魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

レクイエム

2009年08月02日 | Weblog
今日は叔父の葬儀だった。

仕事の合間を縫って参列した。




近所の山に住んで、私が子供の時からよく知っている叔父だ。

叔父の持っている林でカブトムシやクワガタも採ったし、
昆虫や植物や、そして夏を子供心に満喫させてもらった。
サルビアの蜜の味を知ったのも叔父の花畑だった。


特別に可愛がってもらった記憶はないのだけれど、いつも優しく
見守ってくれていた気がする。


一見、厳しそうな外面は、私の結婚式の仲人を務めてくれた時より
親しさへとゆるやかに変わっていった。


清酒が大好きで、酒豪で、ワインには興味も示してはくれなかった
けど、考えてみるとじっくりと一緒に飲んでみたかった気がする。
が、やはり私とでは酒量が違いすぎるなぁ。



さて、今日はたまたまというか、偏っているだけかもしれないけど、
ワインがいつもよりたくさん売れた。
不思議と高価なワインも売れた。


きっと・・・叔父さんのお陰なのかもね。
多分お客さんの背中を押してくれたんだね。


私自身は無宗教で、ましてや霊、守護霊など普段はまったく信じも
しないけど、今日だけはふと思う。


「ありがとね、叔父さん」


きっと、ずっと、かなわないけど、飲むときには叔父さんくらいの
酒豪を目指して飲むことにします。

酔った私を「へたれが!」と叱咤してください。
次のお盆、精霊流しの時は、精霊船を担ぐことができるといいな。


コメント
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