ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【本】柔らかい時計

2009年04月24日 22時03分28秒 | 読書記録2009
柔らかい時計, 荒巻義雄, 徳間文庫 207-2, 1981年
・人間の精神世界を主題にした妄想系SF短編集。六編収録。「SFなんて皆、妄想じゃないか」と思われるかもしれませんが、作中の登場人物が妄想するという意味での "妄想系" です。あまり一般受けはしなさそうですが、私的にはひさびさド真ん中ストライクの作品でした。まだこんな未知の凄い作家がいたとは。どうしてこれまで私のアンテナに引っかからなかったのか不思議に思い、著作リストを見てみると、どうも私があまり手を出さない娯楽小説(?)の作品を主に書いているためのようです。
・巻末には何故か丁寧な、『自筆個人年譜』と『書誌総目録』付き。
2009年【読書記録】印象に残った本暫定第1位! ……なのに現在絶版中。
●『白壁の文字は夕日に映える』
・「「そうね。わたしたちの患者よりも、あなた方の馬やアメリカ人の飼っているイルカの方が、はるかに優れているといいたいのでしょう。でもね、……」突然マルグリットは今にも泣き出しそうなくらい真剣な表情をわたしにむけた。「彼らは人間なのよ。わたしたちの同胞なのよ」  「単に、人間の型をしたけものといえませんか」  マルグリットが本気で怒ったのはその瞬間だった。マルグリットが蒼ざめた。  確かにわたしのいい方は悪かった。だが、わたしの言い方の方が現実的なのだ。わたしは、自分のいい分を訂正しなかった。残酷だったが、正しいのだ。」p.15
・「遺伝工学の研究がわたしたちの研究と協力しあえば、IQ50程度のコンパクトな象さえが、街を歩きまわる日も不可能ではないのだ。」p.16
・「<魔女の槌>という妖術裁判の手引書の存在を教えられたのもこの本だった。<魔女の槌>は十五世紀末に書かれたおそるべき魔女研究の書だった。わたしも思うが、この著書ほど、合理的で論理的な外見をとった独断が、ある邪悪な目的のために駆使された例は数えるほどしかない。」p.23
・「わたしは静かにマルコフにいった。「彼だって、課題を解決したぜ、見事に。将しく身体的能力によって……。知的な能力によらずしてね」(中略)もし人類が、進化の過程で、翼を手に入れたとしたら、飛行機は発明されなかっただろう。人類は空をとぶために、知的能力の助けを必要としないのだ。もし、わたしの仮説が正しいとすれば、バラードにとって、知的能力は不要だった。  バラードに知能はいらないのだ。」p.35
・「――『ナンシー・メイヤーソンのような超能力者は、これまで我々精神医学界が看過してきた空白の領域、精神薄弱者といわれる不幸な人々の中に、発見されぬまま、幾多となく存在していたのかもしれない。それは人類の全てが進化の過程の中で圧殺してしまった能力、潜在しながら、知能という人類特有の能力の発達によって陰のものとなった能力であり、我々が総称して本能と呼ぶ広大な領域、即ち動物たちの多くが、その能力によって生存している領域のうちにあって、……もし我々がこの能力を解放する手段を発見したとき、そしてこの本質的に原始の野性と密接に結合している能力を、人類の理性によって管理せしめることが可能となったとき、我々の文明は、その様相が一変してしまうにちがいない。古来、我々にとって進化の概念とは……』」p.42
・「「バラードは、超人的能力を持った幼児なのね」とマルグリットは眉をひそめながらいった。「わがままな子供。衝動のままに行動する。現実という壁を勘定にいれて、決して回り道をしない。我慢や忍耐、延期や断念を拒絶する赤ん坊……。この彼の幼児的(アンファンティール)な<退行>をどうやって防いだらいいのかしら」  「<退行>じゃないと思います」とわたしはいった。「バラードの場合は……」  「では、どう説明するの、あなたは」と彼女は尋ねた。  「系統発生的に我々とはちがう進化の道をたどりつつある新人類の一つの変異型ではないかと考えるのです」  マルグリットは沈黙した。」p.48
・「悪魔や魔女伝説にまつわる様々な記録は、その時代の人々にとって単なる妄想や空想の産物だけだったか。口伝えに伝えられているうちに、多くの歪曲と脚色がなされたとしても、その原形は事実的な何かから発生したのではなかっただろうか。たとえば空とぶ魔女の原型は……」p.50
