WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

Ethical Garden Cafe Time Live

2019-03-26 | アーティスト魂





3・23 エシカルガーデン カフェタイムLIVE。




これは先日もう終わったLIVEのフライヤー。



私は、このLIVEのご案内の記事を書きそびれていたのでありました。なんてこった!!


1月に、TAKAMI & SYO Michael のデュオで、トライアルでランチタイムコンサートをやらせて頂いた流れて、次回はバンドでやりましょうということになったのでした。
しかも、この時のLIVEのご報告記事も書いてません。なんてこった!

今さらですが、ちょっと書きます。
これは、今回ではなく、前回の1月のコンサートについてです。

この日は、マイクを使わないコンサートでした。フラットなフロアーで、お客さまの間に声が吸収されてしまうという環境ですが、しかし、天井の高さで、きっとこの会場ならイケルと踏んでいましたが、イケました。

超アルト。「胸声」を鳴り響かせるという発声で、若かりし頃はハイソプラノだった私がこんな未踏の領域に挑みましたが、なかなか快感でした。

私には、もう五線からはみ出した高い「ド」を「頭声」で鳴り響かせることはできません。
そんな音は、今後歌うこともありません。オペラを歌うことはないから。
しかし、代わりに、ト音記号のまんなかの「ド」より下の音を、ナマで、「胸声」で響かせることができるようになった。
五線から下にはみ出した「ミ」までです。
これで豊かに世界が広がっていった。

ヴォーカルって、ホントは、どれだけ高い声が出せるか、どれだけ低い声が出せるか…など、それほど重要でないと思う。
歌は心。
しかし、クラシックの、オペラの世界では、基本的に「オーケストラ」がバックで、キーが決っています。
歌手として「この音が出なければこの曲でこの歌手は使えない」のです。
それにやっぱり、聴き手は、自分で歌うことができない、天上から聴こえてくるような高声や、地の底から響くような低声に感動するものだと思う。
音域と声量、声質は、歌手にとって、神さまからの賜物だと思う。

私はE♭が歌えなかった。私の本番での限界はDだった。
このたった半音なのたけど、それがコンプレックスだったなあ、、、

「椿姫」が歌えなかったのです私は。他にもE♭が出なければ歌えない曲、いろいろありました。
わかる人にだけわかる話でごめんなさい。

私の声質は、軽く技巧的なジャンル用?でした。
ソプラノの声質にもいろいろあるんですよね~~ん。
しかし、私は、そういう声質でありながら、中低音もキッチリ鳴らせるという特質を持っていました。

大学卒業してから、ホールでマイクを持たずにナマで歌うことは殆どなくなりました。
自作曲や、JAZZ VOCAL では、低音域は、マイクが補ってくれるので、全く困ることはなく、やはり私は高音に拘ってたな。
マイクを遠ざけてナマ声で歌うのがすごく気持ちよくて。


人生初の「アルト」で歌うランチタイム・コンサートは、私個人的には、とっても楽しかった。



でっ、その勢いでの「カフェタイム・LIVE」

ずるずるずる~~~っと画像アップします。
すべて、macotoさんが提供してくださいました。















































いつもいらして下さる方がた、本当にありがとうございます。



次は、もう来週なのですが、4月6日。
TAKAMI&SYO Michael
瓦町 「ダイニング タートルズ」に出演します。
フレンチのとっても美味しいお店で、お食事のBGMとして演奏します。

6月16日
新生教会 父の日チャペルコンサート
JAZZ と GOSPEL のコンサートです。


8月には、いよいよ「WIND AND SOUND」復活予定。
息子の受験もあり、またSpeak Lowという拠点も失ってしまいましたが、今年はやります!!


また、随時ご案内させていただきます♪♪
これからも、どうぞ宜しくお願いします。


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「サロメ」の物語と史実

2019-03-12 | キリスト教のこと



オーブリー・ビアズリーによるイラストレーション(1894) Wikipediaより




「サロメ」ってご存じでしょうか? 


音楽・アート関係の方なら、戯曲やオペラなど、一度は触れたことがあるのでは?
私も20代の頃、このオペラを観ました。
最後に、銀の皿に乗った「ヨハネ」の首が出てきて、少女サロメがそれにキスをするという衝撃的なシーン。

もうずいぶん前からですが私、中川健一氏(牧師)の「ハーベストタイム」にハマりまくってます。
創世記、出エジプト記、ローマ人への手紙、ヘブル人への手紙、黙示録…などど、ランダムに聴いてきて、今は「メシアの生涯」
イエス・キリストの生涯を、4つの福音書から時系列に並べて解説したものです。
全部で210編もあり、すごい量です。

めっちゃ長くて、やっと80回目ぐらいまで到達しました。
そして、先日は、「預言者ヨハネの死」の場面でありました。
聖書には、「サロメ」という少女の名前は出てこなくて、この箇所の主人公は国主ヘロデ・アンティパス。
その妻ヘロデヤの連れ子が少女サロメ。


