WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

瀬戸内国際芸術祭 終章…積み残し編

2010-10-30 | 瀬戸内国際芸術祭




そーなのです、、、

豊島は、普段は静かで、訪れる観光客もなく、カフェもレストランも、「…食堂」っちゅうのもほとんどなく、、、
人々は、ひたすら「瀬戸芸」だけが目的で訪れる。

そんなところで、最終の船に積み残されてしまった私達…


そんなことも最近あるらしいのは当然知ってたので、最終便の整理券が配られる1時間前には港に戻って並んだ私たち。

…しかし、甘かった。

みんな考えることは同じなので、、、


最終便高松行きの高速艇は、私たちの6人前で定員になってしまいました( ̄_ ̄|||)


でっ、どーなるかというと、最終便17:20のあと、臨時便が18:40に出ることになる。
それまで待てない人は、小豆島を経由して高松に戻る便もある…

甲さんと協議した結果、やっぱ、臨時の最終便で帰ろうってことに。

しかし…

1時間もず~~っと整理券発券まで待ち続けたあげく、「最終便には乗れません」ってことになって、臨時便の整理券を貰ってとりあえず乗船時間まで解散。


寒い。
ハラへった。
みなさまご存じのように、全国的に、この日からめっちゃ寒くなったのです。
私は、半袖Tシャツに、七分袖のうす~いブルゾンという無謀なカッコでした。
島を歩き回っている日中は暖かかったけど、夜になるとヒサン…

豊島には何もない…

幸い?甲さんと私の共通点は、「飲んべー」ってことで、

「ワンカップでも買おう」
「おお、もちろんそうじゃ。ビールでは寒い。」

喫茶店が一軒だけあるのだけど、積み残しの人たちで満席。
しかも喫茶じゃ酒飲めないしね…

ってことで、朝、上陸してすぐにナニゲに甲さんがチェック入れてた「○○商店」っちゅう、よろず屋さんのような、倉庫のようなお店で、ワンカップ3本と、ツマミ(入荷したばかりのウマそーなちくわを2種類)購入。
寒くても、酒を求めて歩くことは厭わない私たち!!
いんや~~ホント、今日は甲さんと一緒でよかったよ♪♪♪
私ひとりだったら、こんな根性なかったもんね、、、

ワンカップと竹輪を持って、積み残し客で溢れかえる瀬戸芸のインフォメーション・センターに戻る、、、

そこには、2Fへ上がる階段もあるけど、暗い。
でも、とりあえず上がってみる。
そこにも、積み残された人たちがいるいる…
フツーはスタッフオンリーって感じのようだけど、こーゆう時には、まあしょーがない…って感じで解放してるらしい、、、

なんかさ、「SOUND OF SILENCE」の世界みたい…
わかる~このカンジ??

甲さんと私は、椅子を2脚確保して、通路のくら~いところにセッティングして、
こっそりワンカップを開けて、ちくわをツマミに飲んだわよ。
それ以外どんな時間の潰し方があるっちゅーのよ!
ここはもぉ~~飲むしかないっしょ!!ってのが、2人のぴったり一致の見解。
しかも、ビールじゃなくワンカップ(^_^;)

呑んでるうちに、だんだん楽しくなってきて、いっぱいいろんな話をしたよ。
特に盛り上がったのは、「前世」とか「来世」とか、仏教のお葬式とかの話だったなあ…
なんでそんなんで盛り上がるんだよ???

私たち、もぉ~~朝から何時間も歩きまくって、身体はものすごく疲れてるハズ。
だけど、なんか、ワンカップ、ひとり1杯半で、元気になって、さっきまでの「ひもじい」気分は消え去り、「いんや~~これも旅の思い出」なんて、すっかり楽しく満足しまくりだったのです。
おつまみに買ったちくわがまた、ウマかったのよ。


でっ。

18:40の高速艇に乗り込み、やっと高松へ向かって出発。
港に着いてからここまでの時間、ものすごーーーく長かった。


夜間飛行ならぬ「夜間高速航行」。

初めての体験。
きっと、こんなこと、もうたぶんとないと思う。
「積み残し」にでも逢わなければ、こんな経験はできないってもんだ。

ところが。
これがものすごくロマンティックでした。

船内の明かりを落として、真っ暗な夜の海を高速艇で走り抜ける。
窓からは真っ白な飛沫が上がっているのが見えて、
所どころ、島の燈台や民家の灯り、客船、漁船…などの灯りが見える。
高速艇の乗り心地…ってか、揺れ加減は、新幹線とYS11の中間ぐらい…かな。
瀬戸内海の島々を縫って駆け抜ける…って、昼間は何度か楽しみましたが、
夜は、昼間と全然違う。

