ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【食】麺屋 丸鶏庵 [ラーメン@札幌]

2009年04月18日 22時00分01秒 | 外食記録2009
麺屋 丸鶏庵(めんや まるちあん)[ラーメン@札幌][食べログ]
2009.3.14(土)18:40入店(初)
注文 豚そば味噌 750円


・どこか手早く食べられる店はないかと、たまたま通りかかり入ってみたラーメン店。札幌市西区の山の手通り沿い、山の手小学校のそばにあります。丸鶏庵で『まるちあん』と読むのですね。後日、初めて読み方を知る。
 
・イマドキな雰囲気で小奇麗な店内は、カウンター8席に小上がり2卓。照明が薄暗く、写真を撮るのに苦労する。

・"豚そば" の文字にひかれてこちらを注文。特別混んでいたわけではなかったが、20分弱、少々長く待たされる。
   
・スープは見るからにいろいろな沈殿物が浮いており、いかにも濃そうな雰囲気。食べてみるとやっぱり濃い。作り手の工夫の跡が伺えます。麺は太め。具は、チャーシュー、長ネギ、モヤシ、キクラゲ、メンマ、ニンニクにひき肉がコロコロ。結局、"豚そば" が何を意味するのか、よく分からずじまい。
・私が入店した後にも客は続々と訪れ、3組目が入ったところで "売り切れ" となりました。その後も、せっかく来たのに "売り切れ" の掲示を見て残念そうに去っていく客が数組。かなり個性的な味なのでファンも多いのでしょう。