・「「ぼくのいいたいのは、そういった魔女裁判批判のことじゃないんだ。あの裁判は、中世、近世史を通じて、人間の狂気の産物だったと思う。たしかに、妖術にしろ魔女にしろ、99%までは、病める者たちの想像上の産物であり、幻覚であり、錯覚であったはずだ。だが仮りにだが、1%でも事実が含まれていなかっただろうか。夜空をとぶ魔女が本当にいたのではなかったのか。また姿なき悪魔によって、実際に女が妊娠させられたことがあったのではないか……」」p.52
●『緑の太陽』
・「競りは、決して活気のあるものではなかった。それでも、最低値30カノンからはじまった競りは、徐々にあがっていった。この溝の中の強姦殺人屍体は、現場の保存状況からいって、かなり価値あるものにちがいなかった。」p.73
・「きっと、彼女は、採取作業をはじめる前に、<現場>の状況を点検し、場合によっては修正を加える必要があるかだうかを、考えているのだ。が、女はやがて<現場>の保存が完璧であることに満足した様子だった。わたしが調べてきた屍体芸術の知識によると、現実感(リアリティ)が必須の条件となるらしいのだ。ほんの少しでも局外者に荒されると、値打ちが、キズ物としてさがってしまう……。」p.75
・「表現のテクニックは見事だった。死の決定的な瞬間が、再現されていた。そして、<固定>されていた。  屍体芸術の最高の秘技が、そこにあった。ナンシーは、氏の瞬間以来、永遠化されているのだ。時間はそこで停止する。時間と共に化石化したのだ……。」p.78
●『大いなる正午』
・「《お前たちの種族は、時間を空間化して考える癖があるようだな。たとえば、時計という面白い道具があるらしい。それは、お前たち種族には、時間を直接知覚する感覚器官が発達していないためなのだろう。だが、空間は知覚できるらしい。それ故、お前たちは時計という道具を造りだした。時間を空間的なものに翻訳し、空間化して知覚するという方法を思いついた」p.147
・「その男の空間と時間の理論、生命と物質、純粋持続の概念など、またそれに続く後代の思想家たち、たとえばフッサールなど現象学派に属する連中なども、所詮はお前たち種族の生物学的能力の限界が、その存在論の大前提としてあったことを疑いもしなかったようだな。といっても、お前たち種族の宇宙的地位から言って同情すべき点はあったが……、としても、精緻を極めたそうした思想体系も、結局は知覚能力の限界とともに、限定された真理に過ぎなかった」p.148
・「しかし、われら<ハ>族にとっては、時間は有限なのだ。有限であるばかりか、時は加工し得るもの、裁断し、分割しそして集結させ得るもの、それより巨大なエネルギーをも掘り出し得るものなのだ。つまり、君たちの文明が物質を基礎に置いて成り立っているように、われわれに在っては、時こそが基本単位であるのだ」p.149
・「秘渓の峡で、こうして行なわれた異なる世界の種族の邂逅は、ヒトに大いなる智慧をさずけたようであった。彼には、<ニ>の<ウ>と、ヒトの<亜>世界とは、共に同一の法(ダルマ)によって律せられているようにも思えた。」p.153
・「それは<ニ>の上にいるもの、その越者の深遠にして計り知ることのできぬ設計意図より為されているようにも思われた。  というのも、ヒトはその過去において拾い読みした啓蒙哲学書の記憶をたどりながら、ライプニッツを思い浮かべていたからである。そのほとんど同時代人であるスピノザが、神を唯一原因として演繹して壮大無比の大ピラミッドを体系化したのに対し、この男は窓のないモナドより出発して、神の帰納的照明を試みた。その幾つかの教説の、最後の予定調和説――、そこで彼は神の設計意図を想定している!」p.155
・「《それは何だ。いや、ちょっと待て。大いなる正午! そうだ、<ニ>よ、おれも思い出したぞ。それは、おれたちの近代に在って超人を夢みた一人の夢想家の念頭に啓示された想念であった。『神は死んだ』と街頭で叫んで狂人扱いにされた男だ。権力の意志を志向して宇宙的巨人たらんとした男……! その名は<ニ>ーチェ……。ディオニソス的生成流転する宇宙の真相を直視できた哲人だ。ピラミッド状にそそり立つひとつの巨岩、その名を橄欖(かんらん)山と言った。ある日突然に、彼はこの山に対峙してその啓示を受けたといわれる。そうか、<亜>の硬さはかの橄欖山の硬さだったのか。それは偶然の暗号だのか、それとも何者かが彼に啓示を与えたのであろうか……。そして、あの "ツァラトゥストラ" の中に唱われる永劫回帰の歌……夜半の鐘が遠く十二度響きわたるとき、その回帰を主題とする "ツァラトゥストラ" の第三部は閉じられる――。『苦痛は言う、滅び行け、と。さあれ、すべての快楽は永劫を冀(ねが)う――!――深き深永劫を冀う――!』と》」p.164
