いきなりですが死んでしまいたくなったことってありますか?
いやそこまでいかなくても、普通に「後悔」ってしたことありませんか?
私は何度もありました。「このまま消えて無くなりたい…」と思った過去があっても、、私はまだ死んでませんけどね。
「わが人生に悔いなし」
…と、ほんとうに言える人っているんだろうか、、、
後悔や、悔恨の時…って、実は必要なんじゃないか、、、
実は、悔恨の想いをかみ締めるのも、人生にとってよきことよき時間なのではないかと…そのように思うのです…
そこを通過してこそ、次があるのではと感じるのです。
最近、とある古いお友達が、冒頭の画像を face book に公開されてました。
兄弟のある日のショットです。
私のお友達は弟さんのほうです。
お兄さんは、10年以上前に癌で亡くなられたとのこと。
亡くなったのは50代で、私と殆ど同じ世代だった、、、
お友達は、ご自分の生き方と全く違うお兄さまと殆ど語りあうこともなく、亡くなってしまったあとで、お兄さまがどれほどの大きな存在だったかに気づき、
喪失感に苛まれ、それでも、その悔恨や喪失感を根っこにしながら、これからの時間を生きようとなさっています。
「楽しく生きよう」
ではなく
「誠実に生きよう」
と私(TAKAMI)は思います。
もうじゅうぶん、自分勝手に楽しみ、人に迷惑をかけたり、嘘をついたりしてきました。
そして、きれいなところだけを周囲に見せようとして生きてきました。
お友達は、さらにこのように仰いました。
「自己肯定も度が過ぎれば見苦しいだけのもの。ましてや人に向けた情の濃淡などは、直後から迷いや後悔などが付きまとい、
掘り下げれば掘り下げるほど、頬が赤らむ想いに臍を噛む。結果も答えも出ないこと。噛みしめましょう、噛みしめましょう、、、」
私も、この写真との出会いからそんなことをテーマ?に、自分の人生を丁寧に、正直に、時間をかけてふり返ってみました。
…まあ、創作活動の一環としてでもあるんだけど、とても辛い、ヒドイ作業でした。
あまり思い出したくないような、恥ずかしくなるようなことをたくさん心のふっか~~いところに隠していたことが次々露呈されて、
「ああ…この時代は、サイアクだったな」
当時はそんなこと全く感じていなかった、、それなりの理由(言い訳)があったのかもしれない、一所懸命だったかもしれない。
でも、できることなら塗りつぶしたい、なかったことにしたいようなことが、たくさん出てきました、、、
ねっとりとしたコールタールのようなものが、、、
まさに、頬が赤らむ思いに臍を噛む…
死ぬ間際、、、
「私の人生はきらきらと輝いていた。我が人生に悔いなし」
なんて私には無理。絶対ムリムリムリムリムリムリ…(最近の口癖(^_^;) )
悔恨に満ちて、神さま、ごめんなさい、私はヒドイ人間でした…ってなもんよ。
本当に「私は清らかに生き抜いてきました」といって、神さま、閻魔様?の前にに背筋を伸ばして立てる人がいるんだろうか、、、
人間って、なんて弱くて脆くて、自分勝手なのか。
「ヒト」のエゴイズムで滅びに向かっている地球を、救いたいと思いながら、自分と家族の幸せを最優先している。そういう存在です。
どうしたって、最後は死ぬのだ、、
自分の「死」はどのように訪れるのだろう?
私はそれを安らかに受け入れられるんだろうか?
私にとって「死」とはダイレクトに息子Takとの別れ。
それさえなければ、きっとそれほど辛くも悲しくもない。ちょっと怖いだけかも。
Takも言います。
高齢出産なんてイカン。親といっしょに過ごせる時間が短いから。
認知症になっても、ボケボケで寝たきり生活になってもいいから、長生きしてほしい。
病死でも事故死でも、本当に肉体的につらいのは最後の数時間とか、数分のことだろう。
人は必ず死の前の苦しみを経験する、でもそれは肉体的なことより、精神的なことのほうが大きいと思う。
精神的な苦痛というのは、まさに「悔恨の思い」じゃないだろうか…
自分がどうやりたいことを悔いなくやってきたかではなく、、人に対してどれだけ心を砕いてきたか
死んで、天国に持っていけるのはそれだけだ…って何かで読んだなあ、、、
…まあ、とにかく、「死」は神さまの領域。
牧師や、住職のお友達がいて、それぞれ死んでから行くところが違うなんて思えない。
私はクリスチャンになりましたが、死後のことは全く予測も期待もしていません。
死んで離れ離れになっても、いつかまた会えたらいいね…とは思うけど、、
わからないことはあまり考えず、なるべく誠実に、内省を繰り返しながら毎日を生きたいです。
それが、「死」を穏やかに静かに受け入れられる方法な気がします。
死ぬために生きてるわけじゃないけどね。
…という文章のあとに「うどんデート」を発表するつもりだったのでしたが、
ライヴのあとにいきなりこんな重~い記事では、みなさまにご心配をおかけしてしまうかと思い、、、、
創作活動の過程でこういうことをいろいろ考えたりするのも自分の一部になっていきます。
(つづく)
…って、まだこんな重~い話を続けるのかTAKAMI(-_-;)