●2020.12.28月
7:10 静岡のホテルで起床。
爆睡中に目覚ましで起こされた。
7:40 ホテル発。
天候は雨。
折りたたみ傘を持ってきてよかった。
7:57 JR静岡駅発。
そういえば今日は平日で、駅は通勤客が多くて殺伐とした雰囲気。
8:55 沼津駅で乗り換え。
9:20 熱海駅着。
バスに乗り換えて移動。
9:30 MOA美術館着。
まずエスカレーターの回廊で建物の規模に度肝を抜かれる。
プロジェクターの映像が天井に映し出される、幻想的な万華鏡の間「円形ホール」でしばし休憩。
しばらくエスカレーターを乗り継いで、ようやく美術館の本館に到着。
ロビーからの熱海の街の眺めは絶景。
最初の展示が黄金の茶室。
秀吉が作らせた茶室を復元したもの。
組み立て式であちこちの屋敷に移動して使用していたとの事。
展示は日本の作品が中心。
日本の美術館には珍しく、撮影OKな作品が多かった。
目玉の「紅白梅図屏風」の展示は残念ながら無し。
帰りは駅の方まで歩いてみることに。
急勾配の階段や坂道をひたすら下る。
熱海駅の近くにある「和食レストラン 熱海 碧」でランチ。
「海鮮丼(2800円)」を食べてみたらこれが美味しかった。
会計時にその感想を述べると、スタッフのお姉さんより「うちの海鮮丼は熱海で一番です!(笑)」とのこと。
次に海際へと降りてみる。
海際に来てみると、イメージ通りの「熱海」の風景があった。
「お宮の松」初代は標本になっていた。
松の隣にある「貫一・お宮の像」。
若い女性の観光客が「女の子が蹴飛ばされとるやん!」とツッコミを入れていた。
自分も「金色夜叉」読んでないので、詳しい事の経緯は知らないけれど。
砂浜を散策。
いかにもリゾート地らしい雰囲気。
観光客の姿はそこそこあったが、やはり通常よりはかなり少ないらしい。
熱海銀座を通過。
「熱海プリン」が人気で大行列が出来ていた。
興味無かったので買うことは無かったが。
道端にある小さな公園「大湯間歇泉」。
少し待っていると岩の合間から噴水のようにお湯が吹き出してきた。
それにしても熱海は坂が多い。
徒歩での移動は疲れる。
宿泊するホテルに荷物を預けて街の散策へ。
坂の上にある来宮神社を参拝。
社のそばには樹齢2000年以上という立派なクスノキがたっている。
国内のクスノキの最高齢とのこと。
「日航亭大湯」で日帰り入浴しようと思ったら、工事のため臨時休業でふられてしまった。
代わりに、近くにあったホテル「夢いろは」の日帰り温泉へ。
内風呂2つのみの鄙びた温泉で、他の客は1名(肩にカラフルな紋様を纏ったおじいちゃん)のみと空いていて快適だった。
「熱め」の浴槽はびっくりするほど熱くて、手先だけでも3秒と耐えられないような熱さだった。
目測50℃。
有名観光スポット「起雲閣」は残念ながら休館。
時間が余ってしまいどうしたものかと考えながら街を歩いていたところ、美術館を見つけたので寄ってみた。
紺色の外壁は、よく見ると敷き詰められたソーラー発電のパネル。
「熱海山口美術館」の「開館記念展覧会」を鑑賞。
なんと、今月オープンしたてホヤホヤの美術館だった。
ルノワールやピカソなどの有名作家の作品も並んでいるが、なんと言っても衝撃は古いアパートを改装したその建物。
入館料にはドリンク1杯も含まれていたので、オレンジジュースを飲みながらしばし休憩。
次に向かったのは「アタミロープウェイ」。
ロープウェイが動き出すと街の景色がみるみる小さくなっていく。
山頂駅の展望台からは熱海の街が一望できる。
「熱海秘法館」を見学。
かつては全国各地にあった「秘法館」も、今では唯一ここだけらしい。
そんな昭和の遺物。
館内撮影禁止なのが惜しいが、撮影できたとしてもどっちみちブログには掲載できないかも。
何とも言えない脱力感に襲われる、いろいろな意味で強烈な展示だった。
高台にそびえ立つ「熱海城」へ。
中にはいろいろな展示が並んでいる。
写真撮影コーナーがあったり、マッチ棒で作った城の模型が展示されていたり。
春画(18禁)や遊び絵のコーナーも。
最上階は展望台になっている。
夜景が見られるかと思ったが少し時間が早かった。
地下1階はゲームセンターになっていて、なんと全てのゲームが無料(入館料は必要)。
多くの親子連れがゲームに興じていた。
城を出たところで若者二人組に記念撮影を頼まれたので、城をバックに撮ってあげた。
展望台を去り際に山頂駅からもう一枚。
真っ暗になった夜景も見てみたかったが、そこまで待つ気もなく下に降りることに。
熱海での飲み歩きを開始。
一軒目は「串笑い みっちゃん」という居酒屋。
旭川出身の優しいおばちゃんが一人で切り盛りする店で、とても好みの雰囲気だった。
はじめは貸切状態だったが、しばらくすると満席の賑わいに。
急な坂道を登ってホテルにチェックイン。
案内された部屋は10畳の広い和室で、広すぎてなんだか身の置き所に困ってしまった。
再び街に出て「ネグローニ」というバーへ行き、カクテルを2杯いただいた。
一軒目に続いてこちらも満席で、マスターとの会話も無く店を後に。
三軒目はビアバー「熱海の麥酒屋」。
クラフトビールの飲み比べセットで6種類のビールを飲んだ。
男性マスターが「呑み鉄」だそうで北海道にもよく来ていて、ローカル線や「水曜どうでしょう」の話題で盛り上がった。
「近いうちにビール醸造所を立ち上げてクラフトビールを作る!」
と意気込む面白い人物だったので、名刺を交換。
ホテルに戻って、終了時刻が迫った大浴場へ急いで向かう。
風呂には先におじさんが一人入っていて(ホテル関係者?)、お湯に水を入れまくってすっかりぬるいお湯になっていた。
23:40 就寝。
今日は0時前に床につけた。