私は、窓におでこをくっつけて、眼を凝らして、夜の瀬戸内海に見入るのだけど、それですっかり感動&満足なのでありましたが…
暗い船内、こんな心地よい揺れに身を任せながら、カレシと手を繋いだり、寄り添ったり…なんていいな~いいな~~♪♪

…それは、積み残されたカップルだけの特権なのであろう…


「残り物には福がある」なんちゅー作品もあったけど、
「積み残しには、幸がある」のだよ。うんうん。





額を窓にくっつけて見た夜の瀬戸内海は、デジカメだとこんなになってしまった~
もやもや白いのは飛沫ね。




高松駅で、Takに「マリンライナー弁当」\1300をおみやげに買って、家に着いたのは8時半でした。
Takは、もちろんふつーに学校に行って、帰ってきて、私の帰りを待っているのでありました。

ホントは「瀬戸芸」、Takと一緒にいきたかった。
どの島も、どの作品も、いつも「Takも楽しめるだろうな~」って、思いました。

Takは、いつも私の「瀬戸芸」レポートを楽しんでいます。ケナゲです(T_T)
3年後に開催されたとき、Takは「絶対今度こそお母さんと行く」と今は言ってるけど、きっと、お友達とか、彼女とかと一緒に行くことになるんだろうな。

1日ぐらいかーちゃんに付き合ってよ(^_^;)
次回は、私も気合いをいれて全制覇を目指したいと思います。

ほんとうに楽しいアート遠足でした♪♪


おしまい♪




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瀬戸内国際芸術祭 豊島編3

2010-10-29 | 瀬戸内国際芸術祭






「豊島の気配」




順番が前後します。

豊島には、今月17日から、「豊島美術館」がオープンしています。
終幕間際のオープンなので、島にはど~っと人が押し寄せ、この美術館も、整理券がないと入れない状況。
その辺の事情をあまりよくわかってない私たちは、美術館で1時間後に入場できる整理券をいただいて、急いでまたバスに乗り、別のエリアに行って、小走りに作品を観てまわったのですが、人気のところは、どこも15分待ち、30分待ち状態。
こんなのまだいいほうかも。
週末などは、1時間以上なんていうのもあり。
まるでディズニーランド(@_@;)

人気のアトラクション…じゃなくて、人気の作品は泣く泣く諦めても、美術館だけは行きたかった。

冒頭の画像は、美術館の傍の池に浮かんだオブジェ。
見る場所、方向によって、こんなにイメージが違います。
池の向こうに海が見えて、空が池に映って、全部ひとつに繋がっているような不思議な感覚にとらわれます。
島の棚田に向かって立つと、池には緑が映り、島のいのちがこのオブジェのひとつひとつに息づいているように見えます。







でっ、これがその、「豊島美術館」

ここには、たった1点の作品だけが展示されています。
建築と作品が一体となった、あっと驚く美術館、、、

私、なにも予備知識なく行きました。
敢えて行く前にネットで検索とかしませんでした。
「瀬戸内アートフェスタ」は、ディズニーランドとは違う。
効率よくまわる…とか、予備知識を持って、計画を立てて…とか、そんなのとは全然違う世界なんだもん。


美術館に整理券を貰いにいったら、おねーさんが、これから観賞する人たちに解説をしていました。

「作品は、1点です。そして、それは、小石やリボン、水…などでできていて、とてもデリケートなものです。
皆さまの足元に展示されています。
みなさまは、作品の上に立つことになります。」

もぉ~~こんなん聞いただけでわくわくするじゃないのよ♪♪♪

靴を脱いで、ドームのような美術館のトンネルのような入り口を入っていきます。

そして、それはコレ。

↑画像だけは、ゼヒご覧ください。
2ページめもゼヒご覧下さい


興味のある方はインタビューも。




水が、小さな真珠ほどの白い小石から点滴のように、ものすごく僅かずつこぼれ出すのです。
そして、それが小さな水溜りをつくり…
微風でもそれは幽かに揺れて、動き出します。
震えたり、走りだしたり。
生きているのです。