 
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【本】生命を探る 第二版

2009年04月17日 22時12分18秒 | 読書記録2009
生命を探る 第二版, 江上不二夫, 岩波新書(黄版)112, 1980年
・日本における生化学の第一人者による、『化学の立場から見た生命』。細胞を構成する分子のミクロの視点から地球外の生命というマクロの視点まで、専門外の人間でも十分読みこなせる平易な言葉で語られている。1967年に出版された第一版の改訂版。
・それとは知らずに手にとった本だったが、筆者は、この分野での有名な本、ワトソン著『二重らせん』の訳者でもありました。
・残念ながら筆者は故人ですが、この改訂版からも既に29年が経ち、第三版を書き直しても良いほどのめざましい進歩が生化学分野では現在も続いています。しかし「生命とは何か?」の答えが見えない状況は相変わらず。
・「生命を探る ――化学の立場から――  化学の立場から生命を探る、とは、生命現象を分子間の相互作用として理解することである。  それは前世紀以来「生化学」とよばれている。」p.i
・「化学者はまず、生命は何か無機界とは本質的にちがった物質を含んでいるのではないか、生物には無機界とちがった化学変化が行なわれているだろう、それを見出そう、と考えた。」p.1
・「19世紀初期の化学者は、有機物を合成する能力を生命の特性と考え、それを生命力に帰していた。ただ、生命力そのものについての意見は一様ではなく、ある者は神秘的な力として理解し、ある者は特殊な物理化学的条件として理解していたようである。」p.2
・「代謝が分子間の相互作用として理解されたとき、分子生物学の成立があってもよかったであろう。しかしそうはならなかった。分子生物学が成立するには、生物の最も基本的な性格である遺伝の本質が分子間の相互作用として理解されるのを待たねばならなかった。」p.10
・「10年余り前から生命科学という言葉が盛んにつかわれるようになった。しかし実はその意味は必ずしも一様な理解に至っていない。(中略)その社会的要請に即して、筆者は生命科学を「人間生活のための生物学」と理解する。」p.11
・「ここでは化学の立場から、生命科学の社会的要請にこたえて、生命を探ろうと思う。」p.13
・「20年以上も前に生命の問題を議論する会議がモスクワであったときに、ポーリング(米、1954年ノーベル化学賞)が、生命を定義することよりも、生命を研究することの方がやさしい。定義はしなくても研究はできる。化学者は定義しないで研究すればよい。そういうことをいったことがあるが、研究することによって本質がだんだんとわかってくるともいえる。」p.16
・「生命の存続を可能ならしめている最も基本的な行為は自己増殖である。そしてそれを含めてより一般的にいえば、英国の有名な生理学者ホルデーンの古い言葉をかりれば「正常な特異的な構造の積極的(能動)維持」といえる。」p.18
・「個々の生物をつくっている形態・物質は本来この地球上では不安定なものであり、いずれは無機物へ返されてしまう運命にあるのであるが、生きている限りは、それに抵抗して、維持されているのである。  われわれは、この維持のために、空気をすい、水を飲み、食物をとる。」p.25
・「「正常な特異的な構造の積極的維持」をするためには、われわれは食物をとらなければならないが、われわれは、まず食物のもっている、ほかの生物の特異的構造を徹底的に破壊して、特異性のない低分子化合物にしてから、吸収し、それを素材として、自己の正常な特異的な構造をつくりあげるのである。」p.28
・「以上、本来不安定なものの積極的維持には、まず素材エネルギーが必要であることをのべた。  実は、これだけでは大事なものが欠けている。一軒の家を建てるにも、材料とエネルギーのほかに、どのような家を建てるかを指定する設計図が要るだろう。(中略)ヒトの子はヒト。ヒトの子に急にサルの子が生まれたりはしない。「こういう子を作るのだぞ」という命令――それをわれわれは情報という――が、それをつくる場に伝えられているにちがいない。これを情報の伝達という。それは設計図の役割を果たす。」p.32
・「化学の立場から見ると、「地球型生物」の第一の基本的な特徴は、「水と炭素化合物を基盤的物質とした生物」といえるであろう。」p.40
・「生物が正常な生活現象を営むのに必要な元素を生元素といっている。」p.40
・「ヒトについて生元素であると一般に認められているものは、多量にある酸素、炭素、水素、窒素、ナトリウム、カルシウム、塩素、リン、イオウ、カリウム、マグネシウム、生物微量元素として、鉄、マンガン、銅、亜鉛、ヨウ素、セレン、コバルト、モリブデン、クロムである。ケイ素、フッ素、ニッケル、錫、バナジウム、臭素などもその必要性が報告されている。」p.42
・「地球上に天然にある元素は約90種であるが、生体はそのうちの10種ほどの元素でほとんど構成されているということは興味あることである。生物はどのようにして、この約10種を選んだのであろうか。」p.43
・「すべての天然の自己増殖能をもつものは、少くとも、水、タンパク質、核酸を含んでいる。(中略)ところで、水とタンパク質と核酸とをただまぜ合わせても、自己増殖能のあるものは生まれない。問題は「水とどのようなタンパク質とどのような核酸とが、どのような存在状態にあるときに自己増殖能が生まれるか」を解明することである。」p.47
・「「すべての生物は生命に最も重要なものは自分自身でつくれるようにできている。だから食う必要なんかないんだ。われわれは生まれてきた。ビタミンはつくれないから、食って命をつづけている。核酸はつくれるから食わんでよい。核酸をつくれないようなものははじめから生まれてくることさえできないんだ。」p.59
・「1800年代のはじめにベルツェリウスがいったことば「生物には合成を容易ならしめる特殊な条件がある」は、今なおそのまま通用する。この特殊な条件の一つ、あるいはむしろ、そこの主役を演じているものは生物の特殊な触媒であり、それが酵素である。」p.76
・「要するに、酵素は酵素作用(触媒作用)という機能をもったタンパク質である、ということになる。本章の最初にのべたように、「酵素は生きているか」という質問をしばしばうける。生物学者や生化学者の一般の常識からいえば、それは生きていない。しかし、赤堀四郎博士がしばしばいわれるように「タンパク質は生きている」という意見もないわけではない。実は「生きている」ということが定義されないので、これは議論にならないのである。」p.79
・「本書の最初に、「化学の立場から生命を探る、とは、生命現象を分子間の相互作用として理解することである」とのべたが、この「分子」のなかには、多くの場合に酵素が含まれているのである。」p.84
・「生物は熱機関ではない。エネルギー源としての栄養素の栄養価を熱量単位カロリーであらわすので、誤解をおこしやすいのである。(中略)いいかえれば、生物は、一般に、エネルギー源に含まれている科学的潜在エネルギーを、熱の形をへることなしに、いろいろな生物的仕事に変換しているのである。仕事をした後に、終局的には熱として外界に放出する。」p.88
・「これを言葉でいえば、エネルギー源としての栄養素の分解によって遊離されるエネルギーでまずATPがつくられる。ATPの形でエネルギーがためられる、といってもよい。次にATPが分解され、そのとき遊離されるエネルギーでいろいろな生物的仕事が行なわれる。もちろん、どの段階の反応にも、それを触媒している酵素が関係している。」p.97
・「要するに、すべての生物は、生活に必要なエネルギーをATPに依存し、そのATPは有機物中にたくわえられた化学的潜在エネルギーをうけてつくられる、ということができる。」p.102
・「細胞についてはいうまでもないが、細胞小器官といわれている細胞内の諸構造体(核、細胞膜、ミトコンドリアなど)が、それを構成している要素(いろいろなタンパク質、核酸、脂質、多糖など)から、何によって規定されて具体的な構造がつくられ、機能をもつかはほとんどわかっていない。これらは今後の生化学の大きな課題である。」p.135
・「微生物が合成しうるすべてのタンパク質の設計図はDNAの中に書き込まれている。ただ微生物は、自身のつくりうるタンパク質のすべてを実際につくってはいない。そのおかれた環境で生活に必要なタンパク質をはじめ、ごくわずかのタンパク質を合成しているにすぎない。ほかのタンパク質を合成する能力は、能力として保持しているが、通常は実際に用いていない。特殊な環境におかれ、特殊な酵素を合成することが必要な条件におかれると、誘導的にその酵素を合成するのである。これはいわば微生物細胞の自動制御である。」p.141
・「しばしばホルモンビタミンと並べて論じられる。ビタミンとはある種の生物(普通には動物)の生長または健康な生理的状態の維持に必要なもので、かつ、主要栄養素(高等動物ではタンパク質、脂質、糖類、塩類)から体内において調整することのできないものである。(中略)たとえばビタミンCはヒトにとってはビタミンであるが、ネズミにとってはホルモンである。」p.147
・「生物圏が地球上で果たしている役割を科学的に研究するのが地球生化学である。」p.151
・「生物学が地球生物学である限り、生物学は普遍的な科学とはいえない。宇宙生物学となってはじめて生物学は物理学・化学とならぶ普遍的な科学となりうるのである。」p.160
・「宇宙生物学の基本的法則というのは、天体の進化の一環としての生物の進化の法則にほかならず、天体の過去現在とそこの生物との必然的関係を明らかにすることである。  先にのべた宇宙生物学の第一の分野の目標はここにあり、従って私はむしろこれを普遍生物学とよびたいのである。実はこれこそが生物学であり、従来の生物学は地球生物学(実は地球を無視しているが)なのである。」p.163
・「生体高分子から、その複合系、原始的生命への発展がどのように行なわれたかについては、まだ一般に認められる説はない。実験的にも、原子細胞模型として、タンパク質などからなる微小球の形成などが行なわれているが、生命の起源との結びつきは疑わしい。  しかしいずれにしても漠然と、原始地球に形成した生体高分子を中核とし、さらに水、多くの低分子有機物の相互作用を経て原始細胞へと進化したと思われる。」p.186
・「もし太陽系内には地球以外に生命はない、ということが確定された暁には、太陽系外に一般の生命の存在を探求することは当分不可能なので、高度の文化をもった地球外文化の探究のみに期待をかけなければならない。」p.203
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【写】北広島市芸術文化ホール<花ホール>(北広島)

