魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ビオ屋

2013年05月16日 | ワイン ~2019年
今日は福岡出張でした。


ビオ中心の輸入元さんで50アイテムほど。


いろいろと仕事もたまっていたので速攻で帰ってからお仕事。
なんかきつかです。

しかも写真撮り忘れ。おいおい。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!



でもその会場で面白い場面に遭遇しました。

多分福岡のショップの方ですが、私の試飲するそばで店員さんと打ち合わせを
していたのです。

店員さん「このワインはどうですか?」

ショップ社長「あ、それは高いもん、売れないよ」

店員さん「そうですか、じゃ、これ美味しかったけど、使わないんですか?」

ショップ社長「そんなのはビオ屋に任せとけばいい」


私・・・“ビオ屋!”


なるほど?!と、ちょっと面白かったんです。

そんな言い回しもあるんだなあと感心。もちろんこのショップではビオワイン
(自然派ワインとか有機栽培ワインのことと思ってください)を看板に掲げて
販売してはいないのでしょうね。


まずは前提条件としてお伝えしておきましょう。
実際に「ビオ」を掲げていなけど、まさに「ビオの造り」をしているワインが
ごまんとあるのです。「ビオもしくは自然派」を謳ってなくても、ラベルなどに
表示がなくても、自然派のワインはたくさんあります。(命名の仕方も???)
まずはその事実を書いておきます。


上記の方針は当店も同じです。ビオであろうがなかろうが、「美味しいワインを
売る」というのが鉄則なので、思わず感心した部分があったのです。

自然派やビオを看板出して販売しているショップやレストランはたくさんありま
す。私もそれは否定こそしませんが、名前や看板にばかりにこだわりすぎちゃ
ねえ・・・と思う部分が多いんです。


そこで、いきなり「ビオ屋」という言葉に吹き出しそうになったわけです。


まあ、そんなこんなの試飲会。

そのうち数アイテム入ります。お楽しみに。



さて、今夜はこれ。





2012 マーティンボロー リースリング
  (NZ、リースリング種、白、2千円台)

香りはクリーンでミネラリー。青い柑橘や青草。石油香などほとんどしません。
香りだけでリースリングとは分かりません。

味わいはとてもドライです。酸が強いです。ちょっと出過ぎか。
厚みはある程度はあるのですが、酸のせいでとてもシャープです。
ミネラル感はありますが、オイリーさは弱くリースリング特有の感じでは
ないので、ブラインドだと当てきれません。

シャープでハーシュなリースリング。採用は厳しいかなあ。



ところで昨日アップした「ラパンアジールの日々」。
ぜひ聴いてやってください。良い曲だと思います。
誰も聴いてくれないと、星空の下でぽつんとやってるような淋しい感じがしま
す。よろしくお願いいたします。


コメント
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