないかなー、じっくり見たいな。すごくきれいな色だった。」
「うーん、どうだろう、アレはLIVEやからねー。創造しているところを見せるところに意味があるワケやからなー」
いかにも、、、。
「俺は、あのペンキが、チェロに飛んでくるんではないかと、ハラハラした」
うんうん、私も、、、。
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ART SPIDER LIVE によせて by まりさん