やがて、大きな水溜りに絡めとられていく。
命の誕生と終焉のようです。


すっご~~~くよかった… 来てよかった、これだけで、よかった。


アートフェスタ終幕後も、美術館は存続してます。
ぜひ体験してみてください。
しかし、、\1500…ってどんなもん??
このアートに値段をつけるのは、ものすごく難しいと思う。

いや、どのアートでも、音楽でも、「値段」をつけるのは難しい。

子供はタダだ。
子供には、思う存分観て感じて、楽しんでほしい。

でも、私はTakを連れていけませんでした(T_T)
一緒に行けたら、すごく親子で楽しめたのに…

3年後は、Takは中2。
友達や彼女と一緒にいく時代だもんね、、、
今は、「3年後に、絶対おかーさんと一緒にいく」と言ってるけどね。
なんか、その発言もケナゲ、、(T_T)
Takは、私が平日に行ってきたアートフェスタの画像をこのブログにアップした画像をみて、3年後に思いを馳せているというわけです(T_T)


さて。

豊島美術館を後にして、高松行の最終高速艇に乗るために、他の作品はすべて諦め、さっさとバスに乗ったのでしたが…甘かった、、、


(つづく)






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瀬戸内国際芸術祭 豊島編2

2010-10-29 | 瀬戸内国際芸術祭




「遠い記憶」




循環バスで次にいった海辺ゾーン。

公民館だった建物に古民家の窓や扉を配置したもの。
全体を観賞するのもおもしろいのだけど、「サッシ」じゃない、ひとつひとつの窓や建具もすごく懐かしい…
こんな窓、ウチの家にもあったよね…
建具でトンネルを作ってあって、そこを歩いて中に入ると、昭和の、私の子供時代にタイムスリップするような、、そんな感じ。
トンネルの向こうには、島の畑の風景が見える…





「潜在意識下の海の唄」



海はこんな唄をうたっているのだろうか…

「堤防にオルガンパイプを設置し、波と潮の干満ののリズムを音として紡ぎ出すサウンド・インスタレーション」
とのこと。

3本のパイプから聞こえてくる音は、低音の F A♭ C(とパイプには書いてあるが、絶対音感が怪しいTAKAMIには、ど~もちょっと違うように聞こえる)
いずれにしてもマイナーコード(短3和音)です。
低くてもの悲しい響きが、風向きによっては、遠く離れた海岸を歩いていても聞こえてきます。
この逆さになったボートの上に設置された3つのパイプは、ず~~~~っとずっと、たったの3音だけで、海の唄を、奏で続けているのです。
訪れる人もいなくなった、深夜の海岸でも…

夜の海岸で、一晩中海の唄をきいてみたい…なんていう思いに駆られる、、、


海岸から少し陸に歩いて、次の作品へ。





歩きながら、民家の庭先にきれいなクモの巣をたくさん見つける

そして、こんな美味しそうなぶどうが、目の前に…





「残り物には福がある。」







古民家の中にティラノザウルスがいます。
たくさんの古びた家具を抱えて、守り神のように。




土間のキッチンには懐かしい調理器具が…









島の家は、みんなこの瓦とこの壁。
雨や風に強い。




「ハーモニカ」


ここは、漁師の家
家全体は、漁網で覆われています。
座敷には、布で大切に包まれたお皿が「豊島」を模って並んでいます。
これがアート??…って、
これがアートです。
奥に見える押入れのお布団とか、箪笥とか、家まるごとアート。
この作品は、ここで暮らしていたひとへの思いであふれかえっているように感じる。






この箪笥の引き出しを閉めるとき、ハーモニカの音がします。
懐かしい、郷愁を駆り立てられる音。
それで…この作品の名前は「ハーモニカ」…


ここで、時間切れ。最後の「美術館」にいかなくちゃ。
びえ~~~ん(T_T)

(つづく)


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瀬戸内国際芸術祭 豊島編1

2010-10-28 | 瀬戸内国際芸術祭


ギリギリの駆け込みでまたも行ってきました。
豊島(てしま)。
今回は、お友達、甲さん(仮名)と一緒です。

もうホントに最終週なので、平日だけれど船は満席。
港は人で溢れていました。





直島行きフェリーからの高松・サンポート



急に寒くなったけれど、お天気はとっても良くて、海が青い…


豊島は、アートフェスタでもない限り、観光客を受け入れるような島ではありません。なので、行くのも、すんなり直行便というのはなくて、いろんなルートはあるのですが、私たちは、まずは直島にいって、そこから高速艇に乗り換えましたが、それもすんなりとはいかず…。

「整理券」がないと乗船券を買うことができず、いきあたりばったりでやってる慣れない我々は、乗り継ぎのいい船を逃し、1時間待ち…



いよいよ豊島へ出発




未踏の豊島に到着



未踏の島に上陸するって、やっぱりわくわくするってもんです。

なにが待ち受けてるんだろう…って、、、

さ~~~
とんでもない波瀾万丈の旅の始まり~~~!!