サロメが、国主ヘロデの誕生日の宴で踊り、褒美として預言者ヨハネの首を所望したというシーンを、
「今日は映画の場面を見ているように語ります」と、中川氏は、聖書的観点から語られています。


戯曲やオペラでは、サロメはヨハネに恋をしていたけど、ヨハネは拒絶し続けていたってことになってるけど、聖書にはそのような記述はありません。
しかし、聖書に書かれていることは史実であり、その登場人物同士の人間関係や個人的な葛藤は、深すぎて、私が字面だけ追っていても到達できない、、、




モード・アラン演じるサロメ(1906-1910頃) Wikipediaより



まあ、とにかく、この「サロメ」の物語の「ホントのホント」のこと、ゼヒ聴いてみてね。
クリスチャンでない方にも、「へぇ~~っっ」と、大変興味深く、大変わかりやすく、大変な迫力で、戯曲「サロメ」とその周辺の真実がおわかりいただけます。



そして次のオススメは「創世記」です。

もぉ~~聖書では数行から1ページにも満たない箇所が、中川氏はすべてものすごく生き生きと語られて、
めっっっっちゃ面白いのであります。
…って、なんだか不謹慎な書き方ですが。ホントにハマりまくっとります。



ハマればとことんハマりまくる私でありまして、
少し前には三国志にハマり、90数編に及ぶDVDを3回繰り返しましたが、
中川氏のハーベストタイムは、これを遥かに上回り数百編に及ぶのですが、全部聴講し終われば、また最初から、死ぬまで繰り返すつもり。

特に「創世記」は、神の天地創造、天使の堕落、人の罪、信仰心と欲望、、、などとこのように書くと小難しいようなことが、登場人物がものすごく生き生きとして、天衣無縫に展開しているように感じられます。
でもそれはすべて神の計画…とも感じます。

聖書解釈にはものすごくいろんな派閥?があるようで、不勉強な私には、拙ブログの記事でご案内することができません。「ようせん」のです。


自分の所属する教会員としてでなく、私個人として書かせていただいています。


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「かあさんの歌」

2019-03-04 | アーティスト魂






私が世界一、人生一好きな歌は「埴生の宿」だということは、これまでにも何度か書いてきたような気がします。

この後の人生にも、それを上回る歌に出会えることを期待したいな。


そして、2番目に好きな歌は、「かあさんの歌」に決定。

いや、順番をつけるのは違うんじゃない?って思いはもちろんあるのです。
でも、好きなのよ~~~


そこで、今日はこの曲の「解説」をさせていただきたいです。

私、よくヨッパでブログの執筆するから、過去に同じこと書いてるんじゃないかって、一応検索してみたけど、どうも見あたらないので、本日気合を入れて執筆させていただきます。



かあさんの歌  作詞/作曲 窪田聡 


かあさんは 夜なべをして
手ぶくろ 編んでくれた
こがらし吹いちゃ つめたかろうて
せっせと編んだだよ
故郷のたよりはとどく
いろりのにおいがした

かあさんは 麻糸つむぐ
一日 つむぐ
おとうは土間どまで 藁(わら)打ち仕事
おまえもがんばれよ
故郷の冬はさみしい
せめて ラジオ聞かせたい

かあさんの あかぎれ痛い
生味噌をすりこむ
根雪もとけりゃ もうすぐ春だで
畑が待ってるよ
小川のせせらぎが聞える
なつかしさがしみとおる




作詞・作曲者の窪田聡は、1954年(昭和29年)に開成高校を卒業した後、合格していた早稲田大学に進学せず、文学を志して家出。埼玉県でうたごえ運動の中心として活動した。

この歌は1956年(昭和31年)2月、窪田20歳の時に『うたごえ新聞』にて発表されたもので、
家出当時、次兄を通じて居所を知った母から届いた小包の思い出や、戦時中に疎開していた長野県長野市の旧信州新町地区の情景を歌詞にしたものとされる。
(Wikipediaより)


さて、解説ですが、作者は東京出身で、長野に疎開していて、この曲を創ったのは埼玉時代…のようですので、
この歌の母さんの方言」などは、彼の創作と思われますので、そのつもりで書きます。

作者がこの歌を創った経緯…などは、歌が始まれば、どぉでもよいものです。
ただこの詞と音楽の世界にひたすらにハマっていくのです。


私は、子どもの頃、この曲が嫌いだった。「田舎臭い」!!
「せっせと編んだだよ」
もうまずここから却下!的な、、、
さらに追い討ちをかけ「あかぎれに生味噌をすりこむ」
あ~~もうなにこの歌詞( ̄□ ̄;)!!