2009年04月17日 08時00分25秒 | 撮影記録2009
●北広島市芸術文化ホール<花ホール>(北広島) 撮影日 2009.1.18(日) [HomePage][Yahoo!地図]

・開演前の空き時間にホールを撮影。
 
・イスの行列。まん中のブロックは前後で頭の位置が重ならないように、微妙にずれて配置されています。
 
・ステージより。こちらは道内でも屈指の音響を誇る、座席数約600の中型の音楽用ホールです。
 
・照明の加減で、イスの下には不思議な影が。
 
 
・ホールのロビー。
 
・ロビーの窓はステンドグラスになっています。
 
・ロビーの階段を上がり、通路を通って二階席へ。
 
・上から見たホール全景。
 
・ステージに並ぶイスと譜面台。
 
・二階席の縁に沿って造花がぐるっとホールを取り囲むように飾られていますが、これが<花ホール>という名称にちなんだ物であることに今更気がつく。
  
・再びロビーに下り、車椅子用の通路を通ってホールへ。
 
・扉をいくつか抜けて舞台裏へ。
 
・舞台裏の様子。

・出番を待つ花束たち。開演はもうすぐ。

[Canon EOS 50D + EF-S18-200 IS]
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【食】伊達 翁 [和食@伊達]

2009年04月16日 22時00分11秒 | 外食記録2009
伊達 翁(だて おきな)[和食@伊達][HomePage][Yahoo!グルメ]
2009.3.14(土)13:15入店(2回目)
注文 鴨せいろ 1365円