●『柔らかい時計』
・「火星症研究家として著名な<火星のウエルズ>の報告書によると、火星の住民三万人の全数つまり百%が、地球の尺度でいう発狂状態にあるという。いわば、この惑星全体が、一種の気狂い病院というわけで、<ウエルズ>にいわせると、地球側の精神医学研究者にとって火星は、研究対象の宝庫なのだそうだ。殊に、最新の学問的傾向、比較社会学的生態学、社会的異常生態学(ソーシャル・アブノーマル)の分野からは、火星こそ絶好の惑星社会だと主張されている。」p.175
・「その時はじめて<ワタシ>はあの<柔らかい時計>というやつを見たのだった。  イシャウッド教授が、何気なく机の縁に置いた時計だった。  「珍しい時計ですね」と私は目を丸くして叫んだ。  「これですか、私の発明した新蛋白質で造ったものです」と教授はいった。「ちゃんと動いて時を刻みますよ。温度をうんと上げれば、チョコレートのように溶けてしまいますが、常温ではほらこの通り」  なるほど、柔らかい。それは、サルバドール・ダリの有名なあの絵のように、机の縁で、重力の法則通り折れまがって、だらり、下へ垂れ下がっていた。」p.183
・「サルバドール・ダリと松葉杖の特別な心理学的関係のことを、<ワタシ>は知っていた。屋根裏部屋の物置の中で、使い古したそれを見たとき、彼は衝動的に、一緒にいた女を足腰のたたぬほどぶちのめしたという逸話がある。そして、この松葉杖はダリの絵の中にしばしば現われる。これこそサルバドール・ダリの目指す柔らかい世界を支えるつっかい棒として必要な象徴的な小道具でもあった。」p.190
・「「私は、朝から鱈腹食べるたちでしてね」といいながら、<ダリ>氏は召使いから鉄皿の上でまだジュウジュウ音をたてて焼けている目覚し時計を受けとった。  時計は変形して、だらりと皿の縁までひろがっていたが、まだ動いていた。  <ダリ>氏は、それめがけて、息の根をとめるようにフォークをつき刺し、ナイフで刻みはじめた。喜悦のために顔はくしゃくしゃに変形していた。」p.195
・「つまりこういうことなのだ。柔らかい時計を摂取したために誘発された彼の嗜食症的傾向が顕在的な力を得、火星の時間を食い、その旺盛な主観的消化液が客観的時間を胃袋の中で消化改変し<排泄>しているのだ。きっとそうにちがいなかった。この火星の時空構造は脆弱だ。<ダリ>氏の強力な消化液なら容易に影響されうる性質のものだった。」p.198
●『トロピカル』
・「人間は自分をとりまく "世界" の絶対性を信じて安定している動物だ。価値観とか法則性とか信念体系とかいうものによりかかって安住しているのだ。」p.261
・「いまぼくが信じている仮設が正しければ、ぼく自身を含めてこの "世界" は、心霊子(プシコン)的世界であるのだろう。この "世界" の構成物質は、心霊子という非物質的粒子によってできあがっているのかもしれない。時間旅行者の肉体がタキオン化つまり心霊子的存在になっているのではないかという学説をどこかできいたような気もする……。」p.271
●『大いなる失墜』
・「Kはぼんやりと赤外線を放つこの地球軌道上に建造された中空の巨大な新しい天体を夢想していた……。もし、このような大天球ができたとき、人類は真の楽園をうるのであると。そのときまでに人類は変革され、この新しい天地に適応し、飢えることもなくこの空間を遊歩するのであると……。」p.333
・「巨大という意味が、何であったかということをKは悟っていた。まさしく、それとしかいいようのないそれは、そこに存在していたのだ。Kは、存在ということの重さを、重みとしてずっしりと悟った。あるのだ。まさに在るのだった。あるというのは、こういう存在のあり方を指していうのだ。Kは、あるということが、これほどまでに、おそろしいものだとは、今まで知らなかった。いまや木星は、空をおおいつくしていた。限りない広がりの大部分をおおいつくしているのであった。」p.336
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

