魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

そろそろ気づいたら?

2011年04月18日 | ワイン ~2019年
選挙戦がまた始まりました。

あえて候補者の方々に言いたい。


選挙カーはうるさい! あのね・・・・・


「選挙カーで名前を連呼してもそのことで票を入れる人っていない」ですよ。


つまり選挙カーは無駄です。


それぞれの政策や人がら、支持政党やつながりのある会社、人脈、地元の町
などなどいろいろ思惑があって入れるので、名前呼んで走っても無駄です。

さらに政策を叫んでも、顔が見えないので本気にしませんよ。


いい加減に気づいたらいいのに。

それでもうるさい選挙カーは今日も走り続けるのですね。




さて、先日に続き赤の方を。


「白が良く出来ていたから赤も素晴らしはず」というのが当てはまらないのも
この世界の常。







2009 ロンボ ロッソ
   (伊、赤、600円程度)

モンテプルチアーノ、サンジョヴェーゼ種。とにかく安い。

香りは動物肉臭、干した肉、昆布、カツオブシだし、固い革手袋など
ちょっと詰まって固めの香り。


味わいも革っぽくて固くて、自然な果実味が出ていません。
ちょっときついな~。


時間が経ってほぐれても、やはりコアは残り、アタックに少し苦み、
もっと大らかでピュアな果実味が出るともっと良くなると思います。

多分、醸造過程でもうひと工夫あればぐっと良くなりそうな感じは
あります。ただ、価格が価格なので期待するのは難しいでしょうか。
でも同じ銘柄の白はとんでもなく成功しているんですから、この赤も
もうちょっと頑張っていただきたいです。


最近スーパーの棚割を見るにつけ、安ワインばかり売れているようで、
とある好立地のスーパーではワイン全体のうち1000円以上のアイテムは
1割もありませんでした。

いったい皆さんはいくら平均で飲んでいらっしゃるのでしょう?
どんな味わいのワインを飲んでいらっしゃるのでしょう?
ふと沸いた疑問です。

選挙カーよりも私はそちらを気づかねばならないようです。

コメント
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