・「どんな店だかよく知らないけど、とにかくすごそうな所で修行してきた人が開いたそば屋」ということで開店した当初は話題になり、おそらくこの界隈では一番有名なおそば屋さんではないでしょうか。まだ出来て間もない頃に来たことがあり、数年ぶりの再訪です。
 
・伊達市の中心部より東側に数キロ外れた、国道37号線沿いのセイコーマート(コンビニ)の裏側です。
 
・店内には靴を脱いで上がります。窓からはそば打ちの様子が見えるようになっています。
  
・木をふんだんに取り入れた造りで、非常に清潔感のある店内は、イス席4卓に掘りごたつ式の大テーブルが1卓。そして注文をとりに来るお姉さんは美人です。

・メニューにご飯物は無く、『そばのみ』の硬派なお店。もりそばが787円からとなかなかイイお値段。
 
・鴨の肉団子と長ネギの入ったつけダレ。肉団子は濃厚な風味。途中、薬味の柚子胡椒(?)を入れてみると味のバランスが壊れてしまい、失敗でした。
 
・緑がかった極細のそば。口にツルッ!と入ったかと思うと、スポーン!と喉の奥へ消えていきます。他店では感じることの無い、爽快な喉越し。これだと、もう一枚くらいは余裕でいけそうです。前回訪れた時は、「まぁ、こんなものか」とそばの印象はほとんど残らず、値段の高さのみが印象に残りましたが、今回は「さすがは有名店」と思えるおそばでした。しかし、やはり値段のことを考えると、これくらい美味しくなくては困る、といったところ。

 
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【写】支笏湖(千歳)

2009年04月16日 08時02分43秒 | 撮影記録2009
●支笏湖(千歳) 撮影日 2009.1.17(土) [Yahoo!地図]

・またまた支笏湖畔の駐車場で寄り道。ここまで、おそらく支笏湖が撮影地として最頻出。
 
・駐車場からの苫小牧方向[左]、札幌方向[右]の眺め。
 
・東方向に見える山。地図を見てみると『紋別岳』というらしい。

・規則的な山の襞。
 
・雲間から顔を覗かせる太陽。
 
・太陽からの光を受けてきれいに輝く水面。向こう岸は風不死岳。
 
・行く手にそびえ立つ恵庭岳。

・恵庭岳山頂のアップ。あの岩山にも登れるのかな? と調べてみると、現在は崩落の危険があり立入禁止だとか。
 

・雲が移動し、刻々と景色が変わっていく。

[Canon EOS 50D + EF-S18-200 IS]
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【演】炎の第九 演奏会2008 in 千歳

2009年04月15日 22時03分54秒 | 演奏記録
千歳市市制施行50周年記念事業
炎の第九 演奏会2008 in 千歳
2008.7.13(日)15:00開演, 千歳市民文化センター大ホール, 入場料 前売2500円・当日3000円(全席自由)
指揮 小林研一郎, ソプラノ 清水まり, アルト 串田淑子, テノール 経種廉彦, バリトン 福島明也, 管弦楽 千歳フィルハーモニーオーケストラ, 合唱 炎の第九合唱団, パート 2nd Violin

ベートーヴェン作曲 交響曲第9番ニ長調 Op.125「合唱付き」

・実家にて、「今度 "コバケン" 指揮の演奏会に出ることになった」と話題に出すと、「そういえば、あんたが小さい頃に "コバケン" 指揮の演奏会に連れてったっけねぇ……」と母親の返事。え!? そうなの!? まっったくそんな記憶はありません。子供の頃に聴いた演奏会の有名指揮者による指揮で、まさか自分が演奏することになろうとは。「夢にも思わなかった」とはまさにこの事。
 
・当日は大勢の人出が予想されるため、出演者用駐車場は会場に隣接する千歳中学校のグラウンドでした。たかが一演奏会のために、ここまでの措置がなされるというのは初めての経験です。千歳の市をあげての一大イベントであることを実感。
 