という子供時代から数十年を経て、これを「WIND AND SOUND」で歌う日がやってきました。
日本の叙情歌で、JAZZのアレンジで会場のみなさんと一緒に歌える曲を捜して、この曲を採用することに、、、


3番まであるこの歌詞は、それぞれ真ん中の2行が母さんからの手紙。
1、2行で、故郷でのことを思いだし、5、6行で、故郷に思いを馳せるのです。


最近歌ったことないでしょ?この歌。
子どもの頃歌ったことがあったとしても、「母さんは朝、糸紡ぐ…」とかって歌ってなかった?


根雪もとけりゃ もうすぐ春だで 畑が待ってるよ

私はこのフレーズがものすごく好きです。


この歌の中での母と息子の呼応がとっても見事だと思います。

母のこの手紙の部分を読んで、息子は小川のせせらぎを心で聴いて、全身で懐かしさを味わう…
なんて、そんなところまで突き詰めて味わって歌う…なんてことないじゃ~~ん、、、
ソレすごく残念だと思う。


この曲のかなりいろんな音源を聴きましたが、昭和時代の「叙情歌」ってこともあって朗々と美しい発声で歌っているものが殆どだったと思います。
私は、この時のLIVEでは声を殺して歌ってみました。
ですので、ちょっと聞き取りにくいかもしれません。
ごめんどうでない方はヘッドフォンでお聴きいただけたら嬉しいです。

私の「かあさんの歌」はコレです。



次回LIVEは春満載…でお届けするので、この曲はまた次の季節まで封印ですが、
よろしければ、もう、殆ど季節の終わりです、ご一緒に歌ってみてね。



しっぽくうどんの既設もまもなく終わり、、、、


今年この季節ハマりまくった「番丁」






Comments (2)
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「拒絶うどん」

2019-03-02 | 美味礼讃






本日、帰省中の息子が通りすがりに見つけたうどん店にゼヒとも行きたいというので、仕方なく付き合ってやった。

「讃岐つけ麺 寒川」



ところで、実は私は、バーテンダースクールを卒業しています。30代半ばだったか、、、
酒好きがただの飲んべーで終わりたくなかった。
バーテンダースクールとは、カクテルをシャカシャカと作るるだけのお勉強ではありませんのです。
世界史を酒の視点から勉強するのです。
「酒は命の水」ってところから始まり、
まずはすべての酒の歴史、製造工程を学び、その上でカクテルを作る実習もします。
カクテルはピラミッドの頂点の1/4ぐらいかなあ。
めっちゃ楽しかった…と、これはまた別の話でありますが、当時の私はよさげなバーを見つけては通っていました。
バーのドアを見れば店の中がわかるほどに。


私が好きだったのは「拒絶バー」なのでありました。
つまり、酒の味にこだわりのあるお客さま歓迎…なところで、まあ「拒絶バー」とは私の造語でありますが、一般のお客さまが大変入りにくい、寄せつけないムード…
そこに一歩踏み入れたら、カウンターの壁にこれでもかどわ~~っっとボトルが並んでいる…のではなく、
すべてのボトルはボードの奥。一切見えない。
マスターが最近入手してちょっとるんるんと自慢したい酒が奥ゆかしく数本さりげなく飾ってある、、、
そんなスッキリとした空間で自分の飲みたい酒を心行くまで味わう、、、

もぉ~~こんな店に出会ったら心踊りまくりでしたわ~~

…と、これもまた別の話。



本日は、息子が連れてってくれた「拒絶うどん」







土曜日の繁華街、やってんのかこの店!?
みたいなところ。
暖簾もないよ。大丈夫か!?

しかし、いっぽ足を踏み入れたら、
ここが大変くつろぎの空間で、大変よかったです。
初めてでしたので、この店がどのようなスタンスでやってるのか不明。
ナゼ息子がここに私を伴っていきたかったのかも全くナゾ。

居心地よくて昼酒2杯飲んじまった。

…てか、うどんも大変美味しゅうございました。
しかしお値段もそれなりで、気軽にランチには行けない、、、



京鴨とネギのつけ麺 \1100



これって、「さぬきうどん」の世界?ちょっと違くね??


昨年上京した折、高校時代の先輩(知る人は知ってる耕造さんね)に東京のさぬきうどんをご案内して頂いたのですが、
美味しいのは当然として、酒と肴がめっちゃ充実してました。
よかったな~~

ソコなんです。
どうやら夜は「うどん居酒屋」としての営業のようです。

きっとフツーのうどん県民的にはあまりない発想なのでは、、、
ランチタイムにささ~っと行ってががーっと食べるのがフツーのさぬきうどん。
ですが、蕎麦だって、蕎麦前とかあるじゃん。
さぬきうどん店も、そのような居酒屋的文化を興したらどうでしょうか?



お昼のお品書き




お昼の「うどん前」といたしましては

まんばのけんちゃん
甘くなくて固いしょうゆ豆
刺身こんにゃく
炙りいりこ
茎わかめ
わさび漬け(これはTAKAMIの偏った希望)


どうしても昼酒が飲みたいのかTAKAMI( ̄□ ̄;)!!



まあとにかく、息子がナゼなのかこんな店を発見してくれて、母は嬉しい。





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