▲閉店【食】たか天 [和食@室蘭]

2009年04月24日 08時02分15秒 | 外食記録2009
▲閉店 いつの間にか閉店 [2020.7.7記]
たか天(たかてん)[和食@室蘭][Yahoo!グルメ]
2009.3.17(火)11:50入店(初)
注文 天丼 850円

  
・JR東室蘭駅西口前の大きな交差点を、室蘭練成会(学習塾)前を通って国道側に1ブロック進んだ右手にあるお店。いつも前を通るたびに暖簾が出ていないので、もう営業していないのかと思っていましたが、平日に行くとやっていました。定休日は不明ですが、土日は休みなのかも。
  
・鄙びた雰囲気の店内はカウンター6席、イス席3卓に奥に座敷が2卓。客は私だけでしたが、出前の注文があるらしく、厨房はかなり忙しそう。

・メニューはそばと丼物が中心です。店に『天』の文字がつくので、期待して天丼を注文。
 
・天ぷらはエビ4本のみ。天ぷらに一口かぶりついて、異様な食感にびっくり。歯の先にエビの身があたることを予測していたのに、その歯ごたえがなく、空振り。よく天ぷらを検分してみると、その全長が9cmあるとすると、先端3cmが衣のみ、中3cmがエビの身、残り3cmが尻尾という構成です。衣はしんなりペトペト、タレは甘くもなくしょっぱくもなく中庸。後から数組お客さんが入ってきましたが、天丼を注文する声は聞かれず、これは地雷メニューだったか。。。これが5~600円ならまだ "あり" ですが、850円とは割高に感じます。
  
・ワカメがちょびっと入ったお吸い物風味の味噌汁とたくわん。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【写】室蘭港南防波堤灯台(室蘭)

2009年04月23日 22時00分34秒 | 撮影記録2009
●室蘭港南防波堤灯台(室蘭) 撮影日 2009.1.30(金) [Yahoo!地図]

・今回は白鳥大橋のたもとにある、気になる建造物を目指して探検。
 
・この日は結構寒かったが、海は穏やか。
 
・白鳥大橋全景。
 
・周囲には釣り人の姿がちらほら。
 
・海に向かってのびる堤防の先へ。
 
・堤防が折れると、向こうに目指す赤い建造物が。
 
・途中で見かけた懐かしい物体。そういえば一時期こんなの流行ったっけ。釣り人が釣り上げた物でしょうか。『厚底靴と白鳥大橋』
  
・ほどなくして堤防の先端に到着。気になっていたのはこの小さな赤い灯台。正式名称は『室蘭港南防波堤灯台』というらしい。

・コンクリートを赤く塗ったものと思っていましたが、近くで見ると細かいタイル張りでした。
 
・ほぼ真下からの白鳥大橋の眺め。
 
・祝津方面。
 
・寒いので早々に灯台を後に。

・途中で見かけたハクセキレイ。

・いつかは渡ってみたい大黒島。

・カモメ(ウミネコ?)と白鳥大橋。

・無事帰還。

[Canon EOS 50D + EF-S18-200 IS]
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【食】ビストロ プロスペレ アンサンブル [洋食@札幌]

2009年04月23日 08時01分04秒 | 外食記録2009
ビストロ プロスペレ アンサンブル(Bistro Prosperer Ensemble)[洋食@札幌][HomePage][食べログ]
2009.3.15(日)18:10入店(初)
注文 ディナーコース 3990円

★ホワイトデー企画第七弾。G様と家庭的な雰囲気のフレンチ店へ。
 
・札幌市西区民センターそばの大きな交差点から、札幌の中心部へ向かって300mほど進んだ左手の、ちょっと奥まった場所にあるお店。大通り(旧5号線?)から見てセブンイレブンの裏側です。
※当初は事情により写真の掲載を控えていましたが、後日お店の方よりわざわざ「写真掲載OK」の連絡があり、掲載の運びとなりました。お店の方に断りを入れ、他の客の迷惑にならぬよう節度を保った撮影であれば問題無いそうです。
 