豊島は、開催期間中無料で運行している循環バスを利用しながら、点在しているアートスポットを巡ります。

まずは、港の傍の歩いていけるところから…


こちらです

106歳で亡くなった小林ハルさんという盲目の旅芸人の方を鉛筆で描きあげた3点の作品が、古民家の中に展示されています。

100歳の手。ハルさんの見開かれているけれど見えない眼を描いたもの、その眼を硬く閉ざしてうつむいている作品…の3点。
作品は、階段の途中から薄暗い2階に展示されているものを眼を凝らして観賞するように展示されていたり、この環境が素晴しいです。

美術館の展覧会の壁に展示されるのと違い、まず、靴を脱いで、畳の部屋にあがると、そこに、この絵のモデル「小林ハル」さんの生い立ちを細かくレポートしたA4サイズの資料が置いてあります。
私たちは、畳に腰をおろして、それをじっくり読むこともできます。

じっくりゆっくり、存分に味わいたかったけれど、先を急ぐ私たちは、レポートははしょって読んで、作品の鑑賞を優先しました。
…でも、できることなら、この古民家の中で、存分に浸りたかった。


次は、アートカフェ??っちゅうのか、ここも、外観は島独特の古民家なのに、
一歩足を踏み入れたとたんに、こんな不思議な空間。

直島からの乗り換えで1時間ロスしてしまった私たちは、ここで早めのランチにしました。


0
「あなたが愛するものはあなたを泣かせもする」



2Fに行く階段だけど、どーなってんだか画像からはよくわからない???!



食事はやっぱりグレード高い!





感動の美味しさです。
食器ばっかりやたらデカイのですが、この器に入っているゴハンとおかずは、
島で採れた美味しいお米とお野菜、そして、魚のアラのお味噌汁なんかをこんなふうに盛り付けるのもアリか…
魚はもちろん、新鮮ですっごく美味しい。

前回の小豆島のランチは、島の農村風景を見渡しながら、空気も一緒にいただいて大満足だったのですが、
このふしぎ空間でいただく島の幸…ってどぉよ???



さて、エキサイティングなランチでハラごしらえをして、いよいよ循環バスで島を巡ります。

ホントにこの日帰り旅行は波瀾万丈で、スゴいことでしたので、お楽しみに(*^_^*)

(つづく)
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瀬戸内国際芸術祭…小豆島編

2010-10-24 | 瀬戸内国際芸術祭




いってきました。「瀬戸芸」。
今回は小豆島。
もうギリギリの駆け込みって感じですが、こんども充実しまくりでした。

小豆島は、瀬戸内海の島の中で、淡路島の次に大きな島。
でも、アートフェスタの会場は、一箇所に集中しているので、観てまわりやすかった。
終幕間際なので、平日でもかなり混んでると覚悟していったのですが、船も空いてたし、のんびり観てまわれました。
観る順番も自ずと決まってくるので、まるでツアーのように、同じ船で訪れた同じ顔ぶれで、なんとなく移動してる…って感じ。最後のほうではなんだか、顔なじみになって、歩きながら少しお話したりも(*^_^*)


まず、冒頭の画像は、「つぎつぎきんつぎ」
「金継ぎ」という陶磁器修復技術で、地域の住民の人たちの家庭で、使わないけど棄てられない食器をつなぎ合わせて作った作品。
「金継ぎ」って、私の同級生&ブログ友達のatatachanが習ってるってことで、初めて知った。
割れたり欠けたりした食器を、元通りに復元するのではなく、継ぎ目に金を施すことで、新しい作品へと生まれ変わるという、アートなのです。

