魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

友あり遠方より来たる

2011年04月10日 | ワイン ~2019年
今日は岡山より学生時代の友人が来崎。


江山楼が多かったので、老李(ラオリー)にて、皿うどん、麻婆豆腐、
角煮、坦々麺、杏仁豆腐など一緒につつく。


20年以上ぶりだ。


癌を患ったらしいが見事に回復。昔と変わらず元気だった。素晴らしい!

親のこと、子どものこと、いろいろと語った。

良い具合に歳を取ったようだ。こちらの方がちょっと情けないか。



まあ、いいでしょ。



今日は心許せるピノを。






2001 メルキュレ(ドメーヌ・ド・レルミタージュ)

「tastevinage」のマークが入っていますね。

これは「タストヴィナージュ」と読み、テイスト・オヴ・イヤーという意味合いで
味利き騎士団(タストヴァン達)による選定ワインを意味します。

実はたいした意味ではなく、ブルゴーニュの騎士団たちが宴会で飲んで、「この
ワインは美味しいぞよ!」といったものに付けられる称号みたいなものです。
おっさんたちが旨かったよ!と飲み干したワインという意味ととらえると分かり
やすいでしょう。


さて10年経ったワインですが、香りはまだ若々しさもあり、張りのあるベリー、
フランボワーズやオレンジピール、焼けたレンガやドライフルーツなど。


味わいは酸がしっかりとして輪郭を形取っているのでだれていません。
背筋のしゃんとした凛々しさがあります。程良い熟成具合で、今がピークだと
思います。良い飲み頃でしょう。美味しいですよ。


人間関係もこんな風にしっかりと残るものは残り、ほどよくほぐれ、優しく
味わい深いものでありたいですねっ。

コメント (3)
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