・開演前の会場のロビーでは、市制50周年の記念のちょっとしたイベントが。この他演奏会だけでなく、様々な催しが開かれていました。
 
・本番前の舞台裏にて。写真は私の楽器ケース。普段はダブルケースにバイオリンとビオラを入れてますが、この日は万が一に備えてバイオリンを二丁持っていきました。
  
・リハにて「お客さんがお金払って聴きに来ている以上、皆さん "プロ" なんだから!」の檄の後、いよいよ本番へ。
●1楽章
・「ボクねぇ……過去に、二回、いや三回だったかなぁ~~ 出だし(主にホルン)がどぉーしても納得いかなくて、演奏を途中で止めて、客席に向って "ごめんなさい!" って謝って、やり直したことがあるの…… ココではそうならないといいんだけどなぁ~~」 これは奏者にとって最高の脅し文句。いやがおうでも緊張感が高まります。しかし、本番は拍子抜けするほど、いともあっさりと開始。
・17小節目の爆発からはオケ全体がもう全開! 私もしょっぱなから弓の毛を切る。
・コバケン氏はリハーサルにて各パート、各奏者に出した指示を逐一覚えているらしく、それらをクリアするたびにいちいち、親指立ててサイン出したり、「そうだ!」とうなずいたりで、「そこまでしなくていいから、指揮に集中して下さい~~」と、弾いてるこっちが心配するほどの気の遣いよう。
・無我夢中で弾くうちにあっという間に終了。
●2楽章
・「メトロノーム通りに弾いてはいけない」、「常に前につんのめるように」の指示。機械的に弾くと音楽が死んでしまう。他所のオケでもよくある指示ですが、その実現がなかなか難しい。しかし "コバケン" の手にかかると、やらざるをえない不思議。
・演奏に多少事故あり。
・大きなリピートは無しで。
・無我夢中で(略
●3楽章
・『第九の三楽章』と言えば眠い音楽の代名詞的存在ですが、おそらく眠くなる聴衆はいなかったであろう演奏。
・事前の練習を特に念入りに行った、12小節目の管から弦への音の受け渡しが絶品。
・途中、Vn1が美しいメロディーを奏でる下、Vn2はピチカートばかりで暇な部分があるのですが、「Vn1弾ける人は弾いて!」の指示で、めでたく、オイシイメロディー(6連譜部分とか)を1ページ分ほど弾かせていただきました。
・練習記号[B]・133小節~:楽譜上はどうということもないのにテンポが危うくなる難所。本番も怪しくなり、必死にトップにあわせる。
・この楽章、いや、今演奏会最大の山場のホルンソロ。奏者全員が息をのんで見守る中、見事決まりました。通過後ホッとして脱力。
●4楽章
・難しい出だしの金管隊、本番直前の白井先生(芸大講師;ゲストとしてVn2トップで参加)の特別練習の甲斐あってバッチリ。
・静かに始まる『歓喜のテーマ』。オケ全体を支えるコントラバスは大きめに。音量バランスの大切さを改めて実感。
・合唱ソリストさん達はいずれも名のある方々なのでしょうが、リハが終わると四人とも楽譜を手に、コバケン氏のアドバイスを聞こうと指揮者の控え室前に集合していたのが印象的。中でもバリトンの方は「こんなバリトン、聴いたことねぇぇー!」という超弩級の声量でした。テノールの方はコバケン氏に名前(難しい)を覚えてもらえず、残念。
・練習記号[K]・431小節~:三連譜の続くフーガの難所、無事通過。
・627小節~:オケ無しの合唱のクライマックス部分が泣ける。コバケン氏、客席を指すパフォーマンス。「ホールの外まで音を飛ばせ!!

・演奏後、コバケン氏に贈呈された花束は、ホルン奏者へダイビング! 今回のMVPということでしょう。また、コバケン氏の挨拶では、「ボランティアで、また来年も振りに来たい」のお言葉。ま、毎年ですか。。。とっても魅力的ではあるが、体がいくつあっても足りないような。
・今回は序曲無しということで、当初は物足りなく感じましたが、終わってみると "第九" 一曲で充分でした。
・今演奏会を何とか工大オケの後輩にも聴かせたい、ということで、会場の案内係のアルバイトとして10名弱を潜り込ませることに成功。
・合唱団用に作成した木製ベンチは、当初は個々に引き取り手を探す予定だったが、結局、Kitaraに一括して引き取られることに。いつか、その出番を目にすることがあるかも。
・コバケン氏の指導は、特に変わった事を言うわけではなく、とにかく音の大小のメリハリをつけたり、楽譜通りの音程・リズムを要求したりといったシンプルなものですが、これまで接してきた指揮者とはやはり何かどこかが違います。喩えるなら、『音符の一つ一つに炎を灯す』音楽造りで、切れば血の吹き出るような音楽を紡ぎ出す。「その弾き方も良いと思うけれど、こうした方がもっと良くなると思うなぁ~」という、奏者を決して否定しない点が強く印象に残りました。とにもかくにも、ただただ衝撃的。とても文章では書き切れない体験をさせてもらいました。これでまたオケの深みにまた一歩。
・客数約1200名[目測]:前の方にパラパラと空席はあったが、ほぼびっちり。後日「聴きに行ったよ」という方々から様々な反響が。それぞれにかなりのインパクトがあった演奏だったようです。中には「ぴかりんはコバケンより目立ってた」なんてお言葉も。