・店内はイス席が約5卓に、カウンターが数席。テーブル上にはロウソクを立てたガラスの小瓶など、かわいらしい小物が置かれています。
・ディナーのコースは約4千円と6千円の二種類。今回は二人で同じ4千円のコースを注文しました。
  
・まずはじめに出てきたのは、丸い皿にちょこんと置かれた一口サイズのレバーペーストのミルフィーユ。滑らかで濃厚な舌触りのレバーペースト。次の料理への期待が高まります。

・かわいらしい前菜盛り合わせ。
   
・左上より時計回りに、人参のスフレ トリュフのソース、春ニシンとじゃが芋のテリーヌ、自家製ソーセージとベーコンのアルザス風キッシュ、豚肉のリエット。スフレがふわふわで優しい味。
  
・手長エビとズワイガニのトマトスパゲッティ。殻つきのエビとカニの爪がごろっと乗っています。パスタは目測40gの食べ切りサイズ。

・丸くて白い自家製パン。
  
・魚料理 鯛のミキュイ ラビゴットソース:火を通した鯛の身とレタスが交互に折り重なった上から緑色のソースがかかっています。
 
・口直しのシャーベット。レモン色でサイコロのような形状。柑橘系の味だったと思いますが、何味だったか失念。
  
・肉料理 仔羊のグリエ 菜の花とオリーブのソース:煮込んだ羊の肉に、角切りのジャガイモと菜の花のつけ合せ。
  
・デザート盛り合わせ フルーツとナッツの田舎風チョコケーキ、カマンベールチーズのムース、木イチゴのソルベ、ハーブのサブレ。みっちり高密度のパンケーキの上に白いアイスクリームと赤いシャーベットが乗っています。かわいらしい盛り付け。
 
・食後のコーヒー。お腹いっぱい、ごちそうさまでした。
・各料理が運ばれてくる毎に、スタッフの方より丁寧な説明はあったのですが、いずれも右から左へ抜けてしまい、この有様です。やはりメニューの情報は "文字" で欲しいところ。(※お店の方より丁寧にもメニューについて連絡がありました。感謝!
[2009.5.12 修正]

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【写】白鳥大橋展望広場公園(室蘭)

2009年04月22日 22時08分59秒 | 撮影記録2009
●白鳥大橋展望広場公園(室蘭) 撮影日 2009.1.30(金) [Yahoo!地図]
 
・こちらは室蘭名物の白鳥大橋のたもと付近にある小さな公園『いこいひろば』です。
 
・室蘭港湾事務所の建物と、白鳥大橋から、らせんを描いて降りる道路。
 
・公園に立つ碑。
 
・公園に置かれた木製のベンチ。手入れされていないのでボロっちいですが、よく見るとモダンでステキな造りです。
 
・階段があるのでこれを登る。
 
・後に出てくる展望台は知っていましたが、こちらの道は知りませんでした。
 
・坂の途中から見える風景。
 
・ビルにして3階分ほど登ると、ちょっとした展望スペースに出ます。白鳥大橋のすぐそば。
  
・更に坂の上を見ると登れそうだったので、道無き道を登ってみる。

・橋の支え部分のアップ。かなり大きな建造物です。
 
・『函館どつく』をはじめとする工場群の眺め。
 
・こちらが『白鳥大橋展望広場公園』の展望台。
 
・2階部分。こちらに立っている色付きの柱の太さが、白鳥大橋に使われているワイヤーと同じ太さとか何とか、うろ覚えですがそんな感じだったと思います。
 
・白鳥大橋と室蘭岳。

・橋越しの大黒島。

・階段を降りる。
 
・展望台の1階部分。屋根付きで雨の日でも大丈夫?
  
