9/25
この日は母の誕生日。めでたく喜寿を迎えました。
しかし、突然の訃報。両親(実父、養父共に)の古ーーーくからのお友達、ダンス仲間のTさんが亡くなり、今日はお通夜となってしまった。
私にとっても、小さい頃からずっと身近で、楽しく陽気な方でした。
でも、「おじちゃん」などと呼んだことはなく、いつも苗字で呼んで、「おじちゃん」って感じはなく、ダンス人…!?
家族ぐるみでお付き合いをさせていただき、私が子供の頃、家庭が複雑だった時代、奥さまに毎晩夕飯を作っていただいていたことも、、
この日私は体調不良で、レッスンお休みさせていただいてましたが、夜にはなんとか復活して、
お別れにいってきました。
Tさんは、享年84歳。実父が亡くなったと同じ歳。
男性の平均寿命を超え、天寿を全うしたと、、、周囲の人は思うかもしれないけれど、
家族は違います。
私は父にもっともっと生きていて欲しかった。
父が亡くなったのは私が51のときだったけれど、まだまだ、たくさん話もしたかったし、90になっても元気で踊っていると信じていました。
Tさんの奥さまは、18歳年下で、まだお若いです。いつもとても仲良しカップルでした。
今日、久しぶりにお会いしたら、とても元気溌剌で、気丈でいらっしゃいました。
大変だった介護の日々を、にこにこ顔で話してくださいました。
そして、これからは、1人だから、好きなことを思い切りやるわと仰っていました。
その明るさを見ていると、逆に長い介護の日々、どれほど大変だったか、
そして、最後のお別れが、どんなに辛かったか、胸に迫る思いでした。
数年前から体調不良で、入退院を繰り返していたけれど、Tさんのご希望で基本的にずっと在宅で、最期も在宅で、最愛の奥さまとお嬢さんに看取られて、お幸せだったことと思います。
Tさん、どうぞ安らかに…
自分のいろんなことと重ね合わせ、いろんな思いが心を巡りました。
私は80まで生きられるだろうか、そんなに長く生きても、収入もなく、Takのお荷物になるだけだ、、、
適当な歳で天国にいきたいなあ…
しかし、息子としてTakは違う。
「高齢出産はイカン。親と一緒にいられる時間が短いから。」
ボケでも寝たきりになってもいいから長生きしてほしいと(今は)言うTak。
私も、50を過ぎて親を亡くしても、まだまだもっと生きていてほしかったと思うんだもの、、、
やっぱり私も頑張って、元気で長生きしなきゃ…かなあ、、、
そして、やっぱり夫婦揃って元気でいるっていいことだなあと、、、
つれあいを失くすって本当に辛いだろうな。
あんまり仲良くない夫婦なら、残された妻は「あーやっと1人になれる、これからが我が人生」みたいに思うかもしれないけど、
(夫が残された場合は、また別)
私の周囲は、仲良し夫婦がとても多い。
親の死と違って、つれあいの死は、もぎとられるようだろうな。
今まで連れ添ってきた半分がもぎとられたら、その部分が埋まっていくのに、すごく長い時間がかかるだろうな、、、
埋めることなんかできないかも。
……ここで、かなり考え込みましたが、個人情報丸出しですが、母への喜寿祝をご披露。
個人情報なら、かつて母が新聞に載ったときの写真も披露したしな(^_^;)
卓球のことばっかり書いていただいてしまったけど、今となっては、「夫婦円満」系の文言も入れていただいたらよかったな、、、
母は、自分の母親もおばあちゃんも、七十七歳で亡くなったので、これから先は、+αの余生と思って生きていくと申しております。
まだまだ卓球は続けるそうです。生きてる限り続けるのではないだろうか、、、
Tさん、きっと母に「ワシのことも毎年思い出してくれ」ってことで、母の誕生日に召されたんだよ。
Tさんと実父もきっと、天国で再会を喜んでいることでしょう。
お互いのパートナーがやってくる日まで、酒盛りでもしながら、どうぞこれからもこの世でもう少し頑張るわたしたちを応援してください。