魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

30年目のACブルゴーニュ

2006年04月11日 | ワイン ~2019年
おいおい、これは反則でしょ!
という1976年のロベール・アルヌーのACブル赤。
多分中味はニュイ・サン・ジョルジュの格落ちと推測されます。

リコルクされていたので、それもあってか元気です。
ACブルだけに奥行き、深みは大したことはありませんが、その元気さには
舌を巻きます。決めては「酸」。酸の持つ張りが果実味をだらけさせません。
タンニンは細かく穏やかです。枯れ葉やオレンジピールの風味も伴って
落ち着いた味わいで心地良いです。

普通のACブルを後生大事に30年抱えていたら、こうなるのでしょうか?
多分ワインは生きていても、こっち(私が)が医者に酒を止められている
可能性が極めて高いです。

何よりも元気が一番。長生きして美味しいワインをたくさん飲みましょう。

コメント
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