・長~~い階段を降りる。建物にして5階分ほどはあるでしょうか。今回は裏から上りましたが、こちらが正規の展望台への入口です。

・公園入口。

[Canon EOS 50D + EF-S18-200 IS]
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

▲閉店【食】ソクラテスのカフェ [喫茶@札幌]

2009年04月22日 08時01分42秒 | 外食記録2009
▲閉店 [2018.1.30記]
ソクラテスのカフェ [喫茶@札幌][HomePage][食べログ]
2009.3.15(日)17:20入店(初)
注文 コーヒー フレンチロースト 500円

・ホワイトデー企画、プレ第七弾。G様と行く予定の食事店が開店するまで、しばしの時間潰し。
  
・札幌市西区民センターそばの、大通りの交差点の一角に建つビルの地下一階にある喫茶店。同ビルの一階に入った『くすみ書房』に関連したお店です。前々から入ってみたかった場所。
 
・落着いた雰囲気の店内はカウンター数席とイス席が約10卓。そして古本が並んだ本棚が10個ほど。陳列されている本は、文庫、新書、単行本、大型本など一通り揃っています。それほど量は多くありませんが、古めの岩波文庫がズラリと並んでいたりと渋めの本が多く、興味津々で一応全ての書棚をチェックしました。さらに、店の奥の一角はギャラリースペースとなっています。
 
・地味だけど美味しいコーヒーでした。オマケにビスケットがつきます。食べてみると、子供の頃に食べたような懐かしい味。
・ヤスパース『哲学入門』など、計3冊購入。

   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【練】西端ゆりあヴァイオリン教室合宿

2009年04月21日 22時01分45秒 | 練習記録
♪西端ゆりあヴァイオリン教室合宿 2008.7.19(土)・20(日)・21(月)@産業技術教育訓練センター(札幌)

 ここ数年毎年参加(強制連行?)している、Y師匠のヴァイオリン教室の合宿の記録。もうかなり日が経ってしまったので忘れてしまった部分も多いのですが、覚えている分だけでも記録に残しておこうと思います。

<1日目 2008.7.19(土)>

●13:00 開会式
・開始ギリギリに会場に到着。特に "式" というほどの何事も無く、早速合奏開始。
・参加者数は30名強。

●14:00 全体合奏
・全体合奏課題曲:キラキラ星、タイプライター、ハンガリー舞曲第5番、モーツァルト交響曲第25番第1楽章。
・前半Y師匠、後半ゆりあパパの指揮で合奏。

●16:00 分奏
・子供たちは個人練習。大人は子供の練習の面倒を見るか、または課題の各アンサンブル曲の合わせ練習。


●18:00 夕食

●19:00 分奏
・子供たちは練習から解放。大人は分奏。

●22:00 消灯
・子供たちは就寝。大人は "オトナの時間" へ。
・風呂に入った後に順次宴会開始。

・宴会テーブルの脇で余興のカルテット演奏。Vn1 まこちゃん、Vn2 Y師匠、Va ぴかりん、Vc 室っち という目も眩むような豪華メンバーによる共演。その後、メンバーを代えつつジブリ系の曲ほか、いろいろ演奏。

●2:00 就寝
・ようやく就寝。お疲れ様でした。


<2日目 2008.7.20(日)>

・同室の某氏の大音量の目覚ましで目が覚める。曲はチャイコの『悲愴』より第1楽章。どこのオケかは知りませんが、鬼気迫る素晴らしい演奏でした。これは起きざるを得ない。

●8:00 朝食
・眠い。


●9:00 全体合奏
・朝っぱらから演奏開始。

●12:00 昼食
・冷やし中華、かに玉丼、シューマイ、プリン。

●13:00 分奏
・発表会時にいつも伴奏をお願いしているピアノの先生を招いて、シューマンだったかシューベルトだったかのピアノ五重奏を合わせる。ピアノの先生が道に迷って会場にたどり着けず、車で迎えに行くハプニングあり。
・ブラームスのクラ5の合わせ。

・途中の休憩でスイカをいただく。

●17:00 全体合奏

●18:00 夕食

●19:00 分奏

・子供たちは花火。
・遊びに来たクラ奏者を交えて、ブラームスのクラ5ほか。

●22:00 消灯
・入浴時、弦を押さえる左指先がヒリヒリ痛む。ここまで弾くのはこれまでほとんど無い事です。
・オトナの時間開始
・某氏が何故かO師匠に電話をかけだし、そしてまた何故か電話を渡される。いったい何をしゃべれと。

・酔っ払ったオジサン二人(うしさんと私)でメタボ対決。どっちのお腹が細いでしょうか。また、「どっちが若く見える?」アンケートでは大差で敗北を喫し、ショックを受ける。
・会が引けた後、居残りメンバーで関係するオケの運営に関するディープな議論が勃発。巻き込まれては眠れなくなってしまうので、お先に失礼。