《関連リンク》
【練】『炎の第九』まで残りひと月(2008.6.17)
【練】『炎の第九』チケット完売(2008.7.9)
【練】『炎の第九』 一週間前(2008.7.10)
【練】『炎の第九』宣伝(2008.7.11)
【練】『炎の第九』コバケン氏登場(2008.8.5)
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▲閉店【食】明日葉 [居酒屋@室蘭]

2009年04月15日 08時05分22秒 | 外食記録2009
▲閉店 いつの間にかビルごと無くなっていた [2020.1.7記]
明日葉(あしたば)[居酒屋@室蘭][Yahoo!地域情報]
2009.3.13(金)23:05入店(初)
注文 酒とツマミいろいろ

・職場の飲み会の三次会にて。
 
・室蘭市の繁華街である中島町の中心部からやや外れた、知利別川の川っぷちに建つ小さな飲食店が多数入った『大津ビル』の1階突き当たりにあるスナック。写真は店を出るときに撮った物なので、看板の電気が消えています。
 
・店内はカウンター9席にソファー席が2卓、そしてスタッフのお姉さんが2名。

・カナディアンクラブ(ウイスキー)。もちろん自分のボトルなど無いので、人のお酒をご馳走になる。

・おつまみのお菓子。

・果物。
 
・アサリの酒蒸。

・一度分かれていた2次会の本隊もこちらで合流し、計10名ほどに。

・神の河(焼酎)。人のボトルからせっせと味見。
 
・三石こんぶ焼酎。自前で持ち込んだ酒(一次会の余り?)。記憶が定かではありませんが、モロに「コンブ!」な微妙な味わいだったような。

・せっせと写真を撮っていると、「外にもいろいろありますよ」と壜を並べてくれました。

・こ、これはまた高そうな…… 開けてしまうと●十万は飛びそうです。
・時間を忘れて喋っていたら、「そろそろ閉店で~す」のお姉さんの言葉でその場はおひらきに。時計を見ると『3:10』。一次会が18:30開始だったので、なんだかんだで9時間弱も飲んでいた計算になります。当初は一次会のみで帰るつもりだったのですが。。。お疲れ様でした。
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【本】現代科学のキーワード

