魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

素晴らしいぞM・G

2008年02月12日 | ワイン ~2020年
「KY」で空気が読めない?
「きもい」で気持ち悪い??

おかしいでしょ!!
空気読めるも「KY」だし、
気持ちいい、だって「きもい」だよ。
最近の略語は非常に矛盾だらけ。

さて、「Brg」と書くと一般的には「ブログ」と一瞬勘違い?
しかし、ワインマニアにとっては「ブルゴーニュ」に決まっています。
(ブログはBlogです)

「MG」というとミシェル・グロ?ではなくマグナムボトルですね。



さて本日の試飲は・・・そのミシェル・グロです。

2005 ブルゴーニュ ルージュ(ミシェル・グロ)
   (仏、ブルゴーニュ地方、赤、2千円台半ば~後半)

高くなりましたね~。
取り扱い輸入元が多く、入手もさして困難ではない造り手ですが、
それだけにその実力は過小評価されていると思います。

ジョルジュ・ルーミエくらいに入手困難だったら、きっとプレミアが付いて
羨望の眼差しで見られるに違いない?私も大好きなドメーヌです。


さてこのワインですが、このクラスとしては濃くしっかりした色合い。
瑞々しく健全で、充実したベリー系とサロンパス(ミント)、熟したビワ
などが香ります。

味わいはつややかで滑らか、酸やタンニンを覆う果実味が見事です。
充実感と旨味、陰に、輪郭をはっきりさせる酸や骨格となるタンニンを
感じますが、やはり果実味が主役です。

きれいで素晴らしい!!
この年の良さ、魅力は十分です。最良年の02年のリリースしたてと比べても、
05年の方に軍配が上がりそうな気がします。
それほど良い気がします。

たかだかACブルですが、数年の熟成を経て、最高の美しいACブルになるかも
知れない?可能性を感じます。

過去ミシェルではなくジャン・グロ(お父さん)の名前で出された
92と95は驚くべき美しいACブルでしたが(実際に造っているのは同じく
ミシェルでした)、この年はその伝説を凌ぐ可能性があります。



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