息子Takのセンター試験が終わりました。
…ので、お疲れさま…ってことでご飯を食べにいきました。
回るお寿司です。
年末の息子の誕生日には焼き肉に行って、「お金のことは気にせずいくらでも食べろ」と太っ腹な母だったけど、
今回はちょっと、、、
この太った腹の肉をお金に換えられたらどんなによいでしょうか、、、
センターの結果がどうだったとか、そんなことは聞かなかった。
私が聞いたところで何もできない。
なぜか話題は音楽のこと。
息子曰く…スポーツは当然と理解できるとして、
「なぜ芸術を競うのか。なぜ芸術に優劣、勝敗をつけるのか。好き嫌い、個人の好みの問題ではないのか」
つまり、コンクールや、受験のことを言っている。
大変18歳らしい、とても純粋で真っ直ぐな疑問…というより、反発。
これに親として、ミュージシャンとして答えるのは、簡単なようでとても難しい。
コンクールや受験は音楽(芸術)活動のごくごく一部であって、
そんなこととは全く関係ないところでの音楽活動は無尽蔵にある。
結局私がTakに説明して彼が理解したことは、「技を磨く」ということでありました。
このように書くとウマゲに聴こえるけど、つまりは「テクニック」ですよね。
テクニックは競えるが、芸術性は競うのもではない。
…と、私も語りながらすごくそのように感じました。
じゃあ、各国のトップアーティスト達が凌ぎを削る世界的コンクールはどうなの?
うーん、、、
それは、オリンピックでもスポーツとはいえ芸術性の高いフィギュアスケートや新体操にもあてはまる。
Takは、テクニックは優劣をつけられるが、芸術性は優劣をつけるものではないと主張します。
どう思いますが、アーティストのみなさん。
私は、自分の中で、自分なりの答えを見つけています。
こうやって、息子と語りあうことで、私自身ももんやりしていることがクリアになったりします。
息子と一緒の生活はもうあと2ヵ月。
でもきっとその先は、帰省などで一緒に過ごすたびに、濃密に語りまくることになりそうな予感が、、、
Takが自分のやりたい道を歩みだしたら…と思うと、とっても楽しみだし、嬉しい。