●3:00 就寝
・しっかり寝ないと。。。


<3日目 2008.7.21(祝月)>

●8:00 朝食
・眠い。二日酔いで食欲無し。

●9:00 分奏
・最後の力を振り絞って楽器を持つ。


●10:00 全体合奏

●12:00 昼食

●13:00 おひろめ会
・合宿の成果を皆の前で発表。詳細後日。
 
・終了後、皆でアイスクリームを食べる。

●15:00 解散
・美唄弦楽合奏団関係者は居残り。アルビノーニのオーボエ協奏曲他。

●6:30 ホントの解散
・ほとんど弾きっぱなしの三日間、お疲れ様でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【食】蕎麦切り 春のすけ [和食@札幌]

2009年04月20日 22時00分38秒 | 外食記録2009
蕎麦切り 春のすけ(そばぎり はるのすけ)[和食@札幌][HomePage][食べログ]
2009.3.15(日)11:40入店(初)
注文 春たま(冷やしたぬき+納豆+卵黄)(太打ち麺)(840円)+春のすけセット(300円) 1140円

・ホワイトデー企画第六弾。F様と、たまには和食を。
 
・札幌の北7東3の、地図で見ると整然と区画された碁盤の目を斜めに衝ききる、細い一方通行の道路沿いにひっそりと立つお店。事前情報が無ければまず立ち寄ることは無いであろう立地です。
  
・ちょっと小洒落た和風の雰囲気のこぢんまりした店内は、カウンター6席に小上がり3卓。BGMはジャズ。

・具材がてんこ盛りの冷たいおそばに、日火木限定の『春のすけセット』をつけて注文。また偶然にもこの日から、注文時に細麺と太麺が選べるようになったとのことで、太麺でお願いしました。
   
・具は納豆、卵黄、カマボコ、キュウリ、カイワレ、ノリ、天かすなどなど。四角い断面の太麺は標準よりも断面積が2倍(一辺√2倍)ほどでしょうか。食べ応えあり。かなり期待が高かったのですが、そばそのものについては、香りや喉越しの点で、先日訪れた『ちく林』や『伊達 翁』の方が上に感じました。
  
・『春のすけセット』ヘルシー「そばの実ごはん」、ガーリック風味のハニー照り焼きチキン、ハムと水菜のサラダ。油断すると、ご飯だけが余ってしまいます。ペース配分に注意が必要。
  
・『かしわせいろ(細打ち麺)(760円)+春のすけセット(300円) 1060円』 F様注文の品。

・そば湯は、別途そば粉を溶いて作った物だそうです。トロッとした口当たり。
・店には一番乗りで入りましたが、その後続々と客が訪れ、あっという間に満席になってしまいました。かなりの人気店です。
・『夜の部メニュー』には気になるメニューがいろいろ。これは夜に訪れるべきだったか。

   
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【写】室蘭工業大学 イルミネーション・ファクトリー(室蘭)

2009年04月20日 08時00分43秒 | 撮影記録2009
●室蘭工業大学 イルミネーション・ファクトリー(室蘭) 撮影日 2009.1.27(火) [Yahoo!地図]

・ここ数年続けて行なわれ、冬の風物詩として定着しつつある大学のイベントを撮ってきました。イルミネーション点灯期間は1/24(土)~1/30(金)、時間は17:00~22:00です。
 
・こちらは大学正門を入ってすぐの前庭です。夜中の9時ごろに行ったので、ほとんど人の姿はありませんでした。
 
・はじめは手持ちで撮っていたのですが、ブレて全然ダメだったので(当たり前だ)三脚を使用。
 
・露出を上げてテスト。
  
・ちょうどこの時期は論文関係で研究室はバタバタする時期なのですが、ちょっと心和む空間です。
 
・普段見慣れた道が、ステキな光の回廊に。

・窓に映るイルミネーション。
 
・電球のアップ。
  
・土日には飲み物が出たり、ちょっとしたイベントなんかもやっていたようです。イルミネーションを見て周るだけなら5分もかからない程度の規模です。

・正門付近。前を通った車のテールランプの光跡が。
 
・大学のシンボルのオブジェ(名前失念)と耐震補強の柱を利用した "MIT" の文字。

・一人佇む雪だるま。また来年~♪

[Canon EOS 50D + EF-S18-200 IS]
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の細々したこと 2009.4.12(日)~4.18(土)