「島の住民の日常と記憶を繋いで結晶させる」というのが作者の意図。

「これくらいドアを開けてた状態の光で観るのがきれいなんですよ」と、
ボランティアのおにいさんが「調光」をしてくださいました。
幻想的で、ほんとうに素晴しかった…







こちらは「小豆島の家」

竹で編まれた通路と大きなドーム。
広々としたドームの中では靴を脱いで、お昼寝もできる。
いんや~~ホントに、寝たかった。
気持ち良すぎ…
作品に包まれて寝るって最高、、、
なんだかバリ島な気分で、神さまに包まれているよう。
















作品は、農村の棚田が広がる風景の中に点在していて、こんなところにも作品の立て札が。










5mもあるかという竹の節に穴を開けて、風が吹くと、竹独特の音を響かせるのだそうです。









刈り取られた稲藁で作った象。
このほかにも、縄文時代の竪穴式住居や、鯨が、田んぼの中に登場します。
竪穴式住居は座ると藁の匂いに包まれて、これも気持ちい~い…



ランチは、「こまめ食堂」という、アートフェスタのプロジェクトの一部のカフェでいただきました。





メインは掻き揚げと茄子の素揚げ。揚げたて!それに、小鉢が数種。
画像がうまく撮れませんでした。残念!
どれも手作りで、感動的な美味しさです。
おにぎりも、お米がすごく美味しい、手で丁寧に握られていました。
この食事も、アートでした。

そして、それを、こんな農村風景を眺めながら、島の空気とともにいただく幸せ…

う~~ん、アートフェスタって、ほんとに素晴しい。






こちらは、屋内展示。

土です。
瀬戸内地域の随所の田や畑、崖…などから採取した土約600種類を並べてパターンをつくっています。
すごく美しい…
着色は一切してなくて、自然の色です。土って、こんなに多彩なのです。
これも感動。






これは「Net-Work」という作品
浜辺に、無造作に網が干してあるように見えます。
よく見るとこの網、小さな金色の人型でできています。膨大な人型が繋がれています。
砂浜に敷かれている部分は、海水に晒されて金色が剥がれて銀色になっていました。


ここの展示にたどりついた頃には、もうなんだかみんなか御馴染み…って感じ。

パスポートを落とした女の子がいて、青ざめて周囲の人に「落ちてませんでしたか?」って聞いていた。
「落ちてたわよ。ここの道に入ったところ。私はそのままにしておいたんだけど、あるといいね。」

女の子は慌てて戻っていった。
その後ろから私もゆっくり歩いていったら、女の子のパスポートはちゃんと道の少し脇のところに、風に飛ばされないように石の錘を乗せて置いてあったようです。

「見つかったー?」
私も声をかけました。
「ハイ! よかった~~!! これまでの思い出が消えてしまうところでした(^_^;) 」

女の子は、岡山の人で、これまでに大島以外を巡ったのだそうです。
どこがよかった…とか、いろいろ情報も教えてもらうこともできました。
豊島がとっても楽しかったと…

行くぞ、、なんとかして、、、とヒソカに決心する私。

岡山でも、「瀬戸芸」は、一部の人しか興味を持ってなくて、「やってるのは知ってる」って程度なのだそうだ。

私としては、こんなイベント、初体験。万博とか、期間限定のイベントいろいろありますが、これだけの質の高い作品を、点々といろんな島に配置して、そこを巡りながら島の空気に浸りながら作品を鑑賞して、スタンプラリーのようにハンコを押して回る。
これがまた楽し~い♪♪

同窓生&マイミクのtarumi氏なんか、全島制覇を目指すといって、着実にやってらっしゃいます。
mixiには、パスポートの「スタンプラリー」のハンコが徐々に溜まっていってるのをアップしてるし。
1島を数回に渡ってアップされてます。
作品や、作者名入りです。
mixiされてる方は、ゼヒご参照ください。

私も、3年後の開催のときには、全島制覇を目指したいなあ。
なんといっても夏が暑すぎて、夏休み中に行けなかったのが敗因だな。


全国のみなさま、今年はもうすぐ終わってしまいますが、また次回開催のときには、ぜひ訪れてみてくださいね。


今回は、実は、携帯もデジカメもバッテリーが切れる寸前状態だったので、思う存分画像が撮れませんでした。残念!
手持ちの画像は全部アップしました。


次、なんとかいくぞ~~
頑張る!?!?


