魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

梅雨、そんな時には・・・

2013年05月28日 | ワイン ~2019年
いよいよ九州では梅雨入りです。

なんか早いですねえ。
そして憂鬱。

湿気が多くてイヤですよね。


そして緑が一番濃くなる時期でもあります。

見てください。








近所にある、草が生い茂る家です。斜面地の空家が飲みこまれています。


植物が人工物を飲みこんでいく様を垣間見ることができます。
植物の生命力ってすごいですよね。
廃墟マニアの私?にはそれが良く分かります。


何万年も経ったら、木材は朽ちて、金属は錆びて、瓦はいつか砕けて土に帰る
んでしょうか。



さて、そんなジメジメした時期でも、心が少しはさわやかになれるワインを
ご紹介しましょうか。


今夜はこれ。






NV ル・タン・デ・フリュイ ロゼ パンプルムース
  (仏、ロゼ、ワイン+グレープフルーツ、千円台前半)


区分けはリキュールとなります。ビオワインにグレープフルーツを混ぜて
ほのかに甘く、アルコール8%で仕上げてあります。
パンプルムースとはグレープフルーツのことです。


香りはとてもフルーティー。文字通りピンクグレープフルーツ。つややかで
ちょっとセルロイド。香料系です。


味わいですが、軽やかですいすいと入ります。グレープフルーツの軽~い
苦みがアクセントですが、ほのかに甘く、とても心地良くて、すいすいと入り、
止まらなくなります。ビールより気が利いていて、とっても美味しいです。


私のような辛党飲兵衛さんでも受け入れられる味わいです。もちろんワイン
初心者や特に女子にはもっともっと受けることでしょう。


思うにジュースの「バヤリースオレンジ」がほのかに苦みがあって、良いアク
セントになっているのに似ていると思います。それがワインで、しかもビオ
ワインなので、口当たりがソフトでするすると飲めてしまうのでしょうね。

さわやかな喜びが訪れることでしょう。
何とか梅雨を乗り切ってまいりましょう。


コメント (5)
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