ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

捏造

2007年01月28日 | Weblog
テレビの捏造問題は、当事者が思っている以上に大き
くなっているようだ。
しかし、考えてみればそれも当然だ。
ブームになるエネルギーが、逆に働いたに過ぎないの
だから。
わっと飛びつく人が、今度は、わっと糾弾側にまわっ
ただけのことだ。
つまり、全てが同じ人達によって演じられていると言
うわけだ。

そもそも、テレビに取り上げられただけで、すぐさま
それを鵜呑みにしてブームになるくらいの現象を作り
上げてしまう、そのことの方が普通ではないというか、
なんとも恐い。
ちょっとしたきっかけで、一斉に同じ方向に向かうと
いう土壌は間違いなくあるということだから。
それにしても、テレビの影響力は。
これからは、「ノーテレビデー」とか作った方が良い
んじゃないかと、本気で思う。
デジタル放送開始とともに、「ノーテレビ」運動とい
うのもいいかもしれない。
デジタル放送は、決して視聴者が望んでいるわけでも
ないのだから、これをきっかけにテレビを止める。
良い機会ではないか。

テレビと言うものは、あればあったで、だらだらだら
だら見続けてしまうものだ。
見終わると、大体は「詰まらない」と思う。
そして、分かっていても、またついつい手軽というか、
習慣というか、点けてしまう。
この中毒性のようなところが厄介なのだ。

しかしたとえば、一人暮らしの年寄りの唯一の楽しみ
がテレビである、と言う話を聞くと、テレビも生活の
中で重要な役割がある、とそれなりの価値は認めざる
得ない。
そんなポジティヴな面とネガティヴな面、どちらが多
いかによってテレビの価値を判定したいところだが、
数値によって出るわけも無く、それは不可能だ。
結局、個人それぞれのテレビに対する捉え方の問題と
いうことになる。
はっきりしているのは、テレビというのは作り物だと
いうこと。
要するに、嘘が多いということだ。
その点を常に押さえて見るということが重要なのだと
思う。
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