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Amore Cantare まんじゃーれ♪

2010-10-18 | よしなしごと
次はコレです♪






いつか、SYO Michael Trio で、カンツォーネがうたってみたいという贅沢な願望?が叶います(*^_^*)

なにをどんなふうにアレンジして歌うかは、これからじっくりふか~く考えます♪





昨日のチャリティーコンサートのレポートは、画像とともにお届けしますので、もうちょっとまってね♪
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秋・汗ばむ日の嵐のリハ

2010-10-12 | アーティスト魂
  




新しい仕事に緊張の日々を過ごし、Takの学校でのいろいろな事件もあり、
慌しくバタバタの中、
17日のチャリティーコンサートの相方、Takaさんが、リハでウチにいらっしゃいました。

画像ナシ! なので、お互いのカッコイイLIVE画像を掲載(^_^;)

なんといっても、お約束は11時で、私が起きたのが9時。
今日はTakが、お友達家族に誘っていただいて、お昼から遠足?ってこともあって、Takとともに朝風呂に入り、ついでにお風呂のお掃除、洗い髪ボサボサで散らかりまくったダイニングを片付け、Takに朝ご飯を食べさせつつ、自分はキッチンでリンゴを齧り、大急ぎでとにかくダイニングだけでも掃除機をかけなくては…!! 一方では、今日のリハの曲をPCから流しつつ、譜面を慌てて準備して、、、

コレが、日常の私でございます(-_-;)

「Takaさん、ちょっと遅れるとかって、TELかかってこないかな~~」なんて思っていたら、
10分前にTELあり、「今、下におるんやけど、駐車場が停められん…」
げっ( ̄_ ̄|||)もう到着か!!
タイムアウト、、、

ってなワケで、スッピン、髪ボサボサで開き直ってTakaさんのお迎えにいくTAKAMI、、、(-_-;)

まっ、こんなもんよ。
もぉTakaさんの前でスッピンでも平気になったわ(^_^;)

さらに、SYOさんが、今日は別のコンサートで、行く途中、チラシを持ってきてくれることになってたので、SYOさんにも見られ、、、

さらにさらに、もぉ~~今からメイクやブローしても意味ないので、私は、リハではお決まりのタンクトップいっちょで(なんといっても、テンションあがると、めちゃ暑い!)「コレがリハ仕様のワタシ!!」と開き直りまくっているところに、Takのお友達のご家族が、Takをお迎えに…

コレがいちばん厳しかったわ(^_^;)

最近よく遊びに来る女の子のご家族よぉ~~~!!
私は当然初対面だし、TELでお話したことも一度もなく、いきなり、このカッコでご対面ってどおよ。
ほとんど山姥状態だったんですけど…

でもまっ、あとでお友達のお宅にTELして、本日のお礼を申し述べ、とっても気さくなお母さまだったので、かなり意気投合して、ホッとしましたけど(^_^;)

少年時代


でっ、肝心のリハですが、
今回もまた、苦手なところはTakaさんにフォローしていただきつつ、かなり完成度高まってきました。
曲目も曲順も決定。
「アンコールあるんやろか」「しかし、あくまでも前座やからな~」「でも、もしもあったら、どーする?シカトする?」「ほな、この最後の曲をアンコール用に取っとく?」「いんや~しかし…アンコールがなかったら、闇に葬られるんやで、それはマズイやろ」「しかし、コレを歌ってしまったあとで、さらにアンコールがあったら、このあとに何を歌うっちゅうんじゃ」「そやな~、ほな、まっ、当日の雰囲気をみてっちゅうことで…」
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チャペル・コンサートⅡ

2010-10-09 | キリスト教のこと




ご無沙汰してますm(_ _)m


めっちゃマズそうな画像ですが、ウマカッタゼ。おでん!
タコ、牛スジ、焼き豆腐、卵は、絶対はずせない。お鍋2杯分作っちゃったよ(*^_^*)
秋刀魚、さつま芋、栗、秋の味覚の季節… なんだか夏が長かったので、いきなりやってきた…って感じ。
せっせと買ってきて食べよりますよぉ~~

全く新しい職場で覚えることいっぱいいっぱいの上、Tak関連でも大事件勃発…などなどで、暫くゆっくりブログを書く余裕ありませんでした。
しかも、あと1週間でコンサートだし(@_@;)

でも、こーいう慌しさ、忙しさ、それについて考えることは、好きです。必要です。
何もなければ、とりとめなくいつまでもだらだらと怠けてしまう私なので、私には、こーゆう日々が必要なのです。

