魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

M社試飲会 in 長崎

2013年05月22日 | ワイン ~2019年
昨日はM社の試飲会でした。


約100アイテムですが、力が入っているのが分かりましたよ。






M社はもうほぼお馴染みのラインナップなのですが、気になったいくつかを
自分の復習も兼ねてご紹介しましょう。


これから。



まず泡ものですが、シャンパーニュでなく、イタリアの本気を垣間見た気が
しました。泡ものの説明で、すぐにシャンパーニュを標準として例えたり、
出したりする時代も変わっていくのかも知れません。それほどの出来でした。






スペインはこれ。お手軽で2003年の熟成もの。
歳とってる割にちゃんとした果実味も残り、クリアでした。






このボルドースタイルのイタリアン「イル・フトゥーロ」美味しかったです。
しっかりと旨味溢れる正統派の味です。







このルナという白ワイン、良い感じでした。
樽の使い方が絶妙で、感心させられたほどです。マルバジーアとシャルドネで
すが、シャルドネだけ樽を使うという秘技。クリアで生き生きとしたマルバジ
ーアを生かしつつ、ゴージャスさを演出するというハイテクニック。







この辺りはさすがに文句は言いません。ありがたくいただきます。
ダル・フォルノ・ロマーノさんのヴァルポリチェッラのスペリオーレも美味しい
よな~。







国産ワインもあって、特にこの甲州種の白ワイン。がんばっている国産ワイン
も良いんです。




そして最後に・・・・・





2006 アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ(ダル・フォルノ・ロマーノ)


うーーーん、しびれます。ジワリジワリと押し寄せるアーシーな果実味と
深み。黒土やブラックチョコ、コーヒーやスパイス。じんじんと押し寄せます。
そしてその余韻がじわーーーんとたなびきます。さすがにアマローネの神様
ですね。味わえたことに感謝です。

会場でお話しした方全員に、「これはぜひ飲んでおいたほうが良いですよ」と
言ったと思います。なかなか巡り会えないワインでしょうね。
M社の出品のお陰で500円で体験できるのですから心の中でお礼を言いました。


このワインを飲めただけで、本日はラッキーな日でした。1万円クラスのワイ
ンを中高生のようにしてしまう大人といった余裕の貫録でしょうか。


ぼちぼちと新入荷を入れてラインナップに反映させていこうと思います。


コメント
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