2009年04月14日 23時02分25秒 | 読書記録2009
現代科学のキーワード 知っておきたい256の新知識, 読売新聞東京本社科学部, 講談社ブルーバックス B-1438, 2004年
・最新科学技術の雑学集。複数のキーワードが細切れではなく、系統立って一つの章にまとめられているので読み易く、図表も豊富でちょっとしたレポートなんかにも使えそうな内容の濃さです。類似の内容の本をこれまで数冊読みましたが、その中にあって良い出来の本だと思います。
・執筆陣:三島勇、保坂直紀、増満浩志、吉田典之、三井誠。
・「最新の科学が正しく理解できる! ユビキタス、ゲノム創薬、温室効果……。著しく進歩する科学の世界には、新しい造語や難解な用語が溢れている。その中から、現代科学をする手がかりとなる256語をキーワードとして選び出し、新聞社の科学部記者たちが読み物形式で分かりやすく解き明かす。専門書のように難しくなく、辞書のように無味乾燥でなく、楽しく読み進めながら、自然に科学の知識が身につく。」表紙
・「雪が降り、それが積もって自らの重さで氷に姿を変えて大陸を厚く覆ったものを氷床というが、この氷床が地球上のどこかにある期間が氷河時代だ。現在は、南極大陸やグリーンランドに氷床があるので、氷河時代ということになる。現在の氷河時代は約3800万年前に始まったらしい。」p.17
・「太陽から来るエネルギーと地球から出て行くエネルギーの形が違うので、同じ大気を通過する場合でも、両者の事情は全く違う。赤外線は、可視光に比べて格段に二酸化炭素に吸収されやすい性質を持っている。だから、大気中に二酸化炭素が増えると、地面から放出される赤外線はこれまで以上にたくさん大気に吸収され、そのエネルギーが熱に変わる(図1-1-1)。したがって、気温も上がる。  このように、地面から放出されるエネルギーを二酸化炭素などの大気成分が途中で捕らえてしまい、その結果、地表に近い大気の温度が上がることを温室効果という。」p.20
・「気象庁が発表する震源は、この広がりを持つ震源域の中で最初に地上波を出した場所のこと。つまり、ずれ始めた場所だ。」p.25
・「地震の規模はごく小さいものから大きいものまで幅が非常に広いので、それを表すマグニチュードの数値は、見やすいように幅を圧縮して、2増えるとエネルギーは1000倍になるように決められている。」p.26
・「遺伝子レベルであれ、種のレベルであれ、生物の多様性が失われた時に、私たち人類の生活にどのような影響が出るのか、実はまだよく分かっていない。よく使われる説明に、飛行機のリベット論がある。つまり、「飛行機は、機体に打ち付けられているリベットが一本や二本抜けただけで墜落するわけではないが、抜ける数が増えるにしたがってもろくなり、ついに限度を超えて壊れる」という比喩だ。」p.60
・「単純に言えば、丈夫な設計図を持つ人は、多少の暴飲暴食に耐えられるが、そうでない人は、生活習慣に気を付けないと、糖尿病や高血圧、ガンになってしまう。病気になるのは、設計図の特徴と生活習慣との兼ね合いということだ。」p.68
・「1 はしで豆をつかむ  2 明日の予定を考える  3 童話を声に出して読む  これらの中で、どれが一番、頭を使うだろうか。東北大学・未来科学技術共同研究センターの川島隆太教授らの研究では、答えは意外にも「童話の音読」だ。脳は、単純な読み書きや計算をする時に、最も活発に働くのだという。」p.83
・「乳腺の細胞がもとになっているので、豊かな胸で知られる歌手ドリー・パートンにちなみ、クローン羊は「ドリー」と名づけられた。」p.86
・「遺伝情報は「究極のプライバシー」などともいわれたりする。」p.92
・「クローン人間を作り出すには、それほど大がかりな施設がいるわけではなく、一般の産婦人科の施設があれば十分だ。」p.96
・「基本粒子の仲間には、クオークのグループのほかに電子のグループ、そしてニュートリノのグループがある。いずれの粒子も、これ以上は細分できない。」p.147
・「素粒子物理は、なぜ宇宙はこの形で存在し、人間がどうしていまこの時にいるのかという、近代科学の成立以前から繰り返されてきた問いに答えようとする営みだ。」p.151
・「プロとアマチュアの違いについて、ある研究者は「プロは、自分で解決可能な課題を見つけ、きちんと答えを出すのが仕事。一生かかっても解決できないような夢を追うのではアマチュアだ」と説明する。」p.153
・「米国は結局、ウラン型とプルトニウム型の原爆の開発に成功した。(中略)45年8月6日に広島にウラン型原爆を、三日後の9日には長崎にプルトニウム型原爆を投下した。」p.156
・「動燃(現核燃料サイクル開発機構)が国産技術だけで開発した新型転換炉「ふげん」(福井県敦賀市)は、経済性が悪く、電力業界が実用炉として導入を拒否したため、「ふげん」で培った技術が実用炉として花開かないまま、開発が打ち切られ、「ふげん」は03年3月に運転を停止し、閉鎖された。」p.159
・「高速増殖炉が頓挫をきたし、プルサーマルも暗礁に乗り上げ、プルトニウム利用は停滞してしまっている。そうこうするうちにプルトニウムは再処理でどんどん増えていく。日本政府は早急な打開策をまとめないと、海外からの疑いの目はますます厳しくなってくるだろう。」p.168
・「水は、374度、220気圧を超えると、液体でも気体でもない超臨界水となる。この超臨界水は非常に強い分解能力を持つため、PCBやダイオキシンといった有害物質の分解などに期待が集まっている。」p.188
・「生物の反応条件は常圧、常温で、原材料は私たちが食べる食物。技術的に考えると、特殊な環境、装置は一つもなく、しかも高効率で行われるという非常に優れたシステムだ。ナノテクノロジーの大きなお手本であり、目標となっている。」p.199
・「2001年3月にまとまった「科学技術基本計画」では、ナノテクは生命科学、情報通信、環境と並ぶ四本柱に位置づけられた。」p.200
・「電波のアナログ、デジタルとは、電波に乗せるデータが、音声などのアナログデータか、1か0か(二進法)のデジタル情報か、という違いにつきる(図9-1-1)。」p.217
・「CDMA(=Code Division Multiple Access)は、すべての端末が一斉に電波を出す "ごちゃまぜ" 方式だ。電波は混信してしまうが、端末ごとに与えられた目印を信号に織り込むことで、処理回路内で同じ端末からの信号が自動的に区別され、分けられるようになる(図9-1-2)。」p.224
・「トロンは多くのメーカーに採用され、携帯電話やビデオカメラ、カーナビ、自動車のエンジン制御など機器組み込み用のOSとして世界シェアの約六割をトロンが占めている。国内の携帯電話に限れば、八割がトロンを採用する。」p.228
・「近年、子供の好奇心の低下が問題になってきた。いわゆる理科離れ現象だ。文字通り、理科嫌いの子供が増えているわけだが、最近、理解以外の教科はさらに嫌われているというデータも出てきた。つまり、「勉強嫌い」の増加(図10-1-1)で、知的好奇心離れという新たな言葉も、専門家の間で広がり始めている。」p.233
・「新技術などにつながる可能性を秘めた独創的な "タネ" を、大学の基礎研究で生み出してもらい、それを企業の手で応用まで育てる――そんな大学と企業の連携が期待されている。」p.243
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【社】樽前山神社(苫小牧)