だらだら過ごす日と、丁寧に過ごす日、真剣にテンションめっちゃ高めて過ごす日、どれも必要。それを全部「均す」ことが、私にはできないんだよな、、、
もう、これはしょうがない。
そして、そんな私を見て育つTakが、標準的人間にはならないだろうことも、しょがない。

…と、覚悟しています(^_^;)


昨日は、近所のシオン教会で「チャペルコンサート」でした。
クラリネットとピアノのアンサンブル。
絶対行こうと思っていたのに、このところいろいろありまくりで、、さっぱり忘れていたところを、牧師先生の奥様から、お電話でご案内をいただいて
「やっべ~~!今日だったのか!」
っちゅうワケで、自宅でレッスンを終えてから、30分だけでも行きたい!ってことで、行ってきました。

素晴しかった。去年も感動したけれど、今年も…ホント、最初から聴きたかった(T_T)





¥500という、ワンコイン・コンサート。
こんなに安いチケット代でこんなに素晴しい音楽が味わえるのは、クリスチャンの方たちの献金や、演奏者の方々の奉仕の精神などで成り立っているのだと思います。

私、「プロフィール」に、出身大学や、コンクール入賞歴などはあまり書きたくないけれど、一般の人は「東京芸大卒業」とか、ドイツやオーストリアに留学、○○氏に師事…というと、「おおぉ~~すごい人なんだ」って思うものです。
それほどの評価の高い人って、やっぱりホントに素晴しいのですが、聴く人には、何もそんな先入観なく、心と心を音楽で結ぶ…というのが、本当の音楽の役割なのではないかと思う。

クラリネット奏者の柳瀬洋さんもクリスチャンですが、自分が音楽を演奏していく課程での、神さまとの出会い、音楽とのかかわり…いろいろ語ってくださいました。
神さまとの出会いが、自分の音楽にどれほど大きな影響を与えたか…ということを、柳瀬さんも、去年のバイオリン奏者の蜷川いづみさんも、コンサートの合間に語られました。

私も、神さまから音楽を受け取っていると感じているんだがなあ…
自分で創っているとは思えない。
自分の創る曲が、暗礁に乗り上げつつも完成できるのは、絶対に神さまが助けてくれてるに決まってると思ってるもんね。
私は、「クリスチャン的」とか、「教会的??」には、どんな位置なんだろうな~~~~???
…って、そんなにあまり気にはしてないんだけど、「音楽」は自己実現のためじゃない、もっと大きな流れに任せているんだという感覚です。


17日のコンサート、私自身の中では、だいぶ出来上がってきました。
つたって、あと1週間だろ~~!!
今ごろこんなんでいいのか!?
…って、いつのものことだけど、
本当に、私の拉致被害者の方がたに対する思いを、自分のことばでみなさまにお届けするとともに、コンサートを心から楽しんでいただけるステージをつくっていきたいと思います。



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チャリティーコンサート「希望」

2010-10-01 | アーティスト魂



2010 10月17日(日)

OPEN 13:30  START 14:00

於:弘憲寺 (TEL 087-821-3221)

CHARGE: ¥500 (全額を「救う会」に寄付いたします)




横田めぐみさんのご両親と直接親交のある、ミュージシャン、森たか美さんが、3年前から、拉致被害者の早期帰国を求めてのチャリティーコンサートを行っています。
回数を重ねるごとに、多くの賛同を集め、後援、協賛を得て、全面的解決に向けて、少しでも力になれるように…と、市民レベルでの運動の輪を広げていきたい…という思いのもと、
地元ミュージシャンが参集しての、ボランティアコンサートを、今年も行います。

今回、私は、ギター&ヴォーカルでLIVE活動を展開している「Taka」さんとともに、フォークと、オリジナル曲を中心のステージ。
そして、後半は、SYO Michael率いるJAZZのステージ。

お寺の本堂で座布団でリラックスしてお聞きいただくラフで楽しい、ワンコインで2度美味しい、とっても素敵なコンサートです。

前回もお手伝いをさせていただきましたが、お寺の本堂って、天井高いし、ステージのセッティングも広々としてて、音響最高。
みなさまの期待を大きく上回る、素晴しいステージとなること、保障しますよぉ~~!!


どうか、お気軽にお集まりいただき、拉致問題についていまいちど認識を深めていただくとともに、フォーク&ジャズのゴージャスなステージを思い切りお楽しみくださいね。

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