またまた「一聴惚れ」
Speak Lowのセッションで、初めてステージをみたとき、いきなり引き込まれてしまいました。
誰だこの人は… ナニモノなんだ、、、
私だけじゃありません。
彼のステージを見たことのある人は、もぉ、必ず、彼の音と表情に引き込まれない人はいないはず。
なんて楽しそうに叩くんだろう…
なんでこんなに音楽のうねりが作れるんだろう…
そして、カウンターでコーヒーを飲みながらお話をする矢野さんも、気さくで優しくて、
このお人柄がそのまま音に現われているのです。
矢野さんは、「東京キューバンボーイズ」という、プロのフルバンド出身の方です。
子供の頃、両親がダンス教師だったので、私はダンス音楽を聴いて育ち、キューバンボーイズのこともよく知っていました。
それに、フラミンゴDs.が、キューバ音楽フリークだったので、私もいろいろ教えてもらったり、キューバのバンドのコンサートに連れてってもらったりして、一般の人よりちょっとだけ知ってるよ…ってなカンジだったので、そんなところを糸口に、いつかきっと、この大御所矢野さんとお話ができたらいいなあ…と思っていたのでした。
ところが、意外にもその日は早くやってきました。
そして、「こんどゼヒ一緒にやりましょう」と、声をかけて下さったのでした。
嬉しかったなあ…
私はホントのホントに結構シャイなのです(^_^;)
自分から「一緒にやっていただけませんか」とお願いするのにはものすごく勇気がいるのです。
矢野さんから「ぜひご一緒しましょう」なんて言っていただけなければ、きっと5年ぐらいは、畏れ多くてお願いできなかっただろうなあ(^_^;)
今回のLIVEも、2度目なので、「よろしかったら、お手伝いいただけないでしょうか」ってことで、お願いしたのですが、快諾してくださり、しかもお忙しくてリハにはなかなか参加できないのだけれども、こんなことをおっしゃるのです。
「TAKAMIさん、僕は、譜面を見て、一度曲の感じを聞けばだいじょうぶ。だいたいどんな楽器を使って、どんなリズムを入れるか、任せてくれればいいよ。貴美さんの演奏に迷惑をかけるようなことは決してしないので、心配しないで。」
…なんという頼もしい、、、、
電話口で、私はじわっと涙ぐんでしまいました。
ですが、その、気さくで優しい矢野さんが、リハのときには、突然鋭い目になるのを私は見逃していません。
リハ一発に、ものすごい集中力を注ぐのだと思います。
ジャズのセッションと違って、私の曲は、キメが多いです。
それをハズさないように、リハ一発で把握して、しかも、1回聞いただけで自分がどのように最高に効果的に絡むかを判断なさっているのだと思います。
…そんなわけで、私の「WIND AND SOUND」 二度目の航海。
一昨日、その最終リハが終わりました。
みなさんとっても頼もしく、ヤバイ私をフォローして下さり、またまた明日も楽しくてたまらないステージになることでしょう♪♪
帰りの車の中で、NAOKOちゃんが
「このバンドの人たちは、誰ひとりとしてフツーの風貌の人がおらん。フツーのサラリーマン系がおらん。みんなめちゃ独特や~~」
ハハハ…確かに。
私はもうすっかり慣れましたし、どっぷりハマってますけど。
「そうや、逆にNAOKOちゃんのほうが、このバンドの中では、ひとりで浮くで」(*^_^*)