2009年04月14日 08時01分49秒 | 参拝記録
●樽前山神社(苫小牧) 撮影日 2009.1.14(月)[HomePage][Yahoo!地図]
・遅ればせながら、夕暮れ時にたまたま通りかかった神社へ初詣。

・こちらは苫小牧市街から支笏湖方面へ抜ける国道276号線に程近い場所にある大きな神社です。

・少し小高いところにあるので、境内からは苫小牧の街の灯りが見えます。
 
・初めて訪れたのですが、かなり立派な神社です。正月ももう10日以上過ぎているので、訪れる人の姿はまばら。

・『平成二十一年の厄年及び長寿祝いのご案内』
 
・今年も一年無事過ごせますように。
 
・夜中の撮影はなかなか難しいです。

・帰り際におみくじを引いていく。結果は『末吉』。
  
・おみくじを結わえつけて、初詣完了。

[Canon EOS 50D + EF-S18-200 IS]
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▲閉店【食】スナック ミレニアム [居酒屋@室蘭]

2009年04月13日 22時00分59秒 | 外食記録2009
▲閉店 後に別な店がオープン [2020.1.7記]
スナック ミレニアム [居酒屋@室蘭][Yahoo!地域情報]
2009.3.13(金)20:50入店(初)
注文 酒とツマミいろいろ

・職場の飲み会の二次会にて。二次会本隊とは別れて某氏と二名で別な店へ。
 
・室蘭市の繁華街、中島町の知利別川からモルエ(大型商業施設)へ抜ける道路沿い、ローソンの向かいの雑居ビルの一角にあるスナックです。
 
・店内はカウンター約7席とソファー席が1卓にお姉さんが二名。このような雰囲気の店に来るのは久しぶり。今回のように誰かに連れて来てもらいでもしないと、まず来ることはありません。
 
・一次会にて「アブサンって酒知ってる?」という会話がきっかけでこちらの店にやって来ました。写真が目的のお酒のアブサン(ABSINTHE)。アルコール度数68度のキツイお酒です。昔はメジャーな酒だったそうですが、最近はこれを置く店は少ないのだとか。

・グラスに注ぐと緑がかったきれいな色をしており、氷を入れると白濁します。薬草系の香りがプンプンとして、口に入れると青臭さがモワ~ンと広がります。これ青汁?? 同席の某氏曰く「飲み会の締めにこれを一杯飲むとシャキッとする」だそうです。

・ママさん手作りのツマミいろいろ。
  
・ゴボウの揚げ物、サンマの煮付け、ホタテの稚貝。
  
・ママさんが誕生日にお客さんからもらったという花。

・オールドパー。新たに一本入れてみると、ラベルが違っていました。「どっちか、まがい物なんじゃないの!?」と話題に。

・カウンターに置いてあった焼酎(泡盛?)を味見。
 
・手作りカレー。冷凍保存していたらしく、イモがドロっと舌の上で崩れます。
・以上の会計、二名で総額●万円ナリ。ごちそうさまでした。
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