ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

山羊チーズ

2007年01月20日 | 食べ物


昨日のオッソーイラティは羊のチーズだが、それより
もっとバラエティーの富むのが山羊チーズだ。
癖も更に強くなり、駄目な人は多い。
独特な匂いが好きな人には良い(とまで言わなくても
気にならない)匂いだが、嫌いな人には吐き気を催す
くらい厭な匂いとなる、典型的な食べ物がこの山羊チ
ーズ(シェーブル)ではないだろうか。
臭いチーズだったら、ウォッシュタイプもあるが、あ
れは牛乳で作るから、原料の違いである山羊の個性で
ある匂いとはまた別の違いとなる。
つまり、菌の違いによる匂いの違いだ。

昔は、田舎にも普通に山羊がいて、その乳も日常的に
飲まれていた(飼ってる家では)。
一度飲んだことはあるが、噂では草臭いとか青臭いと
か言われていたと思うが、今となっては確かな記憶が
ない。
多分、普通に飲んだから、特別変な味とは感じなかっ
たのだろう。
生理的に受け付けない味でなかったことは、今現在好
きであることを考えると間違いない。
体質的に山羊を受け付けると。

しかし、同じシェーブルでも大きく二つに分けられ、
その個性も大分違う。
それはフレッシュタイプと熟成タイプだ。
癖の強いのは、なんと言っても熟成タイプの方。
フレッシュタイプは、殆どヨーグルトか、と言うくら
い癖なしだ。
反面食べ易いとはいえるが、個人的には全く美味しい
とは思えない。
やはりなんと言っても熟成タイプだ。
中身がドロドロしてるくらい熟成したものが美味しい。
物によっては硬くなるタイプがあるが、そういうのは
周りが黴でぎっしりなったくらいの物が美味しい。
例えば「クロタン」。
カチカチの黴だらけの物が、チーズ屋の片隅にそっと
置かれていたりするが、自分だったら間違いなくそち
らを選択する。
値段が同じだったら、食べごろの物がが良いに決まっ
ている。
ただネックは、シェーブルはお高いということだ。
直径4センチほどの物が、平気で千円を超えでしまう。
ここは本当、どうにかならないか。
と常々思っているが、どうにもならないね。

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