2009年04月19日 22時00分33秒 | 日記2005-10
皆様こんばんは。作るチャーハンがカレー味だろうとケチャップ味だろうと紅ショウガは欠かせないぴかりんです。

●4/12(日)

●4/13(月)

●4/14(火)

●4/15(水)
・ウイスキー・ダイエット
 ここ数日、昼の仕事中やたらと腹がすいてしょうがない。「なんでだろう?」と思い至ったのがウイスキー。帰宅後、ビールの替わりにいただき物のウイスキーを飲み始めたところ、ビールの消費量が通常の半分以下に激減したのが原因のようです。これで体重減るかな??

・雨
 4月に入ってからの室蘭は降水量ゼロの記録的な小雨、なんてニュースが流れてたが、朝起きてみると路面が黒く濡れていた。久々の雨。

●4/16(木)
・雪
 徒歩にて職場に向かう途中、空からひらひらと雪が数枚落ちてきた。

・ちゅーなから久々の呼び出し
 『ちゅーな』より着信。「とにかくちょっと来て!」と言うので寄ってみると、職場関連の知り合い達による宴会中。ハメられた。「何飲む!? なに?車?? 車なんか置いて帰れよー!!」 宴会に危うく引き込まれそうになるところを、どうにかすり抜け無事帰宅。

●4/17(金)
・ウェブサーバ構築
 職場のウェブサーバ構築の仕事を任された。計算機へのOS(Fedora)のインストールからして早くもつまずく。HDDが何故か認識されない。苦心の末、見つけたHDD認識のための操作は以下。(1)SATAボード経由で接続されていたHDDをマザーボード上のコネクタへ差し替え(BIOSでSATAボードが認識されないらしい)。(2)BIOSのSATAに関する設定を変更。購入したそのままでは動かず、この二点の操作をしなければ動かないとは、某有名メーカーの製品なのにずいぶん不親切な計算機です。先が思いやられる。

・ビールの壁
 資源ごみの日を逃すこと数度。油断していたらビールの空き缶が10箱分たまってしまった。その銘柄の内訳。
・サッポロ黒ラベル 3箱
・キリン一番絞り 2箱
・サッポロ クラシック 1箱
・キリン ザ・ゴールド 1箱
・エビス(白) 1箱
・サントリーモルツ 1箱
・サントリープレミアムモルツ(黒)1箱
オマケの瓶はエビス(緑)。どうやらサッポロ黒ラベルが一番好みらしい。前回とダブらないようになるべくいろいろな銘柄を買っているつもりですが、知らず知らずに好みが出るようです。

●4/18(土)
【練】ドイツ・レクイエム@千歳フィル
・千歳フィル、今季初参加。今回は札幌コダーイ合唱団との共同演奏会で、Kitaraにてブラームス作曲ドイツ・レクイエムを演奏。指揮は中村隆夫先生。あまり演奏する機会の無い大曲が弾けるとあってワクワク。
・今回はビオラで参加。「今日その席空いてるから、その席で弾いて」と示された席はトップ席。未知の曲を初見でトップ席で弾くとはなかなかしんどい状況です。
・「楽譜が無い~」と、練習の開始を遅らせてしまいました。反省。
・前プロの「悲劇的序曲」にて、ビオラの美味しいメロディーを何度も何度も弾かされる。「すばらしい!」とか言われてしまうと、調子に乗って弾いてしまうものです。
・ドイツ・レクイエムは、第2、第3曲を。ほとんど聴いた事の無い曲でしたが、素晴らしいメロディーが随所に。特に第2曲・練習記号[C]からの弦楽器は天国を思わせるハーモニー。しかし、フラット6つはカンベンしていただきたい。
・道内のオーケストラ情報誌『ゴーシュ』の方が取材に訪れる。

・本日の実家のツマミ
 手前より、イカの煮物、刺身、ナスのバルサミコ酢和え、キュウリとカブの漬物。

~~~~~~~
【PR】ぴかりん出演予定演奏会チラシ集
    

~~~~~~~
↓ランキング参加中です。応援の1日1クリックをお願いします♪
●人気ブログランキング投票
上の文字列または画像をクリックすることで、当ブログに得点が入ります。1日につき1回のみ有効です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする