ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

豆大福

2007年01月11日 | 食べ物


京都通の知人より、「豆大福」をいただく。
一応「お見舞い代わり」ということらしく、わざわざ
買ってきてくれたものだ。
それは、東京の高輪近くの「松島屋」という店の豆大
福。
ここは、豆大福好きが一度は押さえるべき店として夙
に有名で(多分)、個人的にも食べたいとは思ってい
たところだ。
プチ夢が叶ったということか(本当にプチだが)。

大きさは、原宿の「瑞穂」より小さめ。
しかし餡子はどっさり入っている。
その餡子の味は、練りに練ったという餡子ではなく、
素朴な餡子の味の、小豆の風味がある粒餡で、本来の
小豆の味がする。
謂わば、原点的な豆大福。
この餡子をもう少し洗練させると「瑞穂」か、といっ
た感じである。
ここは好みで、より素朴な味なら「松島屋」。
もうちょっと洗練なら「瑞穂」。
こんな位置づけで良いのではないか。

東京の護国寺近くに、これまた豆大福好きには欠かせ
ないと言われている(多分)有名店があるが、個人的
には餡子の味が好みではなく(皮の豆は多い)、お気
に入りとはなっていない。
他にも、いくつかの評判の店はあるようだが、それは
おいおい味わうとしよう。
機会があれば。

昔だったら、直ぐにそれらの店を踏破しようなどとい
う野心を抱いたところだが、今はちょっと変わってき
た。
目的が、「行った店コレクション」から「自分の好み
の味を味わう」になったのだ。
だから、なんでも新しい店に行きたがるという欲求は
ぐんと少なくなった。
所謂「グルメ気取りの食べ歩き」は、あまりしなくな
ったのだ。
一般的にはブログの格好の題材なのだが、そういうの
はやりたい人に任せて、こちらはそれらの五万とある
信頼性に?の情報の中から、自分のアンテナに引っか
かったものを抽出して、情報として記憶しておく。
そして、何かの機会にそれを検証。
まあ、こんな感じで行くのが、今の自分に合っている
のではないかと思